ドイツ海軍が“Kurs Marine 2025”(海軍進路2025)と題する新たな戦力整備計画をまとめた。ハードウェアの面では,すでに計画が動き始めているF127型フリゲイト6隻に加えて,遠隔操縦式のミサイル発射プラットフォームLRMV(Large Remote Missile Vessel)を3隻,それぞれ建造するとしている。また,有人ヴィークルと無人ヴィークルを組み合わせるMUM-T(Manned and Unmanned Teaming)能力の導入,長距離打撃能力の導入,水中インフラの保護といった話も柱に挙げている。(Jane's 2025/5/19)
5月27日にネーバル・グループのロリアン造船所で,フランス海軍向けシュフランSuffren級攻撃原潜の4番艦ド・グラースDe Grasseが進水した。この後は仕上げ工程を経て竣工となろう。さらに建造中の5番艦リュビRubisと,6番艦カサビアンカCasabiancaが続く。 なおネームシップは2022年6月,2番艦デュゲイ・トルーアンDuguay-Trouinは2024年4月に就役済み。3番艦トゥールヴィルTourvilleは2024年11月に引渡しを済ませて,年内の実戦配備実現に向けて試験を進めている段階。(Naval Group 2025/5/27)
英海軍は5月15日にデヴォンポート基地で,「CETUS計画」の下で開発した大型UUVエクスカリバーExcaliburをお披露目した。プリマスに拠点を構えるMSubs社が建造したもので,規模は全長12メートル,いわゆるXLUUV(eXtra Large UUV)に分類される。これから2年がかりで,各種の試験を実施する計画となっている。(Royal Navy 2025/5/15)
NATOの演習“フォーミダブル・シールド2025”に参加していた英海軍の45型駆逐艦ドラゴンDragonが,GWS45シー・ヴァイパー対空ミサイル・システムを用いて,超音速標的との交戦を実施した。使用した標的の飛翔速度はマッハ4とのこと。シー・ヴァイパーは,サンプソン多機能レーダーを中核とするPAAMS(Principal Anti-Air Missile System)と,MBDA製アスター対空ミサイルの組合せで構成する。(Jane's 2025/5/20)
スコットランドのグラスゴーにある,BAEシステムズのスコッツタウン造船所で5月22日に,ウェールズ公妃殿下を招いて英海軍向け26型フリゲイト1番艦グラスゴーGlasgowの命名式が行なわれた。妃殿下は同艦のゴッドマザーを務められている。(BAE Systems 2025/5/22,Royal Navy 2025/5/22) また,5月8日にハンブルクのブローム・ウント・フォス造船所で,ドイツ海軍向けK130型コルベット・バッチⅡの4番艦アウグスブルクAugsburg(F268)の命名式が行なわれた。(Naval News 2025/5/12)
6月14日,スコットランドのロシスにあるバブコック造船所で,英海軍向け31型フリゲイトの1番艦ヴェンチャラーVenturer(F12)が進水した。本艦はこれに先立つ5月27日,同級のために新設された建造用建屋“ヴェンチャラー・ビルディング”から,SPMTと呼ばれる自走式の移送装置で屋外に移動しており,進水後は艤装工事に入ることになる。
海上自衛隊でも導入を決めたMQ-9Bシーガーディアンなどの無人機を手掛けるジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ(GA-ASI)が,ソノブイのメーカーとして知られるウルトラ・マリタイムとの間で,戦略的パートナーシップを構成することになった。 この提携の狙いは,MQ-9Bにソノブイ・シューターを装備してウルトラ・マリタイム製のソノブイを搭載,潜水艦の捕捉追尾を実現すること。(Naval News 2025/5/24)
米国土安全保障省(DHS:Department of Homeland Security)は,米コースト・ガードの砕氷巡視船調達計画PSC(Polar Security Cutter)の,全規模量産(FRP:Full Rate Production)への移行を承認した。 PSCは8隻の建造を計画しており,2020年に建造契約を締結して2025年から納入を始めるはずだった。しかし2023年の時点で,すでにスケジュールは3年遅れとなっていた。1番船ポーラー・センチネルPolar Sentinel PSC-1は2023年8月にボリンジャー造船所で鋼材の切出しを開始して,すでに建造工程が走っている。同社に加えて,VTハルター・マリンもPSCの設計・建造に関する契約を得ている。(Jane's 2025/5/2)
米海軍は,海兵隊のEABO(Expeditionary Advanced Base Operations)を支援する小型揚陸艦LSM(Landing Ship Medium)について,2案を並行して進める“ダブルトラック”アプローチを考えている。 すでに海軍は,ボリンジャー造船所にLSMブロック1を発注しており,艦名はマクラングMcClung LSM-1に決定済み。これはILSV(Israeli Logistic Support Vessel)がベースとなっている。さらに並行してオランダのダーメン・ナヴァルが設計したLST-100も,技術データ・パッケージ(TDP:Technical Data Package)と設計を購入する計画があるという。(Jane's 2025/5/9)
4月15日,米ルイスB.プラーLewis B. Puller級遠征用海上基地艦の4番艦ミゲル・キースMiguel Keith ESB-5は,横浜の三菱重工で受けていた5カ月間の定期オーバーホール(ROH:Regular Overhaul)を完了,5月5日に横浜を出港した。日本の民間造船所での米艦の定期オーバーホール実施は,これが初めてであった。(US Navy 2025/5/5)
ジェネラル・ダイナミクス傘下のバス鉄工所(GDBIW)で5月20日,米アーレイ・バークArleigh Burke級駆逐艦フライトⅢのクエンティン・ウォルシュ Quentin Walsh DDG-132が起工された。スポンサーは艦名になったウォルシュ米コースト・ガード大佐の曾孫マディソン・アン・ゾルファー氏。(NAVSEA 2025/5/20)
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