オースタルUSAは1月12日に,遠征用高速輸送艦EPF(Expeditionary Fast Transport)の14番艦,コディCody EPF-14を米海軍に納入した。同艦は,医療 機能を強化したEPFフライトⅡの一番手。手術室2室に加えて,医薬品や血液 の保管施設などを備えている。EPFフライトⅡは,さらに2隻を建造中。
カルロス・デル・トロ米海軍長官は,アーレイ・バークArleigh Burke級駆 逐艦の92番艦(DDG-142)について,チャールズJ.フレンチCharles J. French と命名することを明らかにした。高速輸送艦グレゴリーGregory APD-3に乗り 組んでいた海軍軍人にちなむ命名。太平洋戦争中の1942年9月4日に,同艦は ガダルカナルにおける輸送任務に従事して,ルンガ沖での交戦で沈没した。そ の際にフレンチは,負傷していた同僚15名を救命筏に引き揚げて生命を救った 功績がある。
ジェネラル・ダイナミクス傘下のエレクトリック・ボート造船所(GDEB) は,ヴァージニアVirginia級攻撃原潜のうちSSN-812とSSN-813について,先行 調達に関する修正契約を9,644万ドルで受注した。この2隻に関する先行調達 計画は昨年にも2度の発注があり,3回分の契約額累計は12億2,590万ドルに 達している。
ハンチントン・インガルス(HII)のニューポート・ニューズ造船所で製作 を進めていた,米海軍向けの新型戦略原潜ディストリクト・オブ・コロンビア District of Columbia SSBN-826を構成する後部船殼が完成して,最終組立を 担当するジェネラル・ダイナミクス傘下のエレクトリック・ボート造船所 (GDEB)に向けて送り出された。 この船殼は専用バージに載せて,ヴァージニア州のニューポート・ニューズ から,GDEBの工場があるロード・アイランド州クオンセット・ポイントまで運 ばれた。ディストリクト・オブ・コロンビア級の建造に際して,HIIは前部船 殼と後部船殼を,GDEBは中央部船殼を担当している。
インド国防省は12月20日にマザゴン・ドック造船所(MDL:Mazagon Dockyard Shipbuilders Ltd.)に対して,コースト・ガード向けの新型巡視船 NGOPV(Next-Generation Offshore Patrol Vessel)を6隻,総額161億4,890万 ルピーで発注した。このうち4隻は既存巡視船の代替用で,2隻が純増となる。
ナバンティアがサウジアラビアのジェッダにあるキング・ファイサル海軍基 地で,サウジアラビア海軍向けアバンテ2200 Avante 2200型コルベットの4番 艦,ジーザーンJazan(549)を納入した。この艦名は,同国南西にある街の名 前にちなんでいる。同艦は2021年7月にナバンティアのサン・フェルナンド造 船所で進水した後に現地に移送,艤装を実施して納入の運びとなった。
インド海軍はコルカタKolkata級駆逐艦の6番艦インパールImphalを用いて, PJ-10ブラモス超音速ミサイルの射程延伸型であるブラモスER (Extended-Range)の試射が行なった。発表があったのは11月27日のことで, インパールが就役する前に実施した試験の一環だと説明されている。ベースに なったPJ-10ブラモスは,ロシア製P-800(3M55)オニクスの輸出型であるヤホ ント(3M55E)から派生した超音速ミサイル。
12月25日にプーチン大統領を迎えて,ロシア海軍向けアドミラル・ゴルシコ フAdmiral Gorshkov級(22350型)フリゲイトの3番艦アドミラル・ゴロフコ Admiral Golovkoの就役式典が挙行された。
RIAノーボスチが11月30日に,ロシア海軍向け原潜の納入について報じた。 これは,ボレイABorei-A型(955A型)戦略原潜の皇帝アレクサンドルIII世 Emperor Alexander III(K-554)と,ヤーセンM Yasen-M型(885M型)攻撃原 潜のクラスノヤルスクKrasnoyarsk(K-571)で,いずれも太平洋艦隊向け。
12月26日に,ウクライナ軍がクリミアのフェオドシヤ港に対して巡航ミサイ ルによる攻撃を実施した。この攻撃で,フェオドシヤにいた露海軍黒海艦隊所 属のロプーチャRopucha型(775型)揚陸艦ノヴォチェルカッスク Novocherkasskが大破・沈没した。使用したミサイルは,ストーム・シャドー /SCALP-EGとの情報がある。
英海軍で2021年に退役したサンダウンSandown級機雷掃討艇ブライスBlyth (M111)が9月にルーマニアに譲渡され,11月15日にイギリスを出発して現地 回航の途に就き,12月19日にルーマニアのコンスタンツァに到着した。同艦に 続いて,旧ペンブロークPembroke(M107)の譲渡も予定されている。一方,イ ギリスがウクライナに供与したサンダウン級2隻を対象とする整備支援業務契 約を,バブコックが受注した。この2隻は,英海軍で用途廃止になったグリム ズビーGrimsby(M108)とショアハムShoreham(M112)で,2023年7月にウクラ イナ海軍で再就役,現艦名はチェルニヒウChernihivとチェルカッスイ Cherkasy。この供与計画は,UNCEP(Ukraine Naval Capabilities Enhancement Programme)という。
オランダ海軍はワルラスWalrus級潜水艦の後継計画を進めているが,これに 対してサーブ傘下のコックムスはオランダのダーメン造船所と組んで,C718と 呼ばれるモデルを提案することを明らかにした。これは,すでにコックムスが スウェーデン海軍向けに建造しているA26型ことブレーキングBlekinge級をベ ースとして,全長と船殼直径の双方を拡大して外洋行動に適した内容に仕立て 直したモデル。排水量は3,000トン超にスケールアップする。
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