艦船ニュース
防衛省は,2025年5月8日,同日の午前8時台から9時台にかけて,北朝鮮が同国東岸付近から日本海に向けて,複数の短距離弾道ミサイルを相次いで発射したと公表した。これらは最大で約800キロ飛翔した後,すべてわが国EEZ外の海上に着弾した。このミサイル発射について,中谷防衛大臣は会見で,約800キロ飛翔した1発について高度約100キロを変則軌道で飛行した可能性があると説明した。報道等によると,韓国軍関係者はこれらのミサイルについて,ロシア製のイスカンデルをモデルにしたKN23やKN25等を織り交ぜて発射したものと分析している。今回のミサイルの発射は,ウクライナ戦争で弾薬等の不足に悩むロシアへ向けたデモンストレーションの意味合いがあるとされ,すでにKN23はウクライナの戦場で使用が確認されている。
2025年5月3日午後12時21分から36分頃,尖閣諸島周辺のわが国領海に侵入した中国海警船(2303)からヘリコプター1機が発進し,わが国領空を侵犯したことを海上保安庁巡視船が確認した。これに対し,航空自衛隊は戦闘機を緊急発信させて対応している。中国機による尖閣周辺での領空侵犯は今回で3度目。
2025年4月18日,海上自衛隊は,昨年4月20日に発生したSH-60K哨戒ヘリコプター2機の墜落事故で,機体引揚げの際に収容された複数の遺体等について,外部専門機関によるDNA鑑定の結果,6名の身元が特定されたと発表した。
2025年4月7日〜5月2日,海上自衛隊は各国と以下の訓練を実施した。 ▷日米共同訓練,4月7〜25日(停泊フェーズ:7〜11日,洋上フェーズ13〜25日),横須賀から沖縄東方に至る海空域で実施。参加部隊は海自が護衛艦“あしがら”,米海軍が駆逐艦4隻,補給艦1隻。訓練項目は停泊フェーズが各種戦戦術研究会等,洋上フェーズが各種戦術訓練(対空戦,対潜戦,対水上戦,電子戦,対空ミサイル射撃),洋上補給。 ▷日インドネシア親善訓練,4月12日,インドネシアのスラバヤ沖海域で実施。参加部隊は海自が護衛艦“すずなみ”,インドネシア海軍がフリゲイト1隻,訓練項目は通信訓練,戦術運動およびPHOTOEX。なお“すずなみ”は,4月9〜12日,スラバヤに寄港した。 ▷日マレーシア共同訓練(MALPAN),4月14〜15日(停泊フェーズ:14日,洋上フェーズ:
海上自衛隊は,令和7年度インド太平洋方面派遣(Indo-Pacific Deployment 2025:IPD25)に艦艇と航空機を派遣している。派遣期間は2025年4月21日~11月21日で,派遣部隊は第1水上部隊が護衛艦“やはぎ”,第2水上部隊が輸送艦“おおすみ”,第3水上部隊が護衛艦“いせ”“すずなみ”,第4水上部隊が護衛艦“あけぼの”,第1航空部隊がP-1哨戒機1機,潜水艦部隊が潜水艦数隻。このほか派遣立入検査隊として,第1術科学校,特別警備隊および横須賀海上訓練指導隊から派遣部隊が編成され,さらに派遣施設隊として,横須賀地方隊,呉地方隊,航空集団および第3術科学校から派遣隊が編成される。 訪問予定国はアメリカ,インド,インドネシア,オーストラリア,オマーン,キリバス,サモア,シンガポール,スリランカ,ソロモン諸島,ツバル,トンガ,ナウル,
2025年4月1日付けで以下の巡視艇の異動が発令された。 ▷巡視艇“ひこかぜ”→“るりかぜ”CL-146,下関海上保安部(第7管区)→串木野海上保安部(第10管区) ▷巡視艇“るりかぜ”→“さんだんか”CL-151,串木野海上保安部→宮古島海上保安部(第11管区)
2025年3月11日,巡視艇“ひなぎく”(CL-70)が解役された。本艇は平成6年度計画で整備された“ひめぎく”型の一隻で,同7年11月1日に就役した。建造は石原造船所で,推進形式はウォータージェットを採用している。就役時の配属は中城海上保安部(第11管区)で,船名は“ゆうな”であったが,現在の配属先である高松海上保安部への転属に伴い,現船名へと改名されたもの。
2025年3月25~26日,タイ・バンコクで日・EU・タイ海洋法セミナーが開催された。これは海上保安庁,外務省,EU,タイ国家安全保障会議事務局による連携で実現したもので,インドネシア,フィリピン,ベトナム,マレーシアなどの海上保安機関職員約130名(うち29名がオンライン参加)が参加した。 本セミナーでは各国有識者による講義やケーススタディが実施され,25日のセッション「航行の権利と沿岸国の管轄権」で,古谷健太郎海上保安大学校教授が「航行の権利と沿岸国の管轄権」について講義を行なったほか,永田誠一郎本庁海上保安渉外官が閉会挨拶で国連海洋法条約をはじめとする国際法への理解を深めることの重要性について述べた。
2025年2月18~21日にシンガポールで開催された航路標識機関(IALA)第1回総会で,日本が理事国に選出された。今回の総会は国際航路標識協会の国際機関化後初となるもので,理事国選挙は同20日に実施されている。 また,21日には,寺田吉道国土交通審議官が航路標識分野における国際基準の策定や技術革新,人材育成について講演を行なった。 同日の理事会で海上保安庁から,本庁国際戦略本部の粟井次雄顧問がIALAの人材育成部門であるWorld Wide Academy (WWA)の評議会メンバーに,本庁交通部企画課国際・技術開発室の野口英毅専門官がDTEC委員会の議長に選出されている。
2025年2月21~28日,東南アジア公海上での海賊哨戒とジブチ共和国コースト・ガードとの訓練のため,大型ジェット飛行機ガルフV型を派遣した。東南アジアでの哨戒では,マレーシア,インドネシア,フィリピン,ブルネイの海上保安機関職員を同機に搭乗させ,マラッカ海峡付近の海域でレーダーによる監視活動と,情報を機上からオペレーション本部に報告するまでの手順を確認している。 ジブチとの訓練は同24日に実施され,アデン湾で逮捕した海賊の身柄を日本へ円滑に護送するための海賊護送訓練が行なわれた。 なお,彼末浩明海上保安監)を団長とする訪問団がジブチとマレーシア関係機関を表敬訪問し,ジブチ・コースト・ガードのワイス長官,マレーシア海上法執行庁(MMEA) のサイフル次長と会談した。
海上保安庁は2025年5月9日,小笠原諸島父島の北西沖約180キロにある金曜海山に対する海域火山基礎情報調査の結果を公表した。本調査は本年2月21~28日に測量船拓洋(HL-02)と自律型潜水調査機器(AUV)“ごんどう”によって実施されたもの。これにより,金曜海山を形成している北東峰と南西峰の2つの峰のうち,北東峰の火口とみられる地形は不明瞭であったが,南西峰の火口は明瞭に確認できたことから,南西峰の火山活動は北東峰に比べて新しいものであると考えられた。 また,AUV“ごんどう”は,水深661メートルの南西峰の山頂部の北側斜面部で溶岩流の痕跡を発見した。これらの結果から,金曜海山の山頂部では火口を形成する爆発的な噴火が,斜面部では溶岩流を伴う比較的穏やかな噴火が起きたことが判明している。
○高雄の台湾国際造船(CSBC:China Shipbuilding Corp.)で建造している台湾海軍初の国産潜水艦海鯤Haikun(SS-711)が,最初の試験航海を実施,完了した。(Defense Industry Daily 2025/6/19) ○ナバンティアのフェロル造船所で建造している,スペイン海軍向けF-110型フリゲイトの1番艦ボニファスBonifaz(F111)で,艦首ブロックの搭載が行なわれた。これで同艦の主船体はおおむね組み上がった。(Navantia 2025/6/10) ○韓国の固城郡にあるSKオーシャンプラントで,韓国海軍向けFFXバッチ3フリゲイトことチュンナムChungnam級の2番艦キョンブクGyeongbuk(FFG829)が進水した。2021年に受注,2023年に起工して建造を進めている。(Naval News 2025/6/22) ○アラブ首長国連邦のEDGEグループがクウェートから,62メートル級高速戦闘艇ファラジ3Falaj 3型と兵站支援業務などを,総額90億ディルハム(24億5,000万ドル)で受注した。UAEでも同型艦4隻を発注してお
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