11月10〜12日,四国南方の海空域で,護衛艦“いなづま”が,オーストラリア海軍のフリゲイト1隻と日豪共同訓練を行なった。訓練項目は各種戦術訓練。なおこの訓練で,平和安全法制に基づく米軍艦以外への「武器等防護」を初めて実施した。
11月9日,東シナ海で,護衛艦“じんつう”が,カナダ海軍のフリゲイト1隻と日加共同訓練を行なった。訓練項目は各種戦術訓練。
11月11日,アデン湾で,第39次派遣海賊対処水上部隊の護衛艦“ゆうぎり”が,英空母クイーン・エリザベスQueen Elizabeth以下5隻と共同訓練を実施した。主要訓練項目は戦術運動など。
11月18〜28日,日向灘で令和3年度機雷戦訓練(日向灘)および掃海特別訓練(日米共同訓練)が実施された。参加部隊は海自が艦艇18隻(掃海母艦1隻,掃海艦2隻,掃海艇15隻),航空機(MCH-101掃海・輸送ヘリコプター)2機,米海軍が掃海艦2隻,航空機(MH-53E掃海ヘリコプター)2機。主要訓練項目は訓練機雷を使用しての機雷敷設戦および対機雷戦。
11月中,護衛艦“かが”を中核とする令和3年度インド太平洋方面派遣訓練(IPD21)部隊は,以下の日程で各国と親善/共同訓練を行ないつつ帰投した。 ▷11月7日,ベトナム沖のカムラン湾で実施。参加部隊は海自が護衛艦“かが”“むらさめ”,ベトナム海軍がフリゲイト1隻。主要訓練項目は戦術運動,通信訓練。 ▷11月8〜12日,南シナ海で実施。参加部隊は海自が護衛艦“かが”“むらさめ”,米海軍が駆逐艦1隻。訓練項目は各種戦術訓練。 ▷11月14〜17日,南シナ海で実施。参加部隊は海自が護衛艦“かが”“むらさめ”,フィリピン海軍がフリゲイト1隻。主要訓練項目は戦術運動,通信訓練。 ▷11月16日,南シナ海で実施。参加部隊は海自が護衛艦“かが”“むらさめ”,“おやしお”型潜水艦,P-1哨戒機,米海軍が駆逐艦1隻,P-8A哨戒機。訓練項目は対潜戦。
11月21〜30日,日本周辺海空域で,令和3年度海上自衛隊演習(実動演習〈日米共同演習および日米豪加独共同訓練〉)が行なわれた。参加部隊は海上自衛隊が艦艇約20隻,航空機約40機,米海軍が艦艇約10隻,オーストラリア海軍が艦艇2隻,カナダ海軍が艦艇1隻,ドイツ海軍が艦艇1隻,主要演習項目は対潜戦など。
フィリピン海軍が,韓国海軍で退役したポーハンPohang級コルベット,アン ドンAndong(PCC-771)を取得することになった。2021年の末ないしは2022年 の初頭に引渡しが実現する模様。フィリピンは2019年に,同型艦のチュンジュ Chungju(PCC-762)改めコンラド・ヤプConrado Yap(PS-39)を取得してお り,それに続くものとなる。同級ではこのほか,スンチョンSuncheon (PCC-767)がペルー海軍に譲渡された。新艦名はギーセGuise(CM-28)で, 韓国からペルーに回航する途上,11月29~30日にかけて海上自衛隊横須賀基地 に寄港した。ペルーではすでに,同型艦のキョンジュGyeongju(PCC-758)が フェレFerre(CM-27)と艦名を改めて,2015年から就役している。
インドのマザゴン・ドック造船所(MDL:Mazagon Dock Ltd.)で建造した同 海軍向けスコルペヌScorpene型潜水艦ヴェラVelaが納入となった。カルバリ Kalvari級の4番艦で,就役式典は11月25日に行なわれた。また11月21日にムン バイで,15B型駆逐艦の1番艦ヴィシャーカパトナムVisakhapatnamの就役式典 が行なわれた。
台湾・高雄の台湾国際造船(CSBC:China Shipbuilding Corp.)で,同国で は初の国産潜水艦(IDS:Indigenous Defense Submarine)の1番艦を起工し た。建造工程そのものは1年ほど前から始まっていた。
去る11月11日,中国海軍向け055型駆逐艦の4番艦鞍山Anshan(艦番号103) の就役式典が行なわれた。さらに年内に,同級5番艦延安Yan'an(艦番号106) も就役する模様。055型はこれまでに,南昌Nanchang(艦番号101。2020年1月 12日就役),拉薩Lhasa(艦番号102,2021年3月就役),大連Dalian(艦番号 105,2021年4月23日就役)の3隻が揃い,さらに鞍山と延安が続く。建造中の 艦は,遵義Zunyi(艦番号107)と艦名不明の2隻(艦番号104と108)で,合計8 隻の存在が確認されている。
ネーバル・グループのシェルブール造船所で11月26日に,シュフラン Suffren級攻撃原潜の2番艦デュゲイ・トルーアンDuguay-Trouinが建造建屋の 外に引き出された。この後は進水・公試と進むものと予想される。本艦は2022 年の引渡しを予定している。
タス通信が「ロシアのモスクワ近郊,ロイトフにあるNPOマシノストロエニ ヤで,3M22ツィルコン極超音速ミサイルの量産が始まった」と報じた。プーチ ン大統領も,これに足並みを揃えて「2022年に極超音速ミサイルの洋上配備を 実現する」と発言している。
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