7月16,17の両日,海上自衛隊は中東における情報収集活動のための部隊派遣に伴う図上演習を,東京目黒の幹部学校で実施した。 参加部隊・機関は,海幕,自衛艦隊司令部,第1護衛隊(護衛艦“むらさめ”,第3次隊として8月30日横須賀出港予定)など。主要演練項目は各級指揮官の情勢判断,部隊運用・情報伝達の要領など。
砕氷艦“しらせ”は8月30日〜10月6日の期間で,令和2年総合訓練を実施する。行動予定は以下のとおり。 ▷8月30日:横須賀出港,▷9月4〜7日:呉,▷同11〜14日:佐世保,▷同18〜22日:舞鶴,▷同25〜28日:八戸,▷同29〜10月5日:仙台,▷10月6日:横須賀帰投。
8月6日,護衛艦“あまぎり”は,関東南方海空域で,米陸軍のUH-60Lヘリコプター2機と日米共同訓練を実施した。訓練項目は発着艦訓練であった。
海上自衛隊は,7月15〜16日,四国南方海域で,米海軍と対潜特別訓練を実施した。参加部隊は海上自衛隊が潜水艦1隻,米海軍が航空機数機。
7月16〜17日,アデン湾西方海域で,第36次派遣海賊対処行動水上部隊の護衛艦“おおなみ”は,EU海上部隊所属(スペイン)のフリゲイト,サンタ・マリアSanta María,韓国海軍の駆逐艦テー・ジョヨンDae Joyoungと海賊対処共同訓練を実施した。
7月18日,海上自衛隊は南シナ海でフィリピン海軍との共同訓練を実施した。 参加部隊は海上自衛隊が護衛艦“てるづき”,フィリピン海軍がC-90哨戒機。
海上自衛隊は,7月21〜23日,米海軍主催の多国間共同訓練(シーキャット2020)の一部である「海洋安全保障に関するシンポジウム」に,海幕の人員をオンライン参加させた。
7月19〜23日,南シナ海およびフィリピン東方からグアム周辺海域に至る海空域で,日米豪共同訓練が実施された。 参加部隊は海上自衛隊が護衛艦“てるづき”,米海軍が空母ロナルド・レーガンRonald Reagan CVN-76,巡洋艦アンティータムAntietam CG-54,駆逐艦マスティンMustin DDG-89,オーストラリア海軍が強襲揚陸艦キャンベラ Canberra,駆逐艦ホバートHobart,フリゲイトのアルンタArunta,スチュアートStuart,補給艦シリウスSirius。 訓練項目は各種戦術訓練であった。
海上自衛隊は,令和2年度米国派遣訓練(護衛艦)として,護衛艦“いせ”(搭載機2機を含む),“あしがら”の2隻をハワイ方面に派遣している。 派遣期間は7月23日〜9月18日(“あしがら”は乗員1名が新型コロナウイルスに感染した影響で,8月1日〜9月18日)で,派遣期間中の8月17〜31日には「リムパック2020」への参加が予定されている。 訓練海空域は日本からハワイ諸島に至る海空域で,主要訓練項目は対空戦,対水上戦,対潜戦訓練等である。
7月31日,自民党は国防部会と安全保障調査会の合同会議で,小野寺元防衛大臣を座長とする「ミサイル防衛のあり方に関する検討チーム」がまとめたイージス・アショア代替案を了承した。 この代替案は3案から成り,同26日に防衛省から検討チームに対し説明されたもので,各案の主旨は,第1案が新たなイージス艦の建造,第2案が地上のレーダーで弾道ミサイル発射を探知し,主に水上艦艇からミサイルを迎撃するレーダー・発射機分離案,そして第3案がメガフロートのような人工浮島を造り,レーダーと発射機を併設する,である。
7月14日にジャワ海のカンゲアン諸島から北東55浬の地点(スラバヤとマカ ッサルのほぼ中間)で,インドネシア海軍のフロッシュFloch I型(108型)揚 陸艦テルク・ジャカルタTeluk Jakarta(全長98メートル,排水量1,900トン) が沈没する事故が発生した。1979年に東ドイツで建造した艦で,それが東西ド イツ統合後の戦力整理で余剰になって放出され,インドネシア海軍が取得した もの。
7月29日にニュージーランドのオークランドにあるデヴォンポート海軍基地 で,ニュージーランド海軍の新型補給艦アオテアロアAotearoa(A11)の就役 式典が行なわれた。
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