11月24日にフィンカンティエーリのリヴァ・トリゴソ造船所で,イタリア海 軍向けFREMMリゲイトの9番艦スパルタコ・シェルガットSpartaco Schergatが 進水した。この後はラ・スペチア造船所で艤装を実施して,2025年に納入の予 定。同じ名前の艦が2019年1月26日に進水していたが,これはエジプト海軍向 けに切り替えられて早期引渡しを図り,アル・ガララAl Galalaとして就役し た。そのため,改めて同名の艦を建造し直した。
フランス海軍のFREMMフリゲイトのうち,防空型FREMM-DAの2番艦ロレーヌ Lorraineが,11月13日に正式に就役となった。これで同海軍向けFREMMフリゲ イトは全艦が就役した。このうち6隻が汎用型,2隻が防空型。
11月28日に,ロシア海軍太平洋艦隊向けの改キロKilo型(636.3型)潜水艦 モジャイスクMozhaiskが就役した。636.3型全体では11隻目。太平洋艦隊向け としては,ペトロパブロフスク・カムチャッキーPetropavlovsk-Kamchatsky, ヴォルホフVolkhov,マガダンMagadan,ウファUfaに続く5隻目。建造所は他の 同型艦と同じアドミラルティ造船所。
ロシア海軍のボレイBorey型(955A型)戦略原潜インペラトール・アレクサ ンドルⅢ世Imperator AleksandrⅢが11月5日,R-30ブラヴァSLBMの試射を実 施した。ロシア海軍における通例どおりに,今回も白海から発射してカムチャ ッカ半島付近の射場に着弾させた。
米海軍は11月3日,新型エアクッション揚陸艇SSC(Ship to Shore Connector)の9番艇LCAC-108を領収した。建造所はテクストロン・システム ズで,さらにLCAC-109~120を建造中。 ハンチントン・インガルス(HII)のインガルス造船所は米海軍シー・シス テムズ・コマンド(NAVSEA)から,LHA(R)ことアメリカAmerica級強襲揚陸 艦のフライトⅠLHA-10に関する先行調達契約を1億3,000万ドルで受注した。 また,同社で建造しているアメリカ級の3番艦ブーゲンヴィルBougainville LHA-8の進水式が,12月2日に挙行された。スポンサーは第19代統合参謀本部 議長と第36代海兵隊司令官を務めたジョセフ・ダンフォード退役海兵隊大将の 夫人,エリン・ダンフォード氏。 このほか11月14日にオースタルUSAで,ナヴァホNavajo級航洋救難曳船の6番 艦ビリー・フランクJr. Billy Frank Jr. T-ATS-11の起工式が行なわれた。艦 名は朝鮮戦争に出征した海兵隊員にちなむ。
11月13日,ハンチントン・インガルス(HII)のインガルス造船所で,アー レイ・バークArleigh Burke級駆逐艦,サッド・コクランThad Cochran DDG-135の建造工程がスタートした。艦名はミシシッピ州選出の上院議員にち なんでいる。 カルロス・デル・トロ米海軍長官は11月15日,,アーレイ・バーク級の91番 艦(DDG-141)について,アーネストE.エヴァンスErnest E. Evansと命名する と発表した。1944年10月25日に発生したサマール沖海戦において,駆逐艦ジョ ンストンJohnston DD-557の艦長を務めたエヴァンス中佐にちなむ命名。中佐 は,沈没した艦とともに戦死,後に議会名誉勲章が遺贈された。ネイティブ・ アメリカンの議会名誉勲章受章は,同中佐が初めてのこと。また,第2次大戦 において議会名誉勲章を受章した駆逐艦長は,エヴァンス中佐を含めて2名の み。 ジェネラル・ダイナミクス傘下のバス鉄工所では,駆逐艦ジョン・バシロン John
10月4日に,ブラジルのサン・パウロ東方,マデイラ島近くにあるICN (Itaguai Construcoes Navais)で,ブラジル海軍向け原潜アルヴァロ・アル ベルトAlvaro Albertoの建造で使用する鋼材の切出しがスタートした。
9月28日に台湾国際造船(CSBC)で進水した台湾初の国産潜水艦海鯤 Haikung(SS-711)だが,これにイギリス企業の関与がある模様。英国防省が 公表した武器輸出関連統計において,2023年の第1四半期に台湾向けとして21 件・総額3,160万ポンド分の輸出許可があった旨の記述がある。
オランダ海軍の潜水艦ワルラスWalrus(S802)の退役式典が,10月12日に行 なわれた。就役期間は31年間,累計航海日数は約3,000日とのこと。ちなみに 艦名はセイウチの意。同艦はこの後,残る3隻の同型艦を維持するための部品 取りに充てることになっている
10月4日に,ギリシア海軍向けのFDI(Fregates de Defense et d'Intervention)FDI HNのネームシップ,キモンKimon(F601)の進水式が行 なわれた。ただし浮揚は9月28日に実施しており,これが事実上の進水。本艦 は2025年初頭に就役の予定となっている。2番艦ネアロスNearhos(F602)は 2022年7月に鋼材切出しを開始。2023年9月の時点では,完成した船殼ブロッ クのドックへの搬入も始まっている。
10月19日にフランスのコンカルノーで,オランダ海軍向け新型掃海艦の1番 艦フリシンゲンVlissingen(M840)が進水した。オランダとベルギーが共同調 達する掃海艦で,ベルギー向けの1番艦オーステンデOostendeに続く進水とな る。さらに,ベルギー向け2番艦のトゥールネTournaiも建造中。
オーストラリア海軍の原潜要員の第2陣が,サウス・カロライナ州チャール ストンにある米海軍原子力機関学校における訓練課程を修了した。この後は実 機を用いた訓練に移行する。
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