インド国防省の研究開発部門・国防研究開発機構(DRDO:Defence Research and Development Organisation)傘下の艦載装備研究所(NMRL:Naval Materials Research Laboratory)では,燃料電池式AIP(Air Independent Propulsion)の開発を進めている。これについてDRDOがラーセン&トゥブロ (L&T)との間で,カルヴァリKalvari級潜水艦を対象としてAIP搭載を実現す るための契約を締結した。
オランダとベルギーが2隻ずつの共同建造を計画している新型対潜フリゲイ トについて,両国の間で合意がまとまり,それを受けてダーメン造船所に設計 ・建造契約が発注された。竣工予定は,1隻目のオランダ向けが2029年,2隻目 のベルギー向けが2030年,3隻目のオランダ向けと4隻目のベルギー向けが2031 年を予定。ルーマニアで建造した後に,オランダのヴィッシンゲンに回航して 艤装を行なう計画。4隻で総額19億ユーロ。
フィンカンティエーリは,欧州合同の装備調達部門OCCARからイタリア海軍 向け212NFS(Near Future Submarine)潜水艦2隻と訓練施設を受注している が,さらに3隻目についても5月末に調達の承認が降りた。これから契約締結に 向けた手続きに移行する。
イギリスとフランスは共同で,次世代巡航ミサイルの開発計画を進めてい る。その計画に,イタリアが相乗りすることになった。イギリスでは,ストー ム・シャドーとGWS60/RGM-84ハープーン・ブロック1Cを,フランスではSCALP とエグゾセを代替する構想。
仏国防調達局とCILASが,フランス海軍のホライズン防空フリゲイト,フォ ルバンForbinのヘリ発着甲板に高出力レーザーHELMA-Pを設置して,6月12~14 日に地中海で試験を実施した。HELMA-PはC-UASを想定したレーザー兵器で,す でに陸上試験で有効性を確認済み。それを今回は艦上に持ち込んで試験を実施 した。
フランスとイタリアが2隻ずつ配備しているホライゾン防空フリゲイトにつ いて,能力向上改修(MLU:Mid-Life Upgrade)を実施するための了解覚書 (MoU)調印が実現した。2020年に,ネーバル・グループとフィンカンティエ ーリが設立した合弁会社ナビリスが実現可能性研究に関する契約を得て,作業 を進めている案件。
6月2日にハンチントン・インガルス(HII)のインガルス造船所で,サンア ントニオSan Andonio級ドック型輸送揚陸艦の15番艦ピッツバーグPittsburgh LPD-31のキールが据えられた。また,オースタルUSAでは6月27日,遠征用高速 輸送艦スピアヘッドSpearhead級ことEPF(Expeditionary Fast Transport)の 15番艦ポイント・ロマPoint Loma EPF-15の起工式が行なわれた。同艦は,医 療能力を強化したEPFフライトIIの2隻目にあたる。スポンサーを務めるのはエ リザベス・アッシャー氏。
ハンチントン・インガルス(HII)のインガルス造船所で建造したアーレイ ・バークArleigh Burke級フライトIIIの一番手,ジャックH.ルーカスJack H. Lucas DDG-125の引渡しが,6月27日に行なわれた。同社はさらに,テッド・ス ティーブンスTed Stevens DDG-128,ジェレミア・デントンJeremiah Denton DDG-129,ジョージM.ニールGeorge M. Neal DDG-131,サム・ナンSam Nunn DDG-133の4隻を建造中。
ジェネラル・ダイナミクス傘下のエレクトリック・ボート造船所で6月17 日,ヴァージニアVirginia級攻撃原潜の24番艦アイオワIowa SSN-797の命名式 が挙行された。
ティッセンクルップ・マリン・システムズ(TKMS)は5月26日に,エジプト 海軍向けMEKO A200EN型(アル・アジズAl-Aziz級)の2番艦アル・カハル Al-Qahhar(905)を引き渡した。同級は4隻の建造が決まっており,年末には3 番艦アル・カディルAl Qadeerも引き渡しの予定。なお,1~3番艦はドイツで 建造するが,4番艦はアレクサンドリア造船所でライセンス建造する。
韓国海軍のFFXバッチIIことテグDaegu級フリゲイトのうち,7番艦のチョナ ンCheonan(FFG-826)が就役した。建造所は現代重工(HHI:Hyundai Heavy Industries)の蔚山造船所。艦名は,2010年3月26日に北朝鮮による攻撃で沈 没したポーハンPohang級コルベットから引き継いだ。
5月5日にハンブルクのブローム・ウント・フォス(B+V)造船所で,ドイツ 海軍向けブラウンシュバイクBraunschweig級(K130型)コルベットのエムデン Emden(F266)の就役式典が挙行された。K130バッチIIでは2隻目,バッチIか らの通算では7隻目にあたる。
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