オーストラリア政府がネーバル・グループとの間で,プロジェクト・シー 1000ことアタックAttack級潜水艦の計画打切りに伴う補償合意をまとめた。支 払う違約金は5億5,500万ユーロ(8億3,000万ドル)だという。
6月17日,中国海軍3隻目の空母となる003型福建Fujian(艦番号18)が, 上海の長興島にある江南造船所で進水した。進水前の同艦を俯瞰撮影した写真 を見ると,飛行甲板の艦首部分に2カ所とアングルド・デッキ部分に1カ所, 細長い仮設上屋が設置されていることから,同艦は3基のカタパルトを設置す るものと推察される。アイランドは従来の中国空母と同様に対空捜索用のフェ ーズド・アレイ・レーダーを持つほか,平面アンテナを埋め込んで統合マスト 化されている。アイランドの占有面積は大幅に縮小されたが,内部を煙路が貫 通していることから,スペースの余裕はあまりなさそうだ。
ポーランド海軍向けコルモランⅡ Kormoran Ⅱ (258型)掃海艦3隻の追加 発注が,6月26日に実現した。これで同級は総勢6隻の陣容となる。総額25億 ズロチ(5億6,400万ドル)の案件で,2026~27年に納入の予定。
6月30日,スウェーデン南部カールスクローナにあるコックムスの造船所 で,スウェーデン海軍向けA26型潜水艦の1番艦ブレーキングBlekingeの起工 式が行なわれた。
ヴァーヘニンゲンに拠点を構えるハル・ベーン社(Hull Vane BV)が,オラ ンダ海軍のホランドHolland級OPV(Offshore Patrol Vessel)に取り付けるハ ル・ベーンを納入した。これは艦尾の水線下,後方に向けて張り出すコの字型 の部材で,曳き波や艦の動揺に起因するエネルギーを利用して推進力に変換, 省エネ化を図ろうというもの。
ネーバル・グループがロリアンの同社造船所で6月14日に,オランダ海軍向 け新型掃海艦の1番艦フリッシンゲンVlissingenの起工式を実施した。これ は,オランダ海軍とベルギー海軍が6隻ずつ共同調達する2,800トン級掃海艦 のうち,オランダ向けの一番手。
セヴェロドヴィンスクのセヴマシュで建造を進めている露海軍向けヤーセン Yasen M型(885M型)の3番艦,クラスノヤルスクKrasnoyarskが,6月26日に 白海で最初の試験航海を実施した。原型となる885型からの通算では4隻目とな る。
オースタルUSAはNAVSEAから,中型浮ドック(AFDM:Auxiliary Floating Dry Dock Medium)の詳細設計と建造,慣熟訓練,納入,データ・パッケージ などを,1億2,805万ドルで受注した。契約期間は2025年8月までで,オプショ ン契約分まで含めた総額は1億2,815万ドル。
フィンカンティエーリ傘下のマリネット・マリーンは,米海軍海洋システム 軍団(NAVSEA:Naval Sea Systems Command)から,FFG(X)ことコンステレ ーションConstellation級フリゲイトの設計・建造について,オプション契約 分を5億3,688万ドルで受注した。これは同級3番艦チェサピークChesapeake FFG-64を対象とする契約で,デジタル環境のサポート業務も契約に含んでい る。
6月18日にジェネラル・ダイナミクス傘下のバス鉄工所で,アーレイ・バー クArleigh Burke級駆逐艦の72番艦ジョン・バシロンJohn Basilone DDG-122の 進水式が行なわれた。また,カルロス・デル・トロ(Carlos Del Toro)米海 軍長官が6月10日に,同級89番艦DDG-138について,J.ウィリアム・ミデンドル フJ. William Middendorfと命名することを明らかにした。
6月25日にノーフォーク米海軍基地で,ヴァージニアVirginia級攻撃原潜モ ンタナMontana SSN-794の就役式典が行なわれた。同艦は通算21番艦,ブロッ クⅣでは3隻目にあたる。
ニュージーランド海軍では,2隻のアンザックAnzac級フリゲイトを対象と する近代化改修(FSU:Frigate System Upgrade)を進めていたが,このうち 2番手のテ・マナTe Manaが工事を完了。5月末に帰国した。ロッキード・マ ーチン・カナダを主契約社として,シースパン造船所で改修を実施したもの。 目立つ特徴として,短SAMシステムをMBDA製のシー・セプターに改めた点があ る。
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