艦船ニュース
海上自衛隊は,2025年6〜7月,海上保安庁と以下の共同訓練を実施した。 ▷6月10日,若狭湾で実施。参加部隊は海自が舞鶴地方総監部,護衛艦“せとぎり”,ミサイル艇“はやぶさ”。海保が第8管区海上保安本部,巡視船“ほたか”“だいせん”,MA728固定翼機。訓練項目は総合的な対処・連携強化に係る訓練として,①情報共有訓練,護衛艦と巡視船の運動要領等に関する訓練。 ▷7月3日,佐渡島東方の海空域で実施。参加部隊は海自が舞鶴地方総監部,護衛艦“あがの”,海保が第9管区海上保安本部,巡視船“ひだ”“はくさん”“のりくら”,巡視艇“たつぎり”,MA863固定翼機。訓練項目は重要施設等に向かう不審船対処を想定し,①情報共有訓練,②共同追跡・監視訓練,③停船措置訓練。
海上自衛隊は,2025年7月14〜29日,陸奥湾で,令和7年度機雷戦訓練(陸奥湾)および掃海特別訓練(日米共同訓練)を実施している。参加部隊は海自が艦艇10隻(掃海母艦2隻,掃海艦2隻,掃海艇6隻,航空機7機(P-1およびP-3C哨戒機5機,MCH-101掃海・輸送ヘリコプター2機),水中処分員,水中無人機。米海軍が艦艇1隻(掃海艦1隻),航空機2機(MH-53E掃海ヘリコプター2機),水中処分員,水中無人機。主要訓練項目は機雷戦(機雷敷設,機雷掃海,機雷掃討および水中処分)。
■新造護衛艦「たつた」進水 2025年7月2日,令和5年度計画による新造護衛艦 “たつた”が,建造所の三菱重工長崎造船所で進水した。本艦は“もがみ”型護衛艦の11番艦(FFM-11)で,6年7月3日に起工されていたもので,竣工は8年12月の予定。艦名は奈良県を流れる竜田(龍田)川に由来し,海上自衛隊としては初代,日本海軍から数えると3代目(初代は水雷砲艦,2代目は軽巡)。基準排水量は“ゆうべつ”と同じ3,900トン。
防衛省は2025年6月9日,東シナ海から太平洋にかけて行動中の中国空母遼寧Liaoningが複数の艦艇を伴い,小笠原諸島とグアムを結ぶ第2列島線を初めて越えたと発表した。 遼寧は5月25〜26日に東シナ海で艦載機の発着艦等を繰り返し,その後27日に沖縄県久米島と宮古島の間の宮古海峡を抜け太平洋に進出した。6月7日には南鳥島の南西約300キロのわが国EEZ内を航行し,8日に硫黄島東方の海域で,再び艦載機の発着艦等を繰り返した。 また6月7日には,空母山東Shandongを含む複数の艦艇が,宮古島の南東約550キロの海域を航行しているのが確認された。山東は9日,艦載戦闘機および艦載ヘリコプターの発着艦を実施している。 中国空母2隻がほぼ同時にわが国近海に出現するのは初めてのことである。
海上自衛隊は2025年6月7日,福岡県大島沖で火災により沈没した掃海艇“うくしま”が,水深50メートルの海底から引き揚げられたと発表した。“うくしま”は昨年11月10日に機械室付近から発生した火災により翌11日に沈没,乗員1名が死亡した。海上自衛隊は,今後,引き揚げた同艇を佐世保に運び,出火の原因等について詳しく調べる予定。
海上自衛隊は,期間2025年6月13日〜11月12日(153日間),総航程30,500浬(56,500キロ)で,令和7年度遠洋練習航海を実施している。派遣艦艇は練習艦“かしま”“しまかぜ”で,2隻には練習艦隊司令官渡邉浩海将補以下,第75期一般幹部候補生課程修了者を含む約580名が乗艦している。 訪問国(寄港地)は以下のとおり。アメリカ(サンディエゴ,ジャクソンヴィル,パール・ハーバーおよびヒロ),アルゼンチン(ブエノスアイレス),グアテマラ(プエルト・サント・トマス・デ・カスティージャ),チリ(バルパライソ),ブラジル(サントスおよびフォルタレザ),ペルー(カヤオ),メキシコ(アカプルコ)。
2025年5月15日〜6月8日,海上自衛隊は各国と以下の訓練を実施した。 ▷日インドネシア親善訓練,5月15日,インドネシアのジャカルタ沖で実施。参加部隊は海自が護衛艦“やはぎ” (IPD25第1水上部隊),インドネシア海軍がコルベット1隻。訓練項目は戦術運動。なお“やはぎ”は5月12〜15日,ジャカルタに寄港した。 ▷日米共同訓練,5月15日,相模湾で実施。参加部隊は海自がSH-60K哨戒ヘリコプター,米海軍がMH-60R多用途ヘリコプター。訓練項目は対潜戦訓練。 ▷日ミクロネシア共同訓練,5月20〜23日,ミクロネシアのコロニアで実施。参加部隊は海自がIPD25派遣立入検査隊,ミクロネシア海上警察が海上警察職員。訓練項目は立入検査訓練および舟艇整備訓練。 ▷日豪共同訓練(日豪トライデント25),6月1日,東シナ海で実施。参加部隊は海自が護衛艦“はぐろ”,オーストラリア海軍が駆逐艦1隻。訓練項目は戦術運動,LINKEX,クロスデッキおよびPHOTOEX。 ▷日米共同訓練(ILEX25),6月8日,本州南方海域で実施。参加部隊は海自が補給艦“
海上自衛隊は,2025年6月10〜22日,硫黄島周辺の海域で,令和7年度実機雷処分訓練および掃海特別訓練(日米共同訓練)を実施した。参加部隊は海上自衛隊が艦艇7隻(掃海母艦2隻,掃海艦1隻,掃海艇4隻),米海軍が水中処分員など。主要訓練項目は対機雷戦(機雷掃海,機雷掃討および水中処分)。
2025年5月29日,令和4年度計画による新型海洋観測艦“あかし”が,建造所の三菱重工下関造船所で進水した。本艦は6年8月20日に起工されていたもので,竣工は8年3月の予定。艦名は兵庫県南部の景勝地である明石海岸に由来し,海上自衛隊としては先代の海洋観測艦に続き2代目,日本海軍から数えると4代目(初代は防護巡洋艦,2代目は工作艦)となる。基準排水量3,500トン。全長113.7メートル,幅17.8メートル,深さ9.2メートル,主機ディーゼル電気推進,出力4,600馬力,2軸(アジマス・プロペラ),速力16ノット,乗員約90名。
2025年5月30日,令和4年度計画による新型輸送艦“ようこう”(艦番号LSV-4101)が,内海造船瀬戸田工場で就役した。配属先は陸海空自衛隊の共同部隊である自衛隊海上輸送群第1海上輸送隊で,定係港は呉。 本艦は4年度の陸上自衛隊予算により建造された「中型級輸送船舶(LSV)」の1番艦で,同年度計画による「小型級輸送船舶(LCU)」の1番艦“にほんばれ”は去る4月に就役している。基準排水量約3,500トン,載貨重量トン約1,700トン,全長約120メートル,幅約23メートル,速力約15ノット,乗員約40名。本艦は船体の右舷前後部に跳ね上げ式のランプウェイ(歩板装置)を持つRORO式船で,ビーチング能力はなく,車両や物資等の揚搭にはある程度の港湾設備を必要とする。
6月19日,令和3年度計画による“もがみ”型の8番艦“ゆうべつ”(艦番号FFM-8)が,建造所の三菱重工マリタイムシステムズで就役した。本艦も同年度計画艦である上記“によど”と同様の理由で,約3カ月遅れの引渡しとなった。基準排水量は“によど”と同じ。配属先は護衛艦隊直轄第15護衛隊で,定係港は大湊。基準排水量3,900トン
2025年5月21日,令和3年度(2021年度)計画による新造護衛艦“によど”(艦番号FFM-7)が,三菱重工長崎造船所で就役した。本艦は“もがみ”型の7番艦で,当初6年12月の竣工予定であったが,電子部品等の調達に遅れが生じたため,予定より約半年遅れの引渡しとなった。配属先は護衛艦隊直轄第12護衛隊で,定係港は呉。基準排水量3,900トン。
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