ハンチントン・インガルス社のニューポート・ニューズ造船所で建造を進め ている米空母ジョンF.ケネディJohn F.Kennecy CVN-79の建造工程が進み,艦 内に設置する2,615区画のうち1,000番目の区画が完成した。各種ケーブルの方 は,1,050万フィートの設置を予定しているうち,980万フィート分の設置が完 了したところ。
米海軍は作戦部長の名前でリリースしている将来計画文書「NAVIGATINO PLAN」の改訂版を,7月下旬にリリースした。基本的な優先項目は2021年1月 版と同じで,中国への対処を念頭に置いて“センサー”と“シューター”を結 ぶネットワークを構築するために新興成長技術を活用するとしている。この文 書には,将来の戦力整備目標をまとめた「FORCE DESIGN 2045」なる項があ り,総数は373隻となる。このほか,センサーや補給品を搭載する各種無人ヴ ィークル150隻を整備するとしている。
8月5日,防衛省は令和4年度自衛隊記念日の記念行事の日程を公表した。 これによると,今年は記念行事の一環として,11月6日に相模湾で観艦式が挙行されるが,新型コロナウイルス感染症対策として無観客の形態で実施される。 観艦式の規模についてもわが国を取り巻く厳しい国際情勢を踏まえ,警戒監視任務と観艦式を両立させる必要があることから,従来よりも参加艦艇の規模は縮小されるようだ。なお,観艦式前後の10月29日〜11月13日を「フリートウィーク」として各種広報行事を実施する予定である。 その他の行事として,10月8日に体験飛行(航空自衛隊千歳,入間,築城,那覇基地で,搭乗者数を制限して実施),11月5日に追悼式,同18,19日に音楽まつり(観客数を制限して実施)が行なわれるが,感謝状贈呈式,自衛隊記念日レセプションは中止となる。
海上自衛隊は,7月15〜19日,パラオ共和国および同周辺海空域で実施されたパシフィック・パートナーシップ2022(PP2022)に,インド太平洋方面派遣(IPD)第2水上部隊の護衛艦“きりさめ”を派遣した。 参加部隊は海自のほか,米海軍が病院船1隻,米コースト・ガードが巡視船1隻,英海軍が哨戒艦1隻,パラオ共和国海上保安局が巡視船1隻。訓練項目は捜索・救難訓練など。 なお,“きりさめ”が8月8日,IPDの一環としてソロモン諸島ホニアラに寄港中,ブラッディリッジ国立記念公園で乗員1名が現地住民に首筋を刺される事件が発生した。“きりさめ”医務室で手当を行ない,命に別状はなかった。
砕氷艦“しらせ”は下記の日程で,令和4年度総合訓練を実施する。 8月29日:横須賀(事前訓練),同30日:横須賀出港,9月2〜5日:室蘭,同9〜12日:長崎,同16〜19日:清水,同22日:横須賀入港。
海上自衛隊は,8月4日〜9月11日,令和4年度第1回米国派遣訓練(潜水艦)に潜水艦“たかしお”を派遣している。訓練海域は日本からグアム島に至る海域で,主要訓練項目は対潜戦など。
7月17〜29日,陸奥湾で,令和4年度機雷戦訓練(陸奥湾)および掃海特別訓練が実施された。 参加部隊は海自が艦艇13隻(掃海母艦1隻,掃海艦2隻,掃海艇10隻),航空機8機(MCH-101掃海・輸送ヘリコプター2機,P-3C 4機,P-1 2機),米海軍が艦艇2隻(掃海艦2隻),航空機2機(MH-53E掃海ヘリコプター2機)。主要訓練項目は訓練機雷を使用しての機雷敷設訓練,機雷掃海,機雷掃討および水中処分員による機雷処分訓練。
7月13日〜8月5日,海上自衛隊は以下の日程で,各国海軍と共同訓練および親善訓練を実施した。 ▷日米共同訓練,7月13日,南西諸島周辺空域で実施。参加部隊は海自がP-3C哨戒機,米海軍がP-8A哨戒機。訓練項目は対水上戦。 ▷日コロンビア親善訓練,7月17日,カリブ海で実施。参加部隊は海自が練習艦“かしま”“しまかぜ”,コロンビア海軍がフリゲイト2隻。訓練項目は戦術運動など。 ▷日米共同訓練,7月23〜24日,太平洋で実施。参加部隊は海自が護衛艦“きりさめ”,米海軍が沿海域戦闘艦1隻,貨物弾薬補給艦1隻。訓練項目は各種戦術訓練(戦術運動,洋上補給など)。 ▷日印共同訓練,7月23日,インド洋で実施。参加部隊は海自が護衛艦“さみだれ”,インド海軍が哨戒艦1隻。訓練項目は,戦術運動,PHOTEXなど。 ▷日米共同訓練,7月25日,日本周辺(太平洋上)で実施。参加部隊は海自が護衛艦“ひゅうが”
7月22日,4,900トン型油槽船の2番船油槽船02号(YOT-02)が竣工し,配属先の海上自衛隊呉基地で引き渡された。 本船は令和元年度(2019年度)計画による油槽船01号型の2番船で,同年度計画による1番船(本年4月22日就役)と同じく新来島波止浜どっくで建造されていたもの。配属先は呉地方隊呉警備隊で,定係港は呉。載貨重量4,900トン。
英A&Kトラベルは,買船した元クリスタル・クルーズのクリスタル・セレニティCrystal Serenity(68,870総トン,船客定員980人,2003年竣工),クリスタル・シンフォニーCrystal Symphony(51,044総トン,旅客定員848人,1995年竣工)の2隻を,フィンカンティエーリ造船所で改装する。7月に同社幹部が明らかにした。2隻はすでにトリエステに到着したとされる。改修は大規模になる模様で,一部客室を統合してバトラー・サービス付きスイートをふやすなど,定員を減らして一層のアップグレードを図る。ブランド名はクリスタル・クルーズのまま,2023年に再就航を予定している。 (CRYSTAL CRUISES)
日本外航客船協会(JOPA)は7月31日付けで「外航クルーズ船事業者の新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を改訂し,第7版を公表した。ガイドラインは2020年5月14日付けで第1版を公表以降,状況変化に伴って改訂し,今年3月18日付けまでで第6版を数える。第7版の主な変更点は,中止としていたビュッフェなどでのセルフサービスを,規定の条件を満たせば運用を認める。クルーズ中に感染者が確認された場合,感染者を隔離下船させ,規定の条件を満たせば最終下船港(発着港)に戻ることなく運航の継続を可能とする,としている。
郵船クルーズは7月27日,飛鳥Ⅱ船内で新型コロナウイルスの陽性者を確認したためクルーズを中止した。体調不良を訴えた乗客1人で同日感染が判明,当人は28日に函館で下船し隔離された。濃厚接触者1人は陰性だった。同船は24日に横浜を出港,宮古,函館,室蘭,大船渡に寄港し,8月2日に横浜へ戻る「夏のみちのく・北海道クルーズ」中だったが,函館で中止となり30日横浜に帰港した。 また商船三井客船の“にっぽん丸”では,7月30日横浜発「夏休みファミリークルーズ~海と空の探検隊~」の途中,体調不良を訴えたスタッフ1人の感染が判明,クルーズを中止して8月1日横浜に帰港した。その後2~7日の日程で秋田,青森を巡る「東北夏祭りクルーズ」催行中,5日に乗客1人に感染者が発生,同日付けでクルーズを中止,さらに7日複数の乗客とスタッフの感染と感染の可能性が判明したことから,次の「夏休み館山花火クルーズ」(8月7~9日)も中止した。 (郵船クルーズ) (商船三井客船)
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