英海軍の空母プリンス・オブ・ウェールズPrince of Wales(R09)がアメリ カ近海で,F-35Bの運用評価試験を実施した。使用したF-35Bは,米海軍の試験 部隊VX-23に所属する機体。短距離発艦や垂直着艦だけでなく,英海軍が独自 に導入する低速滑走着艦,SRVL(Shipborne Rolling Vertical Landing)に関 する試験も実施しており,10月29日には初めて,夜間のSRVLを行なった。
カルロス・デル・トロ米海軍長官が10月12日に,サンアントニオSan Antonio級ドック型輸送揚陸艦の16番艦について,フィラデルフィア Philadelphia LPD-32と命名することを明らかにした。通算16番艦,フライト Ⅱでは3番艦にあたる。また,10月27日にサンディエゴ海軍病院を訪問したカ ルロス・デル・トロ長官は,遠征病院船EMS(X)ことベセスダBethesda級の2 番艦について,バルボアBalboa EMS-2と命名することを明らかにした。同地に 勤務していた医師にちなむ命名。
ジェネラル・ダイナミクス傘下のエレクトリック・ボート部門は10月11日 に,ヴァージニアVirginia級攻撃原潜の22番艦,ハイマンG.リッコーヴァー Hyman G. Rickover SSN-795を米海軍に納入したことを明らかにした。その3 日後の14日に,コネチカット州ニュー・ロンドンで,同艦の就役式典が挙行さ れた。スポンサーを務め)ているのは,ジョナサン・グリナート元海軍長官の 夫人,ダーリーン・グリナート氏。同級の艦名は当初から州名が使われてお り,人名が付けられた艦は12番艦ジョン・ワーナーJohn Warner SSN-785に続 いて2隻目。
ジェネラル・ダイナミクス傘下のバス鉄工所で建造しているアーレイ・バー クArleigh Burke級駆逐艦の74番艦,ハーベイC.バーナムJr. Harvey C. Barnum Jr. DDG-124が,9月末に浮揚され,建造ドックから曳き出された。つ まり事実上の進水となる。続いて10月7日には,ハンチントン・インガルス (HII)のインガルス造船所で建造しているアメリカAmerica級強襲揚陸艦の3 番艦ブーゲンヴィルBougainville LHA-8が,進水用の浮ドックから曳き出され て進水した。同艦は9月9日に,陸上の建造施設から浮ドックに移されていた。 10月28日には,ジェネラル・ダイナミクス社傘下のナショナル・スチール&シ ップビルディング(NASSCO)で,T-AO(X)ことジョン・ルイスJohn Lewis級 給油艦の4番艦,ロバートF.ケネディRobert F. Kennedy T-AO-208が進水し た。スポンサーはキャスリーン・
9月28日に台湾・高雄の台湾国際造船(CSBC)で,蔡英文総統を向かえて同 国で初めてとなる国産潜水艦・海鯤Haikungの進水式が行なわれた。この1番 艦は2024年の引渡しを予定しており,最終的には8隻を揃える計画。排水量は 約2,700トン前後,全長は約70メートル,幅は約8メートルの通常動力艦で,艦 尾にはX舵に加えて水平のフィンを備えている。
ティッセンクルップ・マリン・システムズ(TKMS)で9月12日に,212CD型 潜水艦の1番艦の建造を開始した。同社は2019年から2億5,000万ユーロの設備 投資を実施しており,それによって完成した新しい建造建屋も稼動を開始し た。
フィンカンティエーリは9月27日にリヴァ・トリゴソ造船所で,イタリア海 軍向けPPA(Pattugliatore Polivalente d'Altura)ことパオロ・タオン・デ ィ・レヴェルPaolo Thaon di Revel級哨戒艦の3番艦,ライモンド・モンテク ッコリRaimondo Montecuccoliを納入した。同艦は「Light+」型の一番手。
英国防省の装備部門DE&S(Defence Equipment and Support)は9月16日,バ ブコックのロシス造船所で英海軍向け31型フリゲイトの2番艦アクティブ Activeを起工したことを明らかにした。なお,鋼材の切出しは8カ月前から始 まっていた。
英国防省は10月1日,英海軍向けの次世代攻撃原潜について,詳細設計・先 行調達(D2L2:Detailed Design and Long Leads)フェーズの契約を40億ポン ドで発注した。担当はBAEシステムズ,ロールイ・ロイス,バブコックの3 社。この新型攻撃原潜が,オーストラリアが導入する本命の攻撃原潜 SSN-AUKUSのベースにもなる。
9月27日にロシアのアムール造船所で,ロシア海軍向けカラクールト Karakurt級(22800型)コルベット2隻が進水した。艦名はルジェフRzhevとウ ドムリャUdomlya。
9月20日にハンチントン・インガルス(HII)のインガルス造船所で,アメリ カAmerica級強襲揚陸艦ファルージャFallujah LHA-9の起工式が行なわれた。 ウエル・ドックが復活するフライト1の2番艦,通算4番艦となる。 またオースタルUSAは米海軍シー・システムズ・コマンド(NAVSEA)から, 新型汎用揚陸艇LCU-1700級のオプション契約分9隻を9,154万ドルで受注した。 満載排水量428トン,全長139フィート,全幅31フィート,500馬力のディーゼ ル主機2基とコルトノズル・プロペラの組合せで,最大速力11ノット,航続距 離1,200浬/8ノット。M1A1戦車2両または兵員350名,人員400名,貨物170トン (187米トン)の搭載が可能,機銃4挺を装備できる。
9月22日にカリフォルニア州サンディエゴで,タイコンデロガTiconderoga 級巡洋艦の5番艦バンカーヒルBunker Hill CG-52の退役式典が挙行された。同 艦は本級の現役最古参で,就役期間は37年間。横須賀に前方展開していた時期 もある。これに先立ち,9月1日にレイク・シャンプレーンLake Champlain CG-57が,9月15日にサン・ジャシントSan Jacinto CG-56が退役している。 また10月に始まる2024会計年度には,シャイローShiloh CG-67,カウペンス Cowpens CG-63,アンティータムAntietam CG-54,レイテ・ガルフLeyte Gulf CG-55の退役が予定されている。
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