4月18日,敦賀海上保安部は,海難事故や災害の発生に対処するため,福井県警本部と合同訓練を実施した。敦賀海上保安部からは巡視船“つるが”(PL-91)が。福井県警からはヘリコプター“くずりゅう”が参加し,合同離着船訓練を行なった。
4月24日,巡視船“こじま”(PL-21)が,令和5年度遠洋練習航海に向けて呉を出港した。今年度の遠航は,4年振りの世界一周で,総航程は25,000浬,期間は来たる8月2日まで(総日程101日)。乗船者は実習生52名(うち女性9名),乗組員39名(うち女性6名)で,寄港予定地は以下のとおり。 ▷サンフランシスコ(アメリカ,5月9~13日),▷ボルティモア(同,5月31日~6月5日),▷ピレウス(ギリシア,6月20~24日),▷シンガポール(7月14~19日),▷マニラ(フィリピン,7月23~27日)。
5月1日,海上保安庁は創設から75周年を迎えた。昭和23年(1948年)5月1日,運輸省(当時,現国土交通省)の外局として設立され,今年(令和5年〈2023年〉)節目の年となったもの。
4月21日,巡視船“おおすみ”(PL-202)が三菱重工マリタイムシステムズ玉野本社工場で竣工した。本船は平成30年度(2018年度)第2次補正計画による“みやこ”型の2番船で,総トン数は3,500トン。尖閣諸島近海をはじめとした領海警備と大規模災害派遣の両方に対応可能な設計がなされている。配属先は鹿児島海上保安部で,5月1日に同地に到着した。
ティッセンクルップ・マリン・システムズ(TKMS)は5月26日に,エジプト 海軍向けMEKO A200EN型(アル・アジズAl-Aziz級)の2番艦アル・カハル Al-Qahhar(905)を引き渡した。同級は4隻の建造が決まっており,年末には3 番艦アル・カディルAl Qadeerも引き渡しの予定。なお,1~3番艦はドイツで 建造するが,4番艦はアレクサンドリア造船所でライセンス建造する。
韓国海軍のFFXバッチIIことテグDaegu級フリゲイトのうち,7番艦のチョナ ンCheonan(FFG-826)が就役した。建造所は現代重工(HHI:Hyundai Heavy Industries)の蔚山造船所。艦名は,2010年3月26日に北朝鮮による攻撃で沈 没したポーハンPohang級コルベットから引き継いだ。
5月5日にハンブルクのブローム・ウント・フォス(B+V)造船所で,ドイツ 海軍向けブラウンシュバイクBraunschweig級(K130型)コルベットのエムデン Emden(F266)の就役式典が挙行された。K130バッチIIでは2隻目,バッチIか らの通算では7隻目にあたる。
フランス海軍の攻撃原潜ペルルPerleが,2020年6月12日に発生した火災事故 による損傷の修理作業を終えて,5月17日から試験航海を開始した。まず浮上 航走で機関と操艦に関する試験を実施した後,5月22日に最初の潜航試験を実 施したところ。同艦は,火災で損傷した部分の船殼と中身を,退役した同型艦 サフィールSaphirから転用して修復された。
英海軍の戦略原潜ヴァンガードVanguard(S28)が,2015年12月からバブコ ックで実施していた重整備・炉心交換(LOP〈R〉:Long Overhaul Period 〈Refuel〉)を終えて艦隊に復帰した。経費の上昇に加えて,技術的支障や COVID-19の影響に見舞われたためにスケジュールが延びて,7年もかかった。
沿海域戦闘艦(LCS)向けの対機雷戦ミッション・パッケージとAN/AQS-20機 雷探知ソナーが,5月1日付で初度運用能力(IOC:Initial Operational Capability)を達成した。米海軍海洋システム軍団(NAVSEA)が5月2日に発表 したもの。これに先立ち2022年の秋から,インディペンデンスIndependence級 のシンシナティCincinnati LCS-20を用いて,運用評価試験を実施していた。
ロナルド・レーガンRonald Reagan CVN-76に代わって,2024年から横須賀へ の前方展開を開始する予定の米空母ジョージ・ワシントンGeorge Washington CVN-73が,遅れていた炉心交換を含む大規模オーバーホール(RCOH: Refueling and Complex Overhaul)を完了した。2017年からハンチントン・イ ンガルス社のニューポート・ニューズ造船所で作業を始めたが,予定の完了予 定だった2021年から,2年も長引いた。
オーストラリア政府が,AUKUSの枠組みに基づく原潜導入を担当する組織と して,オーストラリア潜水艦庁(ASA:Australian Submarine Agency)を発足 させることになった。原潜の調達,納入,建造,維持管理,廃棄までを所掌す る組織。現在は原潜タスクフォース(Nuclear-Powered Submarine Taskforce)が作業を担当しているが,これを7月1日付けでASAが引き継ぐ予定 となっている。
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