艦船ニュース
11月19日~12月7日,海上自衛隊は以下の日程で,各国と共同訓練を行なった。 ▷日米共同訓練,11月19~21日,四国南方から東シナ海に至る海空域で実施。参加部隊は海自が護衛艦“ゆうだち”,米海軍が空母1隻,巡洋艦1隻,駆逐艦4隻。訓練項目は各種戦術訓練(LINKEXなど)。 ▷日豪共同訓練(トライデント23-2),11月20~21日,関東南方から四国南方に至る海空域で実施。参加部隊は海自が護衛艦“さざなみ”,P-1哨戒機,潜水艦,オーストラリア海軍が駆逐艦1隻,補給艦1隻,オーストラリア空軍がP-8A対潜哨戒機。訓練項目は各種戦術訓練(対潜戦,対水上戦,LINKEXなど),PHOTOEX。 ▷日豪共同訓練(トライデント23-3),11月22日,東シナ海で実施。参加部隊は海自がP-3C哨戒機,オーストラリア海軍がフリゲイト1隻。訓練項目は各種戦術訓練(LINKEX)。 ▷日米共同訓練,11月26~30日,
12月8日,名古屋海上保安部(第4管区)の巡視船“みずほ”(PLH-41)は,航空自衛隊所属のUH-60J救難ヘリコプター,U-125A救難捜索機と大王埼沖にて合同捜索訓練を行なった。訓練の内容は,要救助者役の人形を巡視船“みずほ”に着船したUH-60Jに引き継ぐ連携訓練であった。
12月10日,第11管区海上保安本部は,魚釣島の南西約5キロの領海内で操業する日本漁船1隻に接近する中国海警局所属の海警船2隻に対して,領海からの退去要求や進路規制を実施し,漁船の操業の安全を確保した。なお,この海警船2隻の内訳は,海警2501(シュオシShuoshi II型,5,500総トン,76ミリ砲1基搭載,2016年就役)と海警2301(シュチャShucha II型,3,980総トン,放水銃2基,2014年就役)であった。
12月3~6日,東南アジア周辺海域における海賊対策のため,航空機を同海域に派遣のうえ、公海上での哨戒を実施した。同派遣では,シンガポールおよびインドネシアへ寄航し,アジア海賊対策地域協力協定情報共有センター事務局やインドネシア海上保安機構との相互交流を実施している。
11月19日~12月2日,海上保安庁は,JICA の枠組みの下,外国海上保安機関に対する海上保安能力向上支援の専従部門海上保安庁MCT(Mobile Cooperation Team)3名をフィリピンに派遣し,フィリピン沿岸警備隊に対する能力向上支援を実施した。同能力支援では,マニラ湾にて,日本が供与した大型巡視船や中型巡視船での曳航訓練や応急対処訓練,制圧訓練などを行なった。
12月中,以下のとおり巡視船の異動があった。 ▷巡視船“はてるま”→“だいせつ”,PL-61,5.12.15,石垣海上保安部→紋別海上保安部 ▷巡視船“そらち”,PM-57,5.12.9,紋別海上保安部→網走海上保安署 今回の異動は,令和4年(2022)4月の知床における観光船沈没事故の際,海保の現場への出動に時間を要したことが問題となり,第1管区の救難体制充実が要求されたことへの対応によるもの。 なお,“くにさき”型巡視船“はてるま”(PL-94)が建造中で,令和5年度内に就役の予定である。
12月4日,巡視船“ゆうばり”(PM-11)が解役された。昭和60年(1985年)11月に就役した“なつい”型の11番船で,就役から解役まで配属先は網走海上保安署(第1管区)であった。本船は,知床における観光船沈没事故において捜索活動に従事したことが記憶に新しい。
11月30日,下関商港で新造巡視船“ゆみはり” が海上保安庁に引き渡された。本船は令和元年度(2019年度)補正計画により,三菱重工下関造船所江浦工場で建造された“しゅんこう” 型の3番船である。公称船型はヘリコプター2機搭載型。配属先は鹿児島海上保安部(第10管区)。総トン数約6,000トン。
ネーバル・グループはアラブ首長国連邦に,2019年に受注していたゴーウイ ンドGowind型コルベットのうち1番艦のバニ・ヤスBani Yasを納入,10月21日 にロリアンで引渡式典を挙行した。その2日後に同艦はロリアンを出航して現 地に回航,11月29日に就役した。続く2番艦アル・エマラトAl Emaratは2022 年5月13日に進水して艤装を進めており,近く公試に入る見込み。
イラン国内の報道によると,イラン海軍はカスピを担当する北部艦隊に,巡 航ミサイルの搭載が可能とされる駆逐艦ディラマンDeilamaを配備した。2018 年に嵐に遭い,浸水・沈没したダマーヴァンドDamavandの代艦。ただし駆逐艦 と称するものの,排水量1,400トン,全長95メートル,幅11メートルと小型。 イラン側の報道では,艦艇や航空機など100を超えるターゲットを探知する能 力がある,ということになっている。
米国防安全保障協力局(DSCA:Defense Security Cooperation Agency)は 11月14日,韓国向けにSM-6ブロックⅠをFMS(Foreign Military Sales)経由 で輸出する件について国務省の承認が降りたと発表した。SM-6ブロックⅠ38 発,Mk41垂直発射システム(VLS)用のMk21キャニスター,関連業務などで構 成,総額は6億5,000万ドル。搭載するのはKDX-Ⅲことセジョン・デワンSejong Daewang級で,2025~35年に所要の改修を実施する計画。
ノルウェー国防省が,2035年の完成を目指して新型対艦ミサイルの開発に着 手すると表明した。現用のNSM(Naval Strike Missile)は2000年代初頭の開 発で,さらに能力が高いミサイルが必要との認識を示している。ノルウェーで はコングスベルク・ディフェンス&エアロスペースが窓口になるが,ドイツも 参画することになっている。 新型ミサイルは,従来はFNSM(Future Naval Strike Missile)と呼ばれて いたが,今後は3SM(Super Sonic Strike Missile),またはティルフィング (Tyrfing)という名称になる。この頭文字略語から,新型ミサイルは超音速 で飛翔すると読める。
Showing 12 of 4150 total posts