ジェネラル・ダイナミクス傘下のバス鉄工所(GDBIW)は米海軍から,ズム ウォルトZumwalt級駆逐艦の3番艦リンドンB.ジョンソンLyndon B. Johnson DDG-1002に搭載するLMVLS(Large Missile Vertical Launch System)ローン チ・モジュールについて,1,968万ドルの先行調達契約を受注した。これで, 同艦もLMVLSを装備してCPS(Conventional Prompt Strike)を載せる道筋がつ くことになる。
インド・ムンバイのマザゴン・ドック造船所(MDL)で,インド海軍向けニ ルギリNilgiri級(17A型)フリゲイトの5番艦タラギリTaragiriが進水した。 同級はMDLとガーデン・リーチ造船所が分担して7隻を建造中である。7月に4番 艦がGRSEで進水したほか,MDLで6月末に7番艦を起工している。
台湾国防部が沱江Tuochiang級ミサイル・コルベットを10隻,追加建造する と発表した。これは中国との緊張が高まっているのを受けた,装備近代化構想 の一環。艦名はネット上での公募により決定している。追加建造する量産型で は,対艦ミサイルとして雄風Ⅱと雄風Ⅲ,76ミリ砲に加えて,国産の海剣Ⅱ型 対空ミサイルを装備すると報じられている。
オランダ海軍ではワルラスWalrus級潜水艦の代替計画を進めており,2019年 12月に,候補をネーバル・グループ(仏)のバラクーダBaracuda型,サーブ・ コックムス(スウェーデン)のA26NL型,ティッセンクルップ・マリン・シス テムズ(独)の212CDE型に絞り込んでいる。そして11月半ばに,この3社に対 して最終提案を求める文書を送付する運びとなった。併せて,予算の上積みを 決めている。予定建造隻数は4隻。
バーケンヘッドでPIP(Power Improvement Project)改修を実施していた英 海軍の45型駆逐艦ドーントレスDauntlessが,改修作業と,その後の試験航海 を完了した。この後は,さらに年末までかけて,艦の整備や搭載システムのア ップグレード改修を実施する。
サーブはスウェーデン軍国防資材局から,スウェーデン海軍の潜水艦セーデ ルマンランドSodermanlandを対象とする延命改修の契約を4億7,000万クローネ で受注した。同級はもともとヴェステルイェトランドVastergotland級の3番艦 として建造されたが,2003年に実施した大改修の後は新たにセーデルマンラン ド級となっている。今回の契約により,蓄電池の交換など50カ所の改修を実施 して,6年間の延命を図る。
9月の最終週に,中国海軍向け075型揚陸艦の3番艦安徽Anhui(艦番号33)が 就役した。建造所は1,2番艦と同様に上海の滬東中華造船で,2021年1月に進 水,同年11月から試験航海を実施していた。配備先は東海艦隊。
9月16日に,タイコンデロガTiconderoga級巡洋艦のうち15番艦のモントレイ Monterey CG-61が退役した。続いて9月の最終週に,アンツィオAnzio CG-68と ヒュー・シティHue City CG-66も退役した。これらに先立ち,8月には同型艦 のヴェラ・ガルフVella Gulf CG-72も退役している。
9月14日にカリフォルニア州サンディエゴで,米海軍のインディペンデンス Independence級沿海域戦闘艦(LCS:Littoral Combat Ship)のうち,2番艦コ ロナドCoronado LCS-4の退役式典が行なわれた。同艦の就役は2014年のこと で,まだ8年足らずしか経過していない。このほか,同級12番艦のオークラン ドOakland LCS-24が,9月下旬に神奈川県の横須賀基地に寄港して,日本の艦 艇ファンの間で話題を集めた。
9月7日にハンチントン・インガルス社のインガルス造船所で,サン・アント ニオSan Antonio級ドック型輸送揚陸艦フライトⅡの2隻目,ピッツバーグ Pittsburgh LPD-31の建造工程がスタートした。同艦は通算では15隻目にあた る。
英海軍は,空母プリンス・オブ・ウェールズPrince of Walesを米東海岸方 面に派遣するディプロイメント“Westlant 22”を計画,同艦は8月27日にポー ツマス基地を出航した。ところがその直後に,右舷機の推進軸まわりにトラブ ルが発生しため調査したところ,推進軸の結合部のほか,舵にも損傷が見つか った。そのため,修理を実施することになり,ディプロイメントは不可能との 判断になった。そこで代わりに,1番艦のクイーン・エリザベスQueen Elizabethを出す話が決まり,先月号で既報のように,同艦は9月7日にポーツ マスを出航してアメリカに向かった。プリンス・オブ・ウェールズは今回のデ ィプロイメントに際して,F-35Bの艦上運用に必要な資格認定を実施する予定 だったが,これもキャンセルになった。
第1次大戦と第2次大戦を経験している米戦艦テキサスTexas BB-35は退役 後,記念艦としてテキサス州ヒューストン東方のサン・ジャシント州立公園 で,係留展示されていたが船体の老朽化で漏水がひどくなっていた。そこでテ キサス州は,3,500万ドルの修理費用を支出すると決定。これを受けて,テキ サスは8月31日に曳航されて現地を出発,同じテキサス州のガルヴェストンに 向かった。浮ドックに入れて修理した後は,より多くの訪問者を迎えられる場 所に移転して再公開する構想。
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