○フランス海軍向けの新型補給艦BRF(Bâtiment Ravitailleur de Forces)の2番艦ジャック・ストスコフJacques Stosskopfが4月9日から試験航海を開始した。仏国防調達局(DGA)が4月14日に明らかにした。(DGA 2025/4/14) ○リトアニアのウェスタン・バルティック造船所で4月7日に,シンガポール海軍向けOPVの1番艦の起工式が行なわれた。ドイツのファスマーが4隻を受注,パートナーとなるウェスタン・バルティック造船所が建造を担当している。ドイツの警察で運用しているポツダムPotsdam級がベースとなっている。(Jane's 2025/4/8) ○STエンジニアリングは4月24日,シンガポール海軍向けMRCV(Multi-Role Combat Vessel)2番艦の鋼材切出しを始めたと発表した。(Naval News 2025/4/30) ○トルコ海軍で用途廃止になったドアンDoğan級高速戦闘艇ヴォルカンVolkan(P343)を,
インドネシアのリアウ諸島州バタムにあるカリムン・アヌグラ・セジャティ(PT Karimun Anugrah Sejati)造船所で4月17日に,インドネシア海軍向けブン・カルノBung Karno級コルベットの2番艦ブン・ハッタBung Hatta(370)の就役式典が行なわれた。全長80.3メートル,幅12.6メートル,最大速力25ノット,乗組員82名。主兵装はボフォースの旧型57ミリ砲だが,これを76ミリ砲に換装して能力向上を図る構想がある。(Naval News 2025/4/19)
トルコのイスタンブール造船所で4月8日に,マレーシア海軍向けLMS(Littoral Mission Ship)バッチ2の1番艦の起工式が行なわれた。昨年12月4日から鋼材の切出しを始めており,この後は2026年の半ばに進水,2027年末に引渡しとのスケジュールが組まれている。 このLMSバッチ2は3隻の建造を予定している。排水量2,500トン,全長99.56メートル,幅14.42メートル,吃水3.9メートル,主機CODAG(ディーゼル2基,LM2500ガスタービン1基)で,速力26ノット,航続距離4,000浬/14ノット,乗組員111名。(Naval News 2025/4/9)
HD現代重工の蔚山造船所で建造,3月末に引渡しが実現したフィリピン海軍向けの新型フリゲイト,ミゲル・マルバーMiguel Malvar(FFG-06)の就役式典が,4月8日にスービック基地で行なわれた。 一方,先代のミゲル・マルバー(PS-19)は,米比合同演習“バリカタン2025”の一環として南シナ海において標的となり沈められる予定だった。しかし5月5日,演習海面への曳航中に荒天のため浸水が起こり沈没してしまった。こちらのミゲル・マルバーは1944年に米海軍の警備艦バトルボロBattleboro PCE(R)-852として竣工し,米海軍退役後に南ベトナム海軍に移管された。それが1975年の南ベトナム崩壊の折にフィリピンに脱出して同国で再就役,2021年に退役していた。(Naval News 2025/4/8,NBC News 2025/5/6)
フィリピン海軍では,潜水艦を導入する「ホライズンⅢ」構想を進めている。これに対して,伊フィンカンティエーリと独ティッセンクルップ・マリン・システムズが組んで,212NFS(Near Future Submarine)型を提案することになり,両社の間で協力合意がまとまった。 この212NFS型は,すでにイタリア海軍が4隻の導入計画を進めているもので,名前のとおり212A型の改良型。212A型と比べて船体を1.2メートル延長しており,リン酸鉄リチウム蓄電池や燃料電池AIP,レオナルド製ブラック・シャーク・アドバンスト(BSA)長魚雷の搭載といった新機軸を取り入れる模様。ただし現時点では,フィリピンに提案する艦がどんな仕様になるかは明らかになっていない。(Naval News 2025/4/16)
ダーメン造船所がルーマニアのガラティで建造したパキスタン海軍向けOPVの4番艦ヤママYamama(F274)の就役式典が,オルマーラのジンナー海軍基地で行なわれた。2020年の2月と11月に1隻ずつ納入したOPV2300型(ヤムークYarmook級)が好評だったため,2隻の追加発注が実現。2024年7月に就役した1隻目のフナインHunain(F273)に続いて,2隻目も就役の運びとなった。フナインとヤママはOPV2600型に属し,排水量2,600トン,全長98メートル,主機ディーゼル(出力2,350kW)4基,2軸。(Naval News 2025/4/15)
インドは2023年に,ダッソー・アビアシオン製ラファルM戦闘機の採用を決定していたが,4月28日にセバスチャン・ルコルニュ仏国防相がインドを訪問したのに合わせて,政府間合意に調印した。予定調達機数は既報のとおりに26機で,総額6,300億ルピー(75億ドル)。当初は57機の取得を計画していたが,実際の調達機数は半分以下にとどまっている。 計画名称はMRCBF(Multi-Role Carrier Borne Fighters)といい,現有のMiG-29Kとともに運用する艦上戦闘機を調達するもの。候補として,ラファルMと,ボーイングF/A-18Eスーパー・ホーネットが競合していた。インド海軍ではMiG-29Kと同様にSTOBAR空母で運用するため,ラファルMとスーパー・ホーネットのいずれも,陸上試験施設のスキー・ジャンプ勾配で離陸試験を実施した。(Dassault Aviation 2025/4/28)
北朝鮮の「労働新聞」が4月25日頃に,同国海軍向けの新型駆逐艦チェ・ヒョンChoe Hyon(艦番号51)の竣工を報じた。排水量は5,000トン級とされている。 煙突後方の上構内部にVLSを備えているが,これは小型のセルを備える10セル・モジュール(外観の異なるハッチが2種類あり,それぞれ4セルと6セル)が2基,それと大型のセルを備える10セル・モジュールが1基という組合せ。ただし,これらのVLSが上構の後端部分を占有しているため,ヘリコプターの発着甲板はあるものの,格納庫を設置する余地はないようだ。 このほか,パンツィーリMらしき個艦防空システム,前甲板には単装砲とVLSを備える。こちらのVLSは,艦首側に小型のセルを16セル,艦橋側に大型のセルを6セルという内訳。よって,本艦が搭載するVLSのセル総数は,小型セルが52セル,大型セルが22セルとなる。
ギリシアのミツォタキス首相が4月2日に,ギリシア海軍の214型(パパニコリスPapanikolis級)潜水艦4隻のアップグレード改修計画を進めることを明らかにした。 予算は250億ユーロ(274億3,000万ドル)。主な眼目は,AEG SUT Mod0長魚雷をアトラス・エレクトロニク製DM2A4シーヘイクMod4長魚雷(全長6.22メートル,重量1,530キロ,弾頭重量260キロ,雷速50ノット,射程50キロ)に変更,併せてISUS-90指揮管制装置も適合改修を実施する件。このDM2A4魚雷は,第1陣として2025年半ばまでに44本を調達,さらに年末までに第2陣を加える計画。(Jane's 2025/4/8)
ナバンティアは4月25日に,スペイン海軍向けのF-110型ことボニファスBonifaz級フリゲイトの2番艦・ロヘル・デ・ラウリアRoger de Lauriaの起工式を挙行した。これは当初の予定よりも7カ月の前倒しであった。また同日,3番艦メネンデス・デ・アビレスMenéndez de Avilésの鋼材切出しも開始したが,こちらは当初の予定よりも3カ月の前倒し。1番艦ボニファスは,ブロックの組立てが85パーセントまで進んでおり,数カ月中に進水となる見込み。(Naval News 2025/4/28)
イタリア海軍が1982~85年に8隻を就役させたマエストラーレMaestrale級フリゲイトの2番艦のグレカーレGrecale(F571)が4月1日に退役した。これで,同級はすべて現役を離れた。(Jane's 2025/4/9)
4月3日にフィンカンティエーリのリヴァ・トリゴゾ造船所で,イタリア海軍新型フリゲイトFREMM EVOの1番艦用鋼材の切出しが始まった。FREMM EVOは,FREMM計画で建造したカルロ・ベルガミーニCarlo Bergamini級の発展型で,2024年6月に2隻を受注している。 一方カルロ・ベルガミーニ級は,9番艦で汎用型のスパルタコ・シェルガットSpartaco Schergat(F598)が4月15日に引き渡された。(Fincantieri 2025/4/3)
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