イラン国営メディアIRNAが,イランが自国で建造した駆逐艦デナDenaと,掃 海艇シャヒーンShahinを就役させた,と報じた。 デナの搭載兵装は,艦首に76ミリ単装砲,艦橋直前にメラブ(Mehrab)艦対 空ミサイル×2,煙突後方にSSMを4発,それと3連装魚雷発射管が2基。CIWSは なく,代わりに40ミリ単装機銃を装備する。
インドの国防調達会議は6月4日,同海軍向け通常動力潜水艦プロジェクト 75-Iの計画を承認した。AIP(Air Independent Propulsion)装備の潜水艦6隻 を,総額61億4,000万ドルで建造・取得する。 建造所の候補としては,インドのマザゴン・ドック造船所(MDL:Mazagon Dockyard Ltd.)とラーセン&トゥブロ,海外勢ではロシアのルービン設計局, フランスのネーバル・グループ,スペインのナバンティア,ドイツのティッセ ンクルップ・マリン・システムズ,韓国の大宇造船海洋が挙げられている。
カナダ海軍の極地向け哨戒艦AOPS(Arctic and Offshore Patrol Ship)の1 番艦ハリー・デウォルフHarry DeWolfの就役式典が,6月26日,ノヴァスコシ ア州のハリファックスで挙行された。同級は6隻の建造が決まっているほか, さらに2隻を追加する計画もある。建造中の2番艦も,2021年中に引渡しの予 定。
去る6月29日,グラスゴーのBAEシステムズで,ケンブリッジ公爵ウィリアム 王子を迎えて,英海軍向け26型フリゲイトの3番艦ベルファストBelfastの鋼材 切出し開始式典が行なわれた。1番艦グラスゴーGlasgowは先日に前後の船殼を 接合する工程に入っており,2番艦カーディフCardiffはゴーヴァン造船所で船 殼を製作中。
英国防省は6月9日,クイーン・エリザベスQueen Elizabeth級空母の2番艦プ リンス・オブ・ウェールズPrince of Wales艦上で,初めてF-35Bによる発着艦 を実施したことを明らかにした。これは,同艦を対象とする領収試験(Sea Acceptance Trials)の一環として実施したという。なお,同艦は当初から AN/USN-3 JPALS(Joint Precision Approach and Landing System)を搭載し ている。
米海軍の2022会計年度予算要求において,ズムウォルトZumwalt級駆逐艦に 極超音速滑空飛翔体CPS(Conventional Prompt Strike)を12発搭載する構想 が存在することが明らかになった。
6月4日にハンチントン・インガルス社のインガルス造船所で,アーレイ・バ ーク級DDGフライトⅢの一番手,ジャックH.ルーカスJack H.Lucas DDG-125が 進水した。
米海軍は水上艦を担当するPEO Ships(Program Executive Office Ships) の下に,アーレイ・バークArleigh Burke級駆逐艦とタイコンデロガ Ticonderoga級巡洋艦の後継となる次世代水上戦闘艦DDG(X)を担当する新部 門を発足させた。名称はGuided-Missile Destroyer(DDG〈X〉)Program Office(PMS 460)という。まず16名で業務を開始して,調達戦略,設計/技術 関連データ,建造・試験・配備・維持管理に関する計画の策定から手を付け る。メーカー側と協力しながら2022年に予備設計をまとめて,2028会計年度か ら建造を開始する構想。
6月2日に,オマーン湾を航行していたイラン海軍の補給艦カーグKhargで火 災が発生,後にイラン南部の街,ジャースクの沖合で沈没する事故が発生し た。死者はなかったが,33名が負傷した。同艦には通常の乗組員に加えて400 名あまりの候補生も乗艦しており,ロシア海軍との合同訓練を実施する予定だ ったとの報道がある。
欧州防衛庁(EDA:European Defence Agency)は,2019年に,実施を決めて いた電磁レールガンの研究計画・PILUM(Projectiles for Increased Long-range effects Using electroMagnetic railgun)について,4月23日に オンラインでキックオフ・イベントを開催した。予算は105万ユーロ。
イスラエル造船所(Israel Shipyards)が5月12日に,東アジアの某国から シャルダグMk V(Shaldag Mk V)高速戦闘艇を受注したことを明らかにした。 その後,フィリピン海軍司令官が「シャルダグMk V8隻を発注しており,その うち最初の3隻を2022年の第1四半期に受領する。最初の配備先はミンダナオ 方面」と発言したと報じられた。このことから,これはフィリピン向けの案件 とみられる。
マレーシア海軍は,SGPV-LCS(Second Generation Patrol Vessel Littoral Combat Ship)という計画名称の下で,ネーバル・グループが提案したゴウィ ンドGowind 2500型の建造を進めていた。ところが,BNS(Boustead Naval Shipyard)で建造している1番艦マハラジャ・レラMaharaja Lela(2501)は, 2017年8月に進水したものの,まだ工程進捗率は60パーセントにとどまってい る。この工程遅延とコスト超過の問題から計画打切りを検討していたが,5月5 日に継続を決定した。
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