アメリカ,カナダ,フィンランドの3カ国は,極地で運用する砕氷船を共同 で建造・調達する,ICE(Icebreaker Collaboration Effort)という枠組みを 創設する意向を明らかにした。各国間での情報共有,建造に従事する人材の育 成,この3カ国で建造する砕氷船を調達するパートナー国の募集が3本柱。こ れらを通じて,産業基盤の維持・強化と,安全保障・経済面の関係強化を企図 していると説明される。なお,この件についてはアメリカのボリンジャー造船 所が参画する模様。(Jane's 2024/7/15)
米海軍は,Mk41垂直発射システム(VLS)に洋上でミサイル・キャニスター の再装填を行なう,TRAM(Transferrable Rearming Mechanism)という計画を 進めている。現在は地上試験を実施する段階で,そのうち第1陣が7月の第2 週に完了した。この試験は,カリフォルニア州ポート・ヒューミネの海軍水上 戦センター(NSWC:Naval Surface Warfare Center)で行なわれている。 (Naval News 2024/7/19)
米海軍海洋システム軍団(NAVSEA:Naval Sea Systems Command)は,ジェ ネラル・ダイナミクス傘下のナショナル・スチール&シップビルディング (NASSCO)に対して,新型潜水母艦AS(X)の設計・開発契約を2,055万ドルで 発注した。契約期間は2025年6月末まで。詳細設計と1番艦の建造を加える と,1億ドルの案件になる。(Jane's 2024/5/16,DoD Contracts 2024/7/9)
オースタルUSAで建造を進めている遠征高速輸送艦EPF(Expeditionary Fast Transport)のうち,16番艦の艦名がランシングLansing EPF-16に決まった。 カルロス・デル・トロ米海軍長官が7月22日に発表したもの。(US Navy 2024/7/22)
ジェネラル・ダイナミクス傘下のバス鉄工所で建造したアーレイ・バーク Arleigh Burke級駆逐艦の72番艦ジョン・パシロンJohn Basilone DDG-122が, 7月8日に米海軍に引き渡された。同艦はフライトⅡAに属する。 また7月27日に同じバス鉄工所で,同級77番艦パトリック・ギャラガー Patrick Gallagher (DDG-127)が進水した。 7月29日には,フリーダムFreedom級沿海域戦闘艦(LCS)の14番艦ナンタケ ットNantucket LCS-27の領収が実現した。領収試験は昨年12月に実施してお り,それから半年以上が経過している。(GDBIW 2024/7/8,NAVSEA 2024/7/8,同2024/7/30)
7月25日にカリフォルニア州サンディエゴのノース・アイランド基地で,日 本から米本土に戻った米空母ロナルド・レーガンRonald Reagan CVN-76と,同 艦と入れ替わりに日本に2度目の前方展開を実施するジョージ・ワシントン George Washington CVN-73によるハル・スワップが始まった。これは,両艦の 乗組員が互いに艦を乗り換えるもの。ただし全員がそのまま入れ替わるわけで はなく,対象となったのは乗組員のうち約13パーセント程度にあたる350名ほ ど。(US Navy 2024/7/25)
試し読みはコチラ 単品でご購入はこちら <目次内容> 【表紙】 艦首方向から見た米USV「レンジャー」 【カラー写真頁】 中国専門誌のCGで見る海戦用無人アセット! リムパック2024のハイライト 今年も実施!陸奥湾における機雷戦訓練 ロシア海軍記念日を目前にバルト海で確認されたロシア・中国海軍艦艇たち 夏の江田島!幹部候補生学校遠泳訓練とLCAC整備場 齋藤海将が第36代海幕長に! 防衛省における着任行事 70周年を迎えた呉地方隊「いずも」体験航海と阪神における海自イベント アメリカ北東部の保存艦たち 米空母「ジョージ・ワシントン」と「ロナルド・レーガン」サンディエゴでハル・スワップを実施 野を越えて…ドイツ保存潜水艦U17の大移動 「ピッチ・ブラック24」に見るイタリア海軍の雄姿 台湾海巡署の遠洋巡護船「巡護9號」が日本に寄航&海保と共同訓練 英海軍45型ミサイル駆逐艦「ダイヤモンド」ポーツマスに帰港 巡視船「つがる」東南アジアでの海賊哨戒から帰投! 巡視船「いよ」の体験
ネーバル・グループは6月27日にロリアンで,アラブ首長国連邦向けゴーウ インド2500 Gowind 2500型コルベットの2番艦アル・エマラトAl Emarat (P111)を引き渡した。2019年に受注,2022年5月に進水して,昨年から試験 航海を実施していた。1番艦バニ・ヤスBani Yas(P110)は2023年に引渡しを 済ませている。 排水量2,800トン,全長102メートル,幅16メートル,速力25ノット,航続距 離4,500浬/15ノット。主兵装はOTOメララ76ミリ単装砲,VL-MICA用のVLS(16 セル),エグゾセMM40ブロックⅢC対艦ミサイル8発,3連装短魚雷発射管2 基,RIM-116 RAMの21連装発射機,遠隔操作式機銃2基など。(Naval Group 2024/6/27)
チリ海軍は“Escotillón IV”計画の下,全長110メートル級の輸送揚陸艦4隻を建造する計画を進めている。これは,ヴァード・マリン(Vard Marine)のヴァード・シリーズ7をベースとして,チリ海軍の要求を受けた仕様変更を実施した,「ヴァード7 411型」と呼ばれるモデル。4隻のうち2隻は発注済みで,国営造船所ASMARで2022年5月に1番艦の建造工程を開始,2023年5月に起工式を実施した。現在1番艦で使用する船殼ブロック30個ほどのうち,7個を船台に搬入済みとのこと。(Jane's 2024/6/21)
ティッセンクルップ・マリン・システムズ(TKMS)は,6月6日にブラジル・イタジャイのエスタレイロ・ブラジル・スール造船所で,ブラジル海軍向けタマンダーレTamandaré級フリゲイトの2番艦ジェロニモ・ジ・アルブケルケJerônimo de Albuquerqueを起工した。同級は4隻建造の計画。(Naval News 2024/6/8)
インドネシアのスラバヤにあるPT PALで6月5日に,インドネシア海軍向け 新型フリゲイトの2番艦の鋼材切出しが始まった。同級は,アフマド・ヤニ Ahmad Yani級(旧蘭ヴァン・スペイクVan Speijk級)の代艦となる新型フリゲ イトで,レッド・ホワイトRed White級と呼ばれている。ベースとなっている 設計は,バブコックのアローヘッド140。予定建造隻数は2隻で,1番艦は昨 年8月に起工している。(Naval News 2024/6/8)
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