ナバンティアは11月5日に,スペイン海軍向けS-80型潜水艦に搭載する燃料 電池式AIPのBEST(Bio-Ethanol Stealth Technology)の出荷を開始したこと を明らかにした。担当しているのは同社のカルタヘナ造船所。S-80型のうち1 番艦と2番艦は搭載準備状態で建造されており,最初から搭載して竣工するの は3番艦が初めてとなる。(Navantia20234/11/5)
MBDAはユーロナヴァル展示会に合わせて,エグゾセ対艦ミサイルのうち潜水 艦搭載用の新型SM40を発表した。潜水艦向けは長らくSM39のままだったが,そ れと比較すると,新しいJバンド・シーカーの導入や,目標識別アルゴリズム の改良などを実施,射程は倍増すると説明されている。このほか,MBDAはフラ ンス海軍向けのエグゾセの納入が累計4,000発に達したことを明らかにした。 4,000発目となったミサイルの弾体には,記念の特別塗装が施された。 (DefenseNews 2024/11/4,MBDA 2024/11/5)
欧州合同の装備調達機関OCCAR(Organisation Conjointe de Coopération en matière d'ARmement)がイタリアの代理として,OSI(Orizzonte Sistemi Navali。フィンカンティエーリとレオナルドが設立した合弁会社)に対して, イタリア海軍向けFREMM(Fregata Europea Multi-Missione)フリゲイトの発 展型FREMM EVOを対象とする縦深打撃能力付与のためのスタディ契約を発注し た。これは,FREMM EVOにMBDA製の巡航ミサイル,MdCN(Missile de Croisiè re Naval)/NCM(Naval Cruise Missile)を搭載するための作業。フランス海 軍ではFREMMフリゲイトにMdCNを搭載しているが,イタリア海軍では搭載して いない。(OCCAR 2024/11/5)
仏国防調達局(DGA:Direction Générale de l'armement)はビスカロッセ の試験場で,アスター30B1NT(ブロック1 New Technology)を対象とする最初 の試射を実施した。試射では2機の標的を用意して,複雑な状況をシミュレー トしたと説明されている。このミサイルは,仏伊両国の水上戦闘艦に搭載する ほか,地対空ミサイル・システムSAMP/T(Sol Air Moyenne Portée /Terrestre)の改良型SAMP/T NGでも使用する。(DGA 2024/10/8)
フランス海軍向け新型水上戦闘艦FDI(Frégate de Défense et d'interventionの1番艦アミラル・ロナルクAmiral Ronarc'h(D660)が,10 月7日から試験航海を開始した。(Naval News 2024/10/8)
バブコックは10月9日に,スコットランドのロシスにある同社造船所で,英 海軍向けの31型フリゲイトことインスピレーションInspiration級の3番艦フ ォーミダブルFormidableの鋼材切出しを開始した。2番艦アクティブActiveか ら20カ月の間を置いての工程開始となった。一方,1番艦ヴェンチャラー Venturerは建造工程が進んでおり,近いうちに船殼が完成する見込み。(MoD UK 2024/10/9)
サンクト・ペテルブルグのアドミラルティ造船所で10月11日に,ロシア海軍 向け改キロKilo型(636.3型)潜水艦の6番艦ヤクーツクYakutskが進水した。 同艦は636.3型の最終艦で,配備先は太平洋艦隊,すでに同型艦が配備されて いる第19潜水艦旅団に所属するとみられる。(Naval News 2024/10/14)
米海軍はジェネラル・ダイナミクス・ミッション・システムズに,MEDUSA (Mining Expendable Delivery Unmanned Submarine Asset)の開発契約を 1,590万ドルで発注した。契約期間は2026年9月までだが,さらに2032年まで のオプション契約を設定しており,すべて実現すると総額5,800万ドルの案件 になる。 米海軍は,潜水艦の533ミリ魚雷発射管から発進する機雷敷設システムとし てMk67 SLMM(Submarine Launched Mobile Mine)を配備しているが,MEDUSA はそれと同種のシステム。(NAVSEA 2024/10/25)
米海軍は10月11日にカリフォルニア州サンディエゴ沖で,Mk41垂直発射シス テム(VLS)を対象として洋上での再装填を実施する,TRAM(Transferrable Rearming Mechanism)の試験を実施した。すでに陸上試験を行なっていたが, 洋上での再装填試験は初めて。 使用した艦は,ミサイル巡洋艦チョーシンChosin CG-65と補給艦ワシントン ・チェンバースWashington Chambers T-AKE-11。補給艦から巡洋艦にミサイル 装填用キャニスターを送り,それをMk41に設置したレールを用いてセルの上ま で移送,最後にTRAMによってキャニスターを立てて装填する流れ。使用したキ ャニスターは空だったとのこと。岸壁で行なう通常の再装填では1セルにつき 最大30分程度を要するが,今回の試験でどの程度の時間がかかったかは明らか にされていない。なお配備は2~3年後の予定となっている。2023年度に研究 開発・試験・評価予算390万ドルを確保,さらに2024年度には1,240万ドルを支 出する。(Naval News 2024/10/12,Stars an
米海軍は,BAEシステムズが開発した高速飛翔砲弾HVP(Hypervelocity Projectile)の洋上試験を再開した。HVPは2018年にリムパック演習で,駆逐 艦デューイDewey DDG-105を用いて試射を実施するところまで話が進んでい た。ところが,2022年度に予算が落ちて以来,作業は停止していたもの。 HVPはもともと,電磁レールガンでの利用を想定して開発した減口径弾で, 装弾筒を使い分けることで,レールガンに加えて陸軍・海兵隊の155ミリ榴弾 砲や,海軍の127ミリ砲にも対応可能。これをMk45 Mod4砲から撃った時の射程 は50浬(93キロ)となる。しかし,短砲身のMk45 Mod2では射程は40浬(74キ ロ)にとどまる。このHVPに誘導パッケージを取り付けて経空脅威への対応を 可能とする,PFC(Precision Fire Control)計画も進んでいる。(Naval News 2024/10/21)
日米共同で開発を進めてきていた弾道弾迎撃ミサイルRIM-161D SM-3ブロッ クⅡAについて,RTXは10月15日に「量産の承認が降りた」と発表した。これに より,同ミサイルは全規模量産(FRP:Full Rate Production)への移行が実 現する。SM-3ブロックⅡAについては7月に,19億ドルの量産契約を締結済 み。これは米軍向けだけでなく,日本向けの分も含んでいる。(RTX 2024/10/15)
ハンチントン・インガルス(HII)のインガルス造船所で10月5日に,サン ・アントニオSan Antonio級ドック型輸送揚陸艦の14番艦ハリスバーグ Harrisburg LPD-30が進水した。同艦はフライトⅡの一番手。 ジェネラル・ダイナミクス傘下のナショナル・スチール&シップビルディン グ(NASSCO)では10月9日に,T-AO(X)ことジョン・ルイスJohn Lewis級給油 艦の8番艦,ルース・ベイダー・ギンズバーグRuth Bader Ginsburg T-AO-212 の建造工程開始式典が行なわれた。(HII 2024/10/8,General Dynamics NASSCO 2024/10/9)
Showing 12 of 4187 total posts