艦船ニュース
ネーバル・グループは1月23日に,インド軍の研究開発部門DRDO(Defense Research and Development Organisation)との間で,インド海軍のスコルペ ヌScorpene型ことカルヴァリKalvari級潜水艦を対象とするAIPの導入を図るた めの,協力合意を締結した。使用するのは水素を用いる燃料電池ベースのAIP で,これはすでにNMRL(Naval Materials Research Laboratory)がインド企 業と組んで開発している。
米海軍の原子力主機訓練部門NPTU(Nuclear Power Training Unit)で訓練 を受けていたオーストラリア海軍の士官3名が,1月12日に訓練課程を修了し た。ジェイムズ・ヘイドン少佐,アダム・クライン少佐,ウィリアム・ホール 大尉で,この後はコネチカット州グロトン所在の潜水艦士官基礎訓練課程に入 校する。
ポーランドがミェチュニク(Miecznik)計画の下で建造計画を進めている新 型フリゲイトのうち,1番艦ヴィヘルWicherの起工式が,1月31日に行なわれ た。
仏国防調達局は,空母シャルル・ドゴールCharles de Gaulleの近代化改修 実施について明らかにした。対空捜索レーダーをタレス製のシーファイアに換 装するほか,SETIS 3.0指揮管制装置の導入やアスター対空ミサイル・システ ムの改良を実施する。
英国防省は45型駆逐艦が搭載しているシー・ヴァイパー対空ミサイル・シス テムを対象とする能力向上改修契約を,MBDA UKに対して4億500万ポンドで発 注した。この改良計画ではアスター30対空ミサイルをブロックⅠ仕様にアップ グレード,弾頭とソフトウェアの改良を図り,弾道ミサイル迎撃能力を持たせ る。またサンプソン多機能レーダーや指揮管制システムの改良も実施する。さ らに将来,開発中のアスター30ブロック1NTも導入する。
1月31日にサンクト・ペテルブルグで,ロシア海軍向けラダLada型(677 型)潜水艦の2番艦クロンシュタットKronstadtの就役式典が行なわれた。配 備先は1番艦サンクト・ペテルブルグSankt Peterburgと同様に北洋艦隊で, ポリャルヌイの第161潜水艦旅団に所属する。
米海軍シー・システムズ・コマンド(NAVSEA)は1月11日,オースタルUSA で建造を進めている3隻目のLUSV(Large Unmanned Surface Vessel)ヴァン ガードVanguard (OUSV-3)が進水したと発表した。
オースタルUSAは1月12日に,遠征用高速輸送艦EPF(Expeditionary Fast Transport)の14番艦,コディCody EPF-14を米海軍に納入した。同艦は,医療 機能を強化したEPFフライトⅡの一番手。手術室2室に加えて,医薬品や血液 の保管施設などを備えている。EPFフライトⅡは,さらに2隻を建造中。
カルロス・デル・トロ米海軍長官は,アーレイ・バークArleigh Burke級駆 逐艦の92番艦(DDG-142)について,チャールズJ.フレンチCharles J. French と命名することを明らかにした。高速輸送艦グレゴリーGregory APD-3に乗り 組んでいた海軍軍人にちなむ命名。太平洋戦争中の1942年9月4日に,同艦は ガダルカナルにおける輸送任務に従事して,ルンガ沖での交戦で沈没した。そ の際にフレンチは,負傷していた同僚15名を救命筏に引き揚げて生命を救った 功績がある。
ジェネラル・ダイナミクス傘下のエレクトリック・ボート造船所(GDEB) は,ヴァージニアVirginia級攻撃原潜のうちSSN-812とSSN-813について,先行 調達に関する修正契約を9,644万ドルで受注した。この2隻に関する先行調達 計画は昨年にも2度の発注があり,3回分の契約額累計は12億2,590万ドルに 達している。
ハンチントン・インガルス(HII)のニューポート・ニューズ造船所で製作 を進めていた,米海軍向けの新型戦略原潜ディストリクト・オブ・コロンビア District of Columbia SSBN-826を構成する後部船殼が完成して,最終組立を 担当するジェネラル・ダイナミクス傘下のエレクトリック・ボート造船所 (GDEB)に向けて送り出された。 この船殼は専用バージに載せて,ヴァージニア州のニューポート・ニューズ から,GDEBの工場があるロード・アイランド州クオンセット・ポイントまで運 ばれた。ディストリクト・オブ・コロンビア級の建造に際して,HIIは前部船 殼と後部船殼を,GDEBは中央部船殼を担当している。
12月22日,海上自衛隊の近藤奈津枝氏が,陸空自衛隊を含め,女性として初めて3つ桜星の「将」に昇任し,大湊地方総監に就任した。近藤海将は山口県出身,57歳。平成28年(2016年)に医官を除いて初めて海将補となり,大湊地方総監部幕僚長,海上自衛隊幹部候補生学校長などを歴任していた。
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