艦船ニュース
海上保安庁は,5月20~24日,一般財団法人海上災害防止センター(MDPC)が行なうスリランカ沿岸警備庁(SLCG)職員への「油防除技術研修」の実施状況について,その実施状況や研修成果に対する評価などの能力向上支援活動を実施した。 この研修は国際協力機構(JICA)の「海洋災害対策及び海洋環境保全に係る油防除対応能力向上プロジェクト」での能力向上支援の一環として,2014 年から研修プログラムが提供されている。 今回の研修ではオイルフェンスの取扱いや横須賀沿岸部での現地踏査研修が行なわれた。なお,本研修の評価活動の際にはSLGC長官が赴き,活動の実施状況や研修生の教育成果について確認を行なった。
5月18日〜6月4日,以下の中露軍機がわが国の防空識別圏に相次いで飛来した。これらに対し,航空自衛隊は戦闘機を緊急発進させて対処した。 ▷5月18日,ロシアのIL-20情報収集機1機が日本海のわが国防空識別圏に飛来。 ▷5月27日,中国のWL-10偵察/攻撃型無人機1機が東シナ海のわが国防空識別圏に飛来。 ▷6月4日,中国のTB-001偵察/攻撃型無人機1機が東シナ海と太平洋のわが国防空識別圏に飛来。
5月13日〜6月2日,以下の中国艦艇が日本近海に出現した。 ▷5月13日午後4時頃,海上自衛隊は宮古島(沖縄県)の東約90キロを北進する旅洋Luyang III型ミサイル駆逐艦烏魯木齊Urumqi,江凱Jiangkai II型フリゲイト臨沂Linyi,福池Fuchi型補給艦東平湖Dongpinghuの3隻を確認した。これらに対し海上自衛隊は第46掃海隊(沖縄)所属の“ししじま”および第5航空群(那覇)所属のP-3C哨戒機により,警戒監視・情報収集を行なった。その後,3隻は沖縄本島と宮古島との間の海域を北進し,東シナ海へ向けて航行したことが確認されている。なお,これらの艦艇は昨年9月14日に沖縄本島と宮古島との間の海域を南東進したものと同一である。 ▷6月2日午前10時頃,海上自衛隊は魚釣島(沖縄県)の北西約80キロを南進する旅洋Luyang II型ミサイル駆逐艦鄭州Zhengzhou確認した。また同日正午頃,魚釣島の北西約80キロを南進する江凱Jiangkai II型フリゲイト黄岡Huanggangを確認した。これらに対し,海上自衛隊は第11護衛隊(横須賀)所属の“やまぎり”および
5月30日,英ロールス・ロイスは,同社の舶用ガスタービンであるMT30が,海上自衛隊が令和6年度計画で2隻の整備を進めているイージス・システム搭載艦(ASEV)の主機に採用されたと発表した。 MT30は単機出力40メガワット(53,600馬力)の高性能ガスタービンで,わが国ではすでに“もがみ”型護衛艦で採用されている。ASEVは経済性に優れたハイブリッド(COGLOG)推進を採用することが決定しており,運用状況に応じて,電動機2基(ガスタービン発電機とディーゼル発電機が付属)による電気推進と,MT30ガスタービン2基による機械推進のどちらかを選択して航行することができる。
6月3日,第48次派遣海賊対処行動水上部隊(中東地域における情報収集活動兼務)の護衛艦“さみだれ”が,呉基地を出港した。
5月20〜24日,令和6年度自衛隊統合防災演習が,防衛省市ヶ谷地区その他演習参加部隊等の所在地等で実施された。主要参加部隊等は,内局,統幕,陸海空幕,情報本部等,陸自が陸上総隊,各方面隊等,海自が自衛艦隊,各地方隊等,空自が航空総隊,航空支援集団等,そのほか防災関係機関,在日米軍,オーストラリア軍等が参加した。 主要訓練項目は,①日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震が発生した場合の指揮幕僚活動,②防災関係機関,米軍およびオーストラリア軍との連携,③航空機および車両による増強幕僚要員の輸送,早期戦力化。
海上自衛隊は令和6年度第1回米国派遣訓練(潜水艦)に,潜水艦“はくげい”を派出している。派遣期間は6月5日〜7月10日で,訓練海域はグアム島周辺。訓練項目は対潜戦。
5月11日〜6月9日,海上自衛隊は各国と以下の共同および親善訓練を実施した。 ▷日米新共同訓練(ノーブル・レイブン24),5月11〜13日,東シナ海で実施。参加部隊は海自が護衛艦“あきづき”,米海軍が遠征用海上基地艦1隻,ニュージーランド空軍がP-8A対潜哨戒機。訓練項目は各種戦術訓練(LINKEX,対水上戦)およびPHOTOEX。 ▷日マーシャル親善訓練,5月14〜16日,マーシャル諸島マジュロおよび同周辺海域で実施。参加部隊は海自が輸送艦“くにさき” (IPD24第1水上部隊),横須賀海上訓練指導隊,海上保安庁が外国海上保安機関に対する海上保安能力向上支援の専従部門海上保安庁 MCT (Mobile Cooperation Team)4名,マーシャル諸島海上警察が巡視船1隻,海上警察職員。訓練項目は航行訓練,立入検査訓練,海上保安庁主催救難訓練。なお“くにさき”は,5月13〜16日,マジュロに寄港した。 ▷日ミクロネシア親善訓練,5月20〜26日,ミクロネシアのコロニアで実施。参加部隊は海自が派遣特別警備小隊,
6月20日,令和2(2020)年度計画による“もがみ”型護衛艦の6番艦“あがの”が,三菱重工長崎造船所で就役した。基準排水量3,900トン。配属先は護衛艦隊第14護衛隊で,定係港は舞鶴。
MSCクルーズのラグジュアリー・ブランド,エクスプローラ・ジャーニーズの第2船エクスプローラⅡExplora IIが6月5日,試運転を開始した。昨年デビューしたエクスプローラⅠの同型2番船で,昨年9月6日,ジェノヴァのフィンカンティエーリ造船所セストリ・ポネンテ工場で進水し,来たる8月11日の就航に向け艤装工事が進んでいる。デビュー・クルーズはバルセロナ発の西地中海クルーズの予定。写真は同日,試運転に向けジェノヴァを出港していく同船。63,900総トン,全長245.0メートル,幅32.6メートル,航海速力20ノット,船客定員922名(客室数461室)。なおこのシリーズは6隻の建造が確定しており,3番船以降はLNG 燃料を導入する。 (EXPLORA JOURNEYS)
舶用エンジンなどのデータ改竄問題に関し,IHI原動機と親会社IHIが6月4日に国土交通省に提出した中間報告によれば,再発防止策として,運転検査員の検査機能を品質管理部門に移管する組織体制の再構築などが示された。報告では燃料消費率データ改竄の舶用エンジンが536基増えて4,751基(仕様値の逸脱は1,950基に減少)になったほか,NOx放出量確認試験で403基のデータ改竄が確認され,同省は残りの調査および報告の迅速な実施と再発防止策の策定を同社に指示した。 (IHI原動機)
5月3日にデビューしたキュナードのクイーン・アンQueen Anneは,その後イギリス周遊クルーズで5月24日サウサンプトンを出航,6月3日リバプールに寄港し,同地で命名式を挙行した。式はキュナード・ビル(旧本社)のあるマージーサイドの「ピア・ヘッド」地区特設ステージで夕刻から開始され,キュナードと長年の絆があり精神的ホームとされるリバプール市をゴッドペアレントに指名(代表5人)。命名式後20時半頃からのイブニング・セレブレーションを経て,22時過ぎに見送りの花火が打ち上げられ,本船は次の寄港地コーブに向け出港した。114,188総トン,船客定員2,996名。 (CUNARD LINE)
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