米海軍シー・システムズ・コマンド(NAVSEA)は8月30日,「10月7日にフロ リダ州のタンパで,アーレイ・バークArleigh Burke級駆逐艦ジャックH.ルー カスJack H. Lucas DDG-125の就役式典を挙行する」と発表した。本艦はイー ジス戦闘システム・ベースライン10を備えるフライトⅢの一番手である。
インド海軍の東部艦隊で1991年に就役,2023年まで運用していたククリ Khukri級(25型)コルベット,キルパンKirpan(P44)が,ベトナム海軍に供 与され,7月22日にカムランの海軍基地で引渡し式典が行なわれた。
インド海軍は現用のMiG-29Kフルクラム戦闘機を代替する空母搭載用の戦闘 機として,ダッソー・ラファルを26機調達する決定を下した。この件ではボー イングのF/A-18E/Fスーパー・ホーネットが競合していたが,すでにインド空 軍が36機の調達を決めているラファルに軍配が上がった。
7月7日に,米サウス・カロライナ州チャールストンにある原子力機関訓練校 (Naval Power School)で,オーストラリア海軍の士官3名が訓練課程を修了 した。課程の期間は6カ月間で,空母や潜水艦が搭載する原子力主機の運転に ついて学習するもの。さらに,年内に70名あまりが原潜乗組みのための訓練課 程を始める予定になっているが,こちらは自国内,南オーストラリアと西オー ストラリアで訓練を実施することになっている。
米コースト・ガードで用途廃止になったアイランドIsland級カッターが2 隻,重量物運搬船で運ばれて,7月4日にギリシアのサラミス海軍基地に到着し た。2隻の旧船名はアダックAdak WPB-1333とアクイドネックAquidneck WPB-1309。いずれもバーレーンのマナマからギリシアに搬入された。この後, 数週間以内にランゲルWrangell WPB-1332とモノモイMonomoy WPB-1326も加わ る予定。この4隻は整備・改修を実施した後で,ギリシア海軍で再就役するこ とになっている。
サーブはオランダのダーメン造船所と組んで,オランダ海軍向けにワルラス Walrus級の後継となる潜水艦の売り込みを図っている。そして7月28日に 「Expeditionary Submarine C718」の提案を実施したと発表した。外見はスウ ェーデン向けのA26型と似ているが,船体を延長して大型化,名称どおりに遠 隔地への展開能力を高めたものとみられる。
スウェーデン海軍は,現用のコルベットよりも大型の新型水上戦闘艦ルレオ Luleo級4隻の建造を決定した。予定引渡し時期は2030年頃で,詳細はこれから 詰めていくとの説明。
ドイツのマイヤー造船所で6月29日,ドイツ海軍向け707型給油艦1番艦の鋼 材切出しがスタートした。同級は2隻の建造を計画しており,NVLグループ(旧 リュールセン)とマイヤーが組んで担当する。建造はマイヤーがロストックの 造船所で行ない,NVLはプロジェクト管理や艦艇固有のパーツの調達などを担 当。
BAEシステムズは7月6日,新型艦載ミサイル発射機NGELS(Next Generation Evolved Sea Sparrow Missile Launch System)の開発契約を3,700万ドルで受 注したと発表した。これは空母や強襲揚陸艦といった“フラット・トップ”に 装備する新型の個艦防御用ミサイル発射機で,RIM-162 ESSM(Evolved Sea Sparrow Missile)ブロックⅠ,同ブロックⅡなどに対応する。 NGELSは現行の旋回式Mk29と異なり固定式で,以前に同社が開発したADL (Adaptable Deck Launcher)の経験を活用する。また,Mk41垂直発射システ ムのサブシステムを活用するとともに,ESSM用のMk25クワッド・パック・キャ ニスターを組み合わせるとしていることから,Mk41用のキャニスターをADLの ような固定式発射機に組み込むものと分かる。
RTXのレイセオン部門(旧レイセオン・ミサイルズ&ディフェンス)は米海軍 シー・システムズ・コマンド(NAVSEA)から,ズムウォルトZumwalt級駆逐艦 が搭載する艦内コンピューター・システムTSCE(Total Ship Computing Environment)のハードウェアを対象とするテクニカル・リフレッシュ契約を 受注した。これは極超音速ミサイルCPS(Conventional Prompt Strike)の搭 載に伴うもので,陸上試験施設向けの機材も契約に含む。CPSの4連装発射筒は 直径87インチ(2,210ミリ)で,155ミリ単装砲を撤去した跡地に3基搭載す る。
米海軍シー・システムズ・コマンド(NAVSEA)は,ジェネラル・ダイナミク ス傘下のバス鉄工所とハンチントン・インガルス(HII)傘下のインガルス造 船所に対してそれぞれ別個に,新型駆逐艦DDG(X)の予備設計契約を発注し た。契約額は非公開,契約期間は2024年7月までとなっている。
ラファエル・アドバンスト・ディフェンス・システムズとイスラエル軍のミ サイル防衛部門IMDO(Israel Missile Defense Organization)が実施してい た,C-DOME艦対空ミサイル・システムの試験が完了した。C-DOMEはアイアン・ ドーム地対空ミサイルの艦載型で,サール6 Sa'ar 6型への搭載を予定してい る。試験完了により,C-DOMEの運用能力達成に向けた道筋がついたかたち。
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