米オーシャニア・クルーズのリヴィエラRiviera(66,084総トン,船客1,250人,2012年竣工)が2024年に日本に初寄港し,3月20日~4月1日,4月1~13日の日程で12泊の横浜発着クルーズを実施する。いずれも名古屋,高知,鹿児島,長崎,釜山,広島,別府,神戸,清水に寄港する。同船はインド,東南アジアから長崎,沖縄などに寄港しながら3月19日横浜へ入港。日本発着後は4月13日に横浜を出港して石垣島などに寄港しながら東南アジア,ヨーロッパへ向かう。 (OCEANNIA CRUISES)
商船三井(MOL)と三井物産は1月27日,アンモニア燃料大型撒積船を開発し,日本海事協会(NK)より設計基本承認(AiP;Approval in Principle)を取得したと発表した。船型は汎用性の高い21万重量トン型ケープサイズで,開発にあたっては商船三井と三井物産がサイズ決定と仕様策定を行ない,設計を三菱造船に委託した。さまざまな就航航路を想定して,航続距離確保のためアンモニア燃料タンクをオンデッキに2基設置するほか,MOLなどが開発した硬翼帆「ウインドチャレンジャー」も装備しており,航海中のCO2排出ゼロを実現する。NKでは代替燃料船ガイドラインに基づくリスク要件の適合を確認しAiPを発行。今後リスクアセスメント(HAZID;Hazard Identification Study)を実施し,安全対策を織り込む。 (商船三井)
スウェーデンのステナ・ラインのカーフェリー,ステナ・ジャーマニカStena Germanica(51,837総トン,船客1,300人,車両300台積載,2001年竣工)が1月23日,スウェーデンのイェーテボリ港でシップ・トゥ・シップ(STS)方式によるメタノール燃料補給を受けた。カナダのメタノール生産・販売大手メタネックスが燃料を提供,独E&Sタンカーが補給した。同船は2015年に世界初のメタノール燃料駆動カーフェリーに改造され,イェーテボリ~キール航路に就航している。これまではトラックから補給しており,STS方式によるメタノール補給は,タンカー以外の船種では世界初であった。 (PORT OF GOTHENBURG)
去る1月23日,東京の京王プラザホテルにて開催された第55回「ミス日本コンテスト2023」で,2023ミス日本「海の日」に東京都出身の大学生、稲川夏希さん(21歳)が選出された。7月の「海の日」を中心に,海洋・海事関連イベントで「海の日」の意義や関連産業の重要性の周知広報活動を行なう。稲川さんの特技は競歩やピアノで,趣味は高地トレーニングや筋力トレーニングとか。将来は弁護士を志望している。 (日本海事広報協会)
スワン・ヘレニックの小型探検クルーズ船3番船SHダイアナSH Dianaの進水式が,1月23日,フィンランドのヘルシンキ造船所で行なわれ,建造ドックで浮き上がった。1,2番船より大型化され,12,100総トン,全長125メートル,船客定員192人で,ディーゼル電気推進を採用し,極圏クルーズのためポーラークラス6(PC6)を取得する。4月15日にイタリアのパレルモからポルトガルへのクルーズでデビューし,その後は北極探検クルーズに就く予定。 (HELSINKI SHIPYARD)
米セレブリティ・クルーズの新造船セレブリティ・アセントCelebrity Ascentの進水式が,1月21日,仏アトランティーク造船所で行なわれた。140,600総トン,船客3,260人で,次世代フリート「エッジ・クラス」の4番船。2023年12月3日,フロリダのフォート・ローダーデイル発のカリブ海クルーズでデビューを予定している。 (CELEBRITY CRUISES)
スイスに本拠を置く高級ホテル&リゾートのアマン・グループとサウジアラビアのクルーズ・サウジの合弁会社ネプチューンが,伊T.マリオッティ造船所にクルーズ客船1隻を発注したことが1月20日付けで公表された。新造船の建造は2021年12月に発表された“プロジェクト・サマ”と呼ぶクルーズ事業参入へのステップで,2026年に就航を予定する。約23,000総トン,全長183メートル,スイート50室,船客100人規模で,二元燃料エンジンを搭載する。ヘリコプター発着スペースや日本庭園付きスパなども設けられるという。 (AMAN)
米ロイアル・カリビアン・インターナショナル(RCI)は1月20日,スペクトラム・オブ・ザ・シーズSpectrum of the Seas(169,379総トン,船客定員4,246人,2019年竣工)による2023年日本寄港クルーズの2本追加を発表した。アジア各港を巡りながらシンガポール~日本間を運航する「珠玉のアジア周遊クルーズ」を9月19日シンガポール発,10月1日横浜着,同日横浜発,10月13日シンガポール着の2本追加する。いずれもベトナム,香港,九州などに寄港する12泊コースとなる。このクルーズは7月31日発,8月12日発が決まっており,合計4本実施される。 (RCI)
日本船舶輸出組合の1月19日の発表によれば,2022年の輸出船契約(受注)実績は282隻,1,162万総トンで,コロナ禍の反動で一気に増加した2021年比それぞれ37隻,24パーセントの減少だった。船種別隻数ではバルカーが4隻増の208隻,油送船(VLCCやLPG,ケミカル船など)は22隻減の12隻,貨物船ではコンテナ船が33隻減の28隻,一般貨物船が6隻増の17隻,自動車運搬船が7隻増の14隻などとなっている。全体の73パーセント以上を占めるバルカーでは,鋼材価格高騰により,コスト増加幅の小さいハンディサイズが52隻増の108隻と急増した。新造船竣工量(輸出船通関実績)は35隻減の177隻,834万総トン(16パーセント減)。
郵船クルーズは1月19日,飛鳥Ⅱの「2023年オセアニアグランドクルーズ」の中止を発表した。昨年末に発生した電気関係機器の不具合に関し,1月の佐世保重工での定期ドックで完全に原因が特定できず,ドック期間中に速力回復の確証が得られないためという。一定の速力内での航行は安全にできるものの,長期の海外クルーズは困難と判断した。なお,該当の機器を搬出して海外で点検するため,今後の運航は未定としている。オセアニア・クルーズは2月10日に東京を出港し,オーストラリア,ニュージーランド,ニューカレドニアなどを巡り3月21日横浜着の40日間の日程で組まれていた。 (郵船クルーズ)
常石造船は1月19日,三井物産からメタノール燃料のカムサマックス型撒積船を2隻受注したと発表した。カムサマックス型(約82,000重量トン,全長229メートル)は同造船で350隻以上の建造実績を誇るヒット船型で,今回受注したのは重油とメタノールの二元燃料主機を搭載した新タイプ。独立した大容量メタノール燃料タンクを船尾甲板上に配置して十分な航続距離を確保し,船型改良などによる燃費性能向上や独自の風圧抵抗低減技術「AEROLINE」(風圧抵抗約20パーセント低減)を導入した(カムサマックス型では初採用)。1番船は2025年後半に竣工予定で,穀物メジャー,カーギルの用船により運航する。 (常石造船)
旭タンカーは1月17日,昨年就航した世界初の電気推進タンカー“あさひ”の2番船の進水式を,小松島の井村造船で実施したと発表した。本船は“あかり”と名付けられ,来たる3月下旬の引渡し後は,東京湾内で1番船とともに舶燃料供給船(バンカー船)として就航する。約499総トン,全長62.0メートル,速力約10ノット。また翌18日には,本田重工佐伯工場でハイブリッド電気推進貨物船の進水式を実施したと発表。この船は“あさひ”と同じくe5ラボが企画した標準ハイブリッド電気推進船“ROBOSHIP”デザインの貨物船で,従来型ディーゼル主機に替えて大容量蓄電池と発電機の組合せで推進モーターを駆動,ツインスケグ船型により推進出力を従来船より20パーセント削減することで航行中のCO2排出を削減,さらに荷役,離着桟,入出港など港湾オペレーション時のCO2フリー航行を実現する。約496総トン,全長71.89メートル,速力約11.8ノット。船名は“あすか”で,来たる4月の引渡しを予定し,就航後は主に木質バイオマス燃料の海上輸送を行なう。 (旭タンカー)
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