ティッセンクルップ・マリン・システムズ(TKMS)がブラジルに設立した現地合弁の tkEBS(thyssenkrupp Estaleiro Brasil Sul)で11月13日に,ブラジル海軍向けタマン ダーレTamandaré級フリゲイト(MEKO A-100MB型)の3番艦クーニャ・モレイラ Cunha Moreira(F202)の鋼材切出しが始まった。この後は2025年7月に起工式を実 施,26年7月に進水,28年2月に就役のスケジュール。排水量3,455トン,全長107.2 メートル。(Jane's 2024/11/27)
イスラエル国防省が,レシェフReshef型コルベット5隻の調達計画を承認した。予 算規模は明らかにされていない。これは,同国海軍現役のサール4.5 Sa'ar 4.5型コ ルベットの代艦で,イスラエル造船所で建造の計画とされる。(Jane's 2024/11/27, DID 2024/11/27)
11月14日にインドのヒンドスタン造船所で,インド海軍向けの新型補給艦FSS (Fleet Support Ship)の1番艦の起工式が行なわれた。FSSは5隻の建造を計画し ており,そのうち2隻はラーセン&トゥブロ(L&T)が副契約社として担当する。 11月16日にインドネシアのPT PALで,インドネシア海軍向けの新型フリゲイト(ア ローヘッド140 Arrowhead 140型)の2番艦を起工した。6月から鋼材の切出しを始 めていたもの。全長140メートル,幅19.75メートル,速力28ノット。 フィンカンティエーリは,カタール海軍から受注していた揚陸艦アル・フルクAl-Fulk について,11月29日に同社ムッジアーノ造船所で引渡し式典を実施した。全長143メ ートル,幅21.5メートル,550名の乗艦が可能。(Naval News 2024/11/15-16,同2024/11/
トルコのバイカルは11月19日,同日トルコ海軍の揚陸艦アナドルAnadolu(L-400) 艦上でバイラクタルTB3無人機の発着艦を初めて実施したと発表した。同機は6月1 日に,陸上でのスキー・ジャンプ勾配からの発進試験を成功裏に実施していた。 今回の艦上試験では,2機の開発試験用機を用いて昼夜双方でのアプローチ試 験を実施。続いて開発試験用機22号機をアナドルに搭載して,11月19日に試験を実 施。同艦のスキー・ジャンプ勾配を用いて発進したTB3は,エーゲ海と地中海で46分 のフライトを実施した後,アナドルに着艦した。(Naval News 2024/11/19)
フランス政府が政府開発援助(ODA)案件として,フィリピン・コースト・ガードに30 ~35メートル級の巡視艇(FRC:Fast Response Craft)40隻を引き渡すことになっ た。予算は4億3,800万ドルで,納入後の維持管理業務も含む。 最初の20隻はフランスで,残り20隻はフィリピンで建造する。建造担当は,2019年 に巡視船ガブリエラ・シランGabriela Silang(OPV-8311)を手掛けた仏OCEAになる 模様。同社は2022年に,15~120メートル級の巡視船艇を建造できる施設をフィリピ ンに開設すると表明している。(USNI News 2024/11/6)
インド軍の研究開発部門DRDO(Defence Research and Development Organisation)が11月16日に,極超音速ミサイルLRAShM(Long Range Anti Ship Missile)を初めて試射した。これはロケット・ブースターで極超音速滑空飛翔体(HGV :Hypersonic Glide Vehicle)を飛ばすタイプ。諸元は,射程1,700キロ,全長14メート ル,弾体直径1.4メートル程度で,陸上・艦上のいずれからも発射可能とされる。 またLRLACMと呼ばれる巡航ミサイルの試射も実施された。DRDOがバラト・ダイ ナミクス(BDL:Bharat Dynamics Ltd.)並びにバラト・エレクトロニクス(BEL:Bharat Electronics Ltd.)と組んで開発しているもので,陸上だけでなくロシア製のUKSKに代 わるべく国内開発中の汎用VLSのUVLM(Universal Vertical Launch
11月27日に現代重工の蔚山造船所で,韓国海軍向けKDX-3バッチ2の1番艦チョ ンジョ・デワンJeongjo Daewang(995)の引渡し式典が行なわれた。イージス戦闘シ ステムを搭載しており,排水量11,000トン,全長170メートル,幅21メートル。(Jane's 2024/11/28)
オーストラリア海軍では,アンザックAnzac級の後継となる次期フリゲイト導入計画 GPF(General Purpose Frigate)を進めている。この件で,韓国の現代重工とスペイ ンのナバンティアが脱落,日本の三菱重工が提案のFFM派生型と,ドイツのティッセ ンクルップ・マリン・システムズ(TKMS)が提案のMEKO A-200派生型が候補に残っ た。計画名称はProject Sea 3000,予定建造隻数は11隻,予算は70~10億豪ドル, 2029年からの納入を求めている。(ABC News 2024/11/7)
ノルウェー海軍では,フリチョフ・ナンセンFridtjof Nansen級の後継となる新型フリ ゲイト5~6隻の建造を計画している。そこで海外にパートナーを求めることとしてお り,候補としてフランス,ドイツ,イギリス,アメリカを選定した。この中から2025年にパ ートナーを決定することになる。(Defense News 2024/11/19)
ナバンティアのカルタヘナ造船所では,スペイン海軍のS-80A型(イサーク・ペラル Isaac Peral級)潜水艦に搭載する燃料電池式AIPのBEST(Bio-Ethanol Stealth Technology)を手掛けている。10月31日から,同級3番艦コスメ・ガルシアCosme García(S-83)への搭載作業を始め,11月下旬に完了した。BESTは液体酸素とバイ オ・エタノールを使用する燃料電池で,これをセクション3に搭載する。(Naval News 2024/11/26)
RIM-116 RAM対空ミサイルを手掛けるRAMシステムが,11月14日にオランダ軍 の装備部門から,RAMの発射機を受注した。オランダ海軍とベルギー海軍が導入計 画を進めている新型フリゲイト(ASWF:Anti-Submarine Warfare Frigate)に搭載する もの。同級では,ゴールキーパーCIWSの後継となる新型CIWSを搭載するとの話が あったが,それがRAMに決まったものと考えられる。(Naval News 2024/11/20)
仏国防調達局(DGA)はタレスとエグザイルに,将来対機雷戦システム・SLAM-F (Système de Lutte Anti-Mines - Futur)で使用する自立無人艇(AUV: Autonomous Underwater Vehicle)を発注した。エグザイルの既存製品A18-Mをベ ースとする発展型で,タレス製のSAMDIS 600高解像度ソナーを搭載する。また,デ ータ分析にはMi-MAPソフトウェアと人工知能(AI)を活用するとしている。数量は確 定8基,オプション8基。(DGA 2024/11/7,Thales 2024/11/7)
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