オランダ海軍で運用しているLCF(Luchtverdedigings en Commando Fregatten)ことデ・ゼーヴェン・プロヴィンシェンDe Zeven Provincien級フ リゲイトについて,2028年から近代化改修を実施することになった。この改修 により,RIM-162 ESSM(Evolved Seasparrow Missile)のアクティブ・レーダ ー誘導版,ESSMブロックⅡの搭載を実現する。ただし,予算の都合で4隻すべ てではなく,2隻のみが改修の対象となる。
英海軍のトラファルガーTrafalgar級攻撃原潜のうち,タレントTalent (S92)とトレンチャントTrenchant(S91)が退役,デヴォンポート海軍基地 で退役式典を挙行した。同級7隻のうち,現役に残っている艦は最終艦のトラ イアンフTriumph(S93)のみとなった。
4月30日に,カリフォルニア州サンディエゴのジェネラル・ダイナミクス社 傘下ナショナル・スチール&シップビルディング(NASSCO)で,米海軍向けの 給油艦と遠征洋上基地(ESB:Expeditionary Sea Base)の起工式が挙行され た。給油艦はT-AO(X)ことジョン・ルイスJohn Leuis級の3番艦で,艦名は アール・ウォレンEarl Warren T-AO-207。ロバートF.ケネディRobert F. Kennedy T-AO-208,ルーシー・ストーンLucy Stone T-AO-209,ソジャーナー ・トゥルースSojourner Truth T-AO-210が後に続く。
5月28日にコネティカット州のニュー・ロンドン潜水艦基地で,ヴァージニ アVirginia級攻撃原潜ブロックⅣの2隻目となるオレゴンOregon SSN-793の就 役式典が挙行された。スピーチはケイティ・ブラウン(Katie Brown)オレゴ ン州知事らが,スポンサーはオレゴン州の出身で,前海軍作戦総長ジョン・リ チャードソン(John Richardson)海軍大将の夫人,ダナL.リチャードソン (Dana L. Richardson)氏が務めた。
英国防省は5月24日に,英海軍の45型駆逐艦を対象としてBMD能力の追加を 実施する,と発表した。“Maritime Ballistic Missile Defence”という計画 名称どおりに洋上での迎撃を企図したもので,想定している脅威は対艦弾道 弾。迎撃にはアスター30ブロック1を使い,サンプソン多機能レーダーやシー ・ヴァイパーSAM射撃指揮システムの改良も実施する。
6月4日にジェネラル・ダイナミクス社のエレクトリック・ボート部で,米 海軍の新型戦略原潜SSBN(X)の1番艦,ディストリクト・オブ・コロンビア District of Columbia SSBN-826の起工式が行なわれた。本艦の艦名はこれま でコロンビアColumbiaとされていたが,攻撃原潜に同名の艦(SSN-771)がい ることから,重複回避のために「特別区」を冠することになった。
ネーバル・グループがアルゼンチン海軍から受注しているOPV(Offshore Patrol Vessel)4隻のうち,最終4番艦,コントラールミラント・コルデロ Contraalmirante Cordero(P54)が4月13日に引き渡された。いわゆるOPV87型 で,排水量1,650トン,全長87メートル,幅14メートル,最大速力20ノット +,航続距離7,000浬+。艦尾に9メートル級搭載艇を2隻収容するほか,発着 甲板と上構内部に格納庫を持ち,10トン級ヘリコプターの運用が可能。
3月30日に,バーレーン海軍の哨戒艇5隻の就役式典が行なわれた。艦名はア ル・グライリアーAl-Gurairiyah,アル・サヒールAl-Sakhir,アル・ファルー クAl-Farooq,ジェナンJenan,ダムサDamsah。バーレーン側は艦の出所を明ら かにしていないが,外観から米海軍で退役したサイクロンCyclone級であるこ とは明瞭。個々の艦の対応は不明だが,2月に退役したファイアーボルト Firebolt PC-10,3月初頭に退役したタイフーンTyphoon PC-5,テンペスト Tempest PC-2,スコールSquall PC-7,ファールウィンドWhirlwind PC-11と, 隻数も合致する
韓国海軍が4月18日に,KSS-Ⅲ型潜水艦トサン・アン・チャンホDosan Ahn Changho(SS083)を用いて,SLBM(Submarine-Launched Ballistic Missile) の試射を成功裏に実施した。20秒の間をおいて2発を発射して,飛翔距離は400 キロ,いずれも所定の目標に着弾したとしている。
4月21日にハンブルクのブローム・ウント・フォス(B+V)造船所で,ドイツ 海軍向けK130コルベット・バッチⅡの一番手,ケルン Köln(F265)の命名式 が行なわれた。同級は2017年に5隻の建造が決まっており,予算は総額20億ユ ーロ。リュールセン,ティッセンクルップ・マリン・システムズ(TKMS),ド イツ造船所から成る企業連合が建造を担当している。2~5番艦の艦名はそれぞ れ,エムデンEmden,カールスルーエKarlsruhe,アウグスブルクAugsburg,リ ュベックLübeckに決まっており,すでに全艦が起工済み。
ナバンティアは4月6日にフェロル造船所で,スペイン海軍向けF-110フリゲ イトの1番艦の鋼材の切出しを開始した。2027年の就役を予定している。同級 は43億2,000万ユーロで5隻を受注しており,2番艦以降は年に1隻のペースで続 く予定。建造に際して3Dプリンタやデジタル・ツインを活用するとしている。
オーストラリア国防省は4月4日,総額35億ドルを投じてミサイルと機雷を調 達すると発表した。このうち海軍向けのミサイルはRGM-184A NSM(Naval Strike Missile)で,RGM-84ハープーン・ブロックⅡの後継となる。もともと 導入の計画はあったが,それを5年間前倒しして,2024年からアンザックAnzac 級フリゲイトとホバートHobart級駆逐艦に搭載することになった。
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