オランダ海軍の新型補給艦デン・ヘルダーDen Helder(A834)が,建造所があるルーマニアのガラティから本国回航と最初の洋上試験を兼ねた航海を実施して,12月13日にオランダのダーメン造船所に到着した。 ポルトガル海軍は12月17日にトルコのSTMに,新型補給艦2隻を発注した。計画名称はNRE+(Navio Reabastecedor de Esquadra e Logístico)で,多用途補給艦と銘打ち,災害派遣任務も想定している。排水量11,000トン,全長137.06メートル,幅19.1メートル,吃水6.7メートル,速力18ノット。 NVLはドイツ海軍から424型情報収集艦3隻を受注している。SIGINT(Signal Intelligence)収集任務に充てるもので,まず12月に入ってから1番艦の鋼材切出しが始まった。(Jane's 2024/12/16,Naval News 2024/12/17,Naval News
ドイツ連邦議会が,210億ユーロの装備調達要求を承認した。その中に海軍向け212CD型潜水艦を4隻,追加調達する話が含まれている。もともと,ドイツは212CD型を2隻調達する計画だったが,今回の決定により6隻にふえる。ノルウェーも,確定している4隻に2隻を上積みする意向があり,これらの追加が確定すると212CD型の総数は12隻に増加する。 なお,ノルウェーのベルゲンにあるハーコンスヴァーン海軍基地では12月初頭から,同国海軍の212CD型を担当する整備施設の建設工事が始まっている。(Naval News 2024/12/19,Jane's 2024/12/6)
ドイツ連邦議会は海軍のザクセンSachsen級(124型)フリゲイト3隻の後継となる新型フリゲイト127型の建造計画を承認した。ティッセンクルップ・マリン・システムズ(TKMS)が中心となり,NVL(Naval Vessels Lürssen)などが参画する体制で開発・建造にあたる。隻数は6隻で,そのうち1隻はオプション契約扱い。 127型はMEKO A-400と呼ばれるモデルで,排水量は10,000トンに達する見込み。戦闘システムはイージスを使用するが,それと組み合わせるレーダーの機種は未確定。(Naval News 2024/12/20)
昨年12月6日に中国海軍の052DL型(旅洋LuyangⅢ型)駆逐艦達州Dazhou(135)を自衛隊が捕捉した際に,新型レーダーの存在が判明した。 撮影・公表された写真を見ると,艦橋直後のマスト頂部に2面アレイ回転式のフェーズド・アレイ・レーダーを,煙突後方に対ステルス用と見られるVHFレーダーのアンテナを載せている様子が見て取れる。(Jane's 2024/12/16)
上海の滬東中華造船で12月27日に,新型の空母型揚陸艦076型の1番艦四川Sichuan(51)の進水式が行なわれた。全長は約260メートル,排水量は40,000トン余り。本艦は通常動力推進の揚陸艦だが,電磁カタパルトを備えるとされる。固有兵装としては,HQ-10近接防御SAMの発射機3基,11銃身の30ミリ機銃を使用するH/PJ-11 CIWS3基などがある。アイランドは前後分離型で,その中間・右舷側,それと左舷艦尾寄りにサイド・エレベーターを装備する。(Naval News 2024/12/27)
12月27日に,ロシア海軍向けヤーセンM Yasen M型(885M型)攻撃原潜の4番艦アルハンゲリスクArkhangelsk(K-564)の就役式典が行なわれた。配備先は北洋艦隊。同級は3M54カリブルNK巡航ミサイル,P-800オニキスSSM,3M22ツィルコン極超音速ミサイルの運用が可能とされる。(USNI News 2025/1/2)
RTXのレイセオン部門は米海軍から,トマホーク・ブロックⅤミサイル131発を,総額4億120万ドルで受注した。内訳は米陸軍向けが26発,米海兵隊向けが16発,オーストラリア向けが11発,日本向けが78発。(DoD Contracts 2024/12/19)
米海軍はLUSV(Large USV)のMTU 8V4000M24Sディーゼル機関を対象とする,720時間の連続運転試験を実施した。これは,2021会計年度の国防歳出権限法で実施を求められていた案件。人が介入したり手直ししたりせず,あるいは予防整備を実施することなく,長時間の連続運転を実施できることを立証するのが目的。 一方,米国防高等研究計画局(DARPA)はNOMARS(No Manning Required Ship)計画の一環として,LUSVのマリナーMarinerとレンジャーRangerによる,無人・自動洋上給油試験を実施した。乗員は作業に介入せず,無人で自動的に実施したと説明されている。この技術を,NOMARS計画の下で建造するMUSV(Medium USV)のデファイアントDefiantに取り入れる計画である。(NAVSEA 2024/12/18,DARPA 2024/12/19)
テクストロン・システムズは米海軍から,無人艇CUSV(Common Unmanned Surface Vehicle)に搭載する掃海機材のPDS(Mine Sweeping Payload Delivery System)を1億600万ドルで受注した。音響掃海具と磁気掃海用電纜で構成する。MCMMP(Mine Countermeasure Mission Package)向けとあることから,沿海域戦闘艦(LCS)の対機雷戦ミッション・パッケージで使用するものと思われる。 同社は2014年から,USVによる掃海を企図したUISS(Unmanned Influence Sweep System)計画に関わっており,UISSは2022年に初度運用能力(IOC:Initial Operational Capability)を達成済み。(Textron 2024/12/10)
カルロス・デル・トロ米海軍長官が12月11日に,沿海域戦闘艦(LCS)を対象とする火力増強計画に言及した。 LCSについてはすでに,OTHWS(Over-the-Horizon Weapons System)計画の下,RGM-184A NSM(Nytt Sjønomålsmissil/Naval Strike Missile)を搭載する計画が進んでいる。インディペンデンスIndependence級の中には,NSMを載せた状態で横須賀に寄港した艦もいる。 今回,新たに出てきたのは,Mk70 PDS(Payload Delivery System)を搭載してSM-6やトマホークの運用を可能にする話。11月に就役したフリーダムFreedom級14番艦のナンタケットNantucket LCS-27は,後部の飛行甲板にMk70を1基載せた状態で,就役式典が行なわれたボストンに到着していた。 ロッキード・マーチンによると,LCSにMk70を3基載せるとのことだが,前甲板や上構周囲にはそれだけのスペースがなさそうなので,飛行甲板に載せると思われる。 LCSは25隻を現役に残して,そのうち15
米海軍の研究開発・調達担当次官を務めるニコラス・ゲルティン氏が12月11日に,FFG(X)ことコンステレーションConstellation級フリゲイトについて,「(遅れている)設計の確定は2025年5月に達成できる見込み」と発言した。1番艦コンステレーション FFG-62は2026年の納入を予定していたが,設計確定の遅れなどが原因で,3年ほど遅延するとの話が取り沙汰されている。その背景には,生残性や成長余地に関する要件を満たすために大幅な設計変更が求められた事情がある。外見や基本配置は,ベースになったイタリア海軍のFREMM(Fregate Europee Multi-Missione)フリゲイト,カルロ・ベルガミーニCarlo Bergamini級と類似しているが,詳細は大きく異なるものになっているという。 なおFFG(X)はフィンカンティエーリ・マリネット・マリーンが建造を担当しているが,セカンドソースを加える計画があり,11月に情報照会(RfI)が発出された。 カルロス・デル・トロ米海軍長官は12月17日に,コンステレーション級の8番艦FFG-69の艦名がジョイ・ブライト・ハ
ハンチントン・インガルス(HII)のニューポート・ニューズ造船所で12月7日に,ヴァージニアVirginia級攻撃原潜の27番艦アーカンソーArkansas SSN-800の命名式が行なわれた。また,ジェネラル・ダイナミクス傘下のエレクトリック・ボート部(GDEB)で建造した同級24番艦のアイオワIowa SSN-797が,12月22日に米海軍に引き渡された。 ジェネラル・ダイナミクス傘下のナショナル・スチール&シップビルディング(NASSCO)で12月5日に,T-AO(X)ことジョン・ルイスJohn Lewis級給油艦の7番艦サーグッド・マーシャルThurgood Marshall T-AO-211の起工式が行なわれた。また,同級4番艦のロバートF.ケネディRobert F. Kennedy T-AO-208が,12月10日に米海軍に引き渡された。 年明けにカルロス・デル・トロ米海軍長官は,アーレイ・バークArleigh Burke級駆逐艦のうち95番艦と96番艦の艦名を発表した。95番艦はイントレピッドIntrepid DDG-145で,ニューヨークで保存されている空母に続く命
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