9月9日にインドのコーチン造船所(CSL:CochinShipyards Ltd.) で, インド海軍向けの小型対潜艦ASW SWC(Anti-Submarine Warfare Shallow WaterCraft) のマルペMalpe とムルキMulki が進水した。ASW SWCは全部で16 隻の建造を計画しているが,そのうち8隻をCSLが担当しており,今回の2隻 はその4,5隻目にあたる。(Jane's 2024/9/11)
中国で潜水艦の沈没事故が発生したとの話が伝えられている。現場は武漢郊 外の長江沿いにある,中国船舶集団(CSSC:China State Shipbuilding Corp.) 傘下の武漢造船所。5~7月撮影の衛星写真によると,5月29日には 変わったことはなく,潜水艦が岸壁に係留されているだけだった。しかし6月 15日には,同じ場所にクレーン船4隻が蝟集しており,潜水艦の姿がない。そ の後の7月には,クレーン船は姿を消している。この状況から,同地で建造中 の潜水艦が沈没し,隠密裏にサルベージが行なわれた可能性が考えられてい る。 この潜水艦については,039A型(宋Song型)という報道だけでなく,米国防 総省筋からの情報として「X舵を備える新型攻撃原潜の周Zhou型である」との 報道も出ている。ただ,これまで武漢造船所で建造された潜水艦は通常潜であ り,原潜は渤海造船所で建造されている。すると,原潜の可能性は低いという 見方もできよう。
演習「カカドゥ」に参加したオーストラリア海軍のフリゲイト,ウォーラム ンガWarramunga(FFH-152)でユニークな洋上補給が行なわれた。ダーウィン 基地から飛来した空軍のC-27J輸送機に,パレットに載せた100キロほどの補給 物資を搭載,洋上にいるワラムンガの近くに空中から投下した。パレットはパ ラシュートで着水し,ワラムンガから搭載艇を差し向けて艦上に回収した。 これは,MAD(Maritime Aerial Delivery)と称する。ヘリコプターの行動 圏外から迅速に物資を送り込めるのが利点だと説明されている。C-27Jは離陸 後,現場まで45分で飛行したという。(Australian DoD 2024/9/20)
カナダ公共調達省(PSPC:Public Services and ProcurementCanada)は9 月24日に,カナダ海軍のヴィクトリアVictoria級を代替する新しい通常動力潜 水艦12隻の調達に関する情報照会(RfI)を発出した。回答期限は11月18日。 2028年までに契約を締結し,35年から引渡し開始の計画だとしている。 (Naval News 2024/9/25)
コングスベルグ・グループのコングスベルグ・ディフェンス&エアロスペー スが,ノルウェー軍の装備部門NDMA(Norwegian Defence Materiel Agency) からノルウェー海軍のウーラUla級潜水艦の延命改修の契約を4億3,600万クロ ーネ(4,138万ドル)で受注した。 もともと同級はコングスベルグ製の戦闘システムを装備しており,そのハー ドウェアとソフトウェアをアップグレードする。これは,ドイツと組んで共同 調達を進めている212CD型潜水艦が配備されるまでの戦力維持が目的。 (Kongsberg Gruppen 2024/9/23)
ネーバル・グループのロリアン造船所で9月19日にギリシア海軍向けの新型 水上戦闘艦FDI HNの2番艦ネアルコスNearchos(F-602)が進水した。 FDI HNは,ネーバル・グループがフランス海軍向けに建造しているFDIのギ リシア向け派生型で,3隻の建造が決まっている。さらに,4隻目の追加発注 も折衝が行なわれているとの報道もある。(Naval Group 2024/9/18)
ネーバル・グループとオランダ国防省は9月末に,ワルラスWalrus級潜水艦 代替のとなるオルカ Orka型4隻の納入契約を締結した。計画名称はRNSC (ReplacementNetherlands Submarine Capability),予算は56億5,000万ユー ロ(約63億ドル)。なお,先に経済省との間で産業協力合意も締結しており, 10億ユーロ(11.4億ドル)分のオフセットを設定してオランダ企業が開発・製 造に参画する。(Naval Group 2024/9/30)
フィンカンティエーリのラ・スペチア(ムッジアーノ)造船所で10月3日 に,PPA(Pattugliatore Polivalented'Altura)ことパオロ・タオン・ディ・ レヴェルPaoloThaon di Revel級の5番艦ジョヴァンニ・デッレ・バンデ・ネ ーレGiovanni delle Bande Nere(P-434)の引渡しが行なわれた。同級で初め てのFull仕様となる。 一方,同社のリヴァ・トリゴゾ造船所では,イタリア海軍向け新型OPV (Offshore Patrol Vessel)の1番艦で使用する鋼材の切出しが始まってい る。これはフィンカンティエーリが51パーセント,レオナルドが49パーセント を出資するOSN(Orizzonte Sistemi Navali)が4隻を12億ユーロで受注して いるうちの一番手。2027年の納入を予定している。排水量2,
8月19 日にサン・ナゼールにあるアトランティーク造船所で,フランス海 軍向けの新型補給艦BRFの2番艦ジャック・ストスコフJacques Stosskopfが進 水した。引渡しは2025年の予定。計画名称はFLOTLOG(Fleet Logistics),排 水量31,000トン,全長194メートル,幅27.6メートル,乗組員190名(便乗者60 名を含む),貨物搭載容量13,000立方メートル。(Naval News 2024/9/13)
10月3日にバロー・イン・ファーネスのBAE システムズで,英海軍向けアス チュートAstute級攻撃原潜の6番艦アガメムノンAgamemnon が進水した。 (BAE Systems 2024/10/3)
ロシア海軍太平洋艦隊向けアドミラル・ゴルシコフAdmiral Gorshkov級 (22350型)フリゲイトの一番手アドミラル・イサコフAdmiral Isakovが,9 月30日にサンクト・ペテルブルグの北方造船所で進水した。(Naval News 2024/9/30)
ロッキード・マーチンのロータリー& ミッション・システムズ部門は米ミサ イル防衛局(MDA:MissileDefense Agency)から,イージスBMD 6.0.1の開発 について,作業追加に伴う修正契約を2,556万ドルで受注した。累計受注額は3 億4,718万ドルとなっている。 BMD関連ではこのほか,極超音速飛翔体を迎撃する新型ミサイルの開発計画 GPI(Glide Phase Interceptor)について,ノースロップ・グラマン案の採用 が決まる動きがあった。GPIは,イージスBMDに対応するイージス艦やイージス ・アショアから発射する。(DoDContracts 2024/9/30,MDA 2024/9/25)
Showing 12 of 1154 total posts