8~9月,英空母プリンス・オブ・ウェールズPrince of Walesを中心とするCSG25機動部隊の艦艇が横須賀,東京等に来航し,各地でイベント等を行なった。部隊旗艦のプリンス・オブ・ウェールズは,8月12~28日に横須賀,28日~9月2日に東京に寄港し,横須賀~東京までの区間と東京寄港中,国際フォーラムや艦内公開,装備品展示会等を催した。また随伴艦のうち,英駆逐艦駆逐艦ドーントレスDauntlessは,8月12日~9月2日に横須賀,ノルウェーのフリゲイトのロアール・アムンセンRoald Amundsenは,8月12~19日と同22日~9月2日に横須賀,8月19~22日に東京にそれぞれ寄港した。またこれらに先駆けて,スペインのフリゲイト,メンデス・ヌーニェスMéndez Núñezが,7月24日に横須賀,同29~31日に呉に寄港した。
8月4日~9月19日,海上自衛隊は各国と以下の訓練を実施した。 ▷日キリバス共同訓練,8月4~8日,キリバスのタラワおよび同周辺海域で実施。参加部隊は海自がIPD25派遣立入検査隊,キリバス警察が警察海洋部職員。訓練項目は立入検査訓練および舟艇整備訓練。 ▷日新親善訓練,8月7,8日,ニュージーランド西方海域で実施。参加部隊は海自が護衛艦“いせ”“すずなみ”(IPD25第3水上部隊),ニュージーランド海軍が多用途艦1隻。訓練項目は通信訓練,戦術運動およびPHOTOEX。 ▷日アルゼンチン親善訓練,8月14日,アルゼンチンのプエルトベルグラノ沖の海空域で実施。参加部隊は海自が練習艦“かしま”“しまかぜ”,アルゼンチン海軍が駆逐艦1隻,コルベット1隻。訓練項目は戦術運動,通信訓練およびPHOTOEX。なお“かしま”と“しまかぜ”は,8月17~20日,アルゼンチンのブエノスアイレスに寄港した。 ▷日米共同訓練,8月15日,九州西方海域で実施。参加部隊は海自が補給艦“おうみ”,米海軍が油槽船1
8月中,以下2件4隻の露中艦艇がわが国近海に出現した。 ▷8月29日午前2時頃,海上自衛隊は尻屋崎(青森県)の東約70キロを北西進するロシア海軍ウダロイUdaloy級駆逐艦アドミラル・トリブツAdmiral TributsおよびアルタイAltay改型補給艦1隻を確認した。 ▷8月31日午前5時頃,海上自衛隊は,宮古島(沖縄県)の東約120キロを北西進する中国海軍旅洋Luyang III型駆逐艦紹興Shaoxingおよび福池Fuchi型補給艦千島湖Qiandaohuを確認した。 これらに対し,海上自衛隊は,第7護衛隊所属の護衛艦“ゆうだち”(大湊),第45掃海隊所属の掃海艇“いずしま”(函館),第2航空群(八戸)および第5航空群(那覇)所属のP-3C哨戒機により,警戒監視・情報収集を行なった。
試し読みはコチラ 単品でご購入はこちら <目次内容> 【表紙】 トマホークを初実射するオーストラリア駆逐艦「ブリスベン」 【カラー写真頁】 写真で見る!英空母「プリンス・オブ・ウェールズ」と日本 ノルウェー海軍ミサイル・フリゲイト「ロアール・アムンセン」の雄姿を見る! 英F35B戦闘機が護衛艦「かが」に初着艦!日米艦艇と CSG25の共同訓練 写真とCGによる日本海軍の「埋もれた歴史掘り起こし」3 真珠湾攻撃時の航空母艦加賀 飛行甲板 真の姿を探る 解説・CG制作:鷲見博 中国専門誌が報じた 北朝鮮海軍最新型駆逐艦「崔賢」の解剖CG! 海上自衛隊の新造曳船「18号」の命名式 中国海事専門誌が報じた!北朝鮮海軍駆逐艦「崔賢」(下) 文:尹俊 解説:薗田浩毅 北朝鮮最新鋭駆逐艦「崔賢」の艦内写真が公開 台湾・
2025年7月6日付けマスコミ各社の報道によると,日本政府は近く退役予定の“あぶくま”型護衛艦(基準排水量2,000トン)全6隻をフィリピンに装備移転する方向で同国と調整を行なっている。 フィリピンにはすでにわが国からTC-90練習機の有償貸与と,警戒管制レーダーの装備移転の実績があり,実現すれば初の中古護衛艦の海外輸出例となる。ただし,防衛装備移転3原則の運用指針では,輸出できる装備品を救難,輸送,警戒,監視および掃海に限定しており,中古護衛艦はそのままのかたちでは輸出することが困難とされる。そのため,フィリピンが要求する通信設備等を共同開発とすることで,装備移転を進める方向という。
2025年7月8日,SPY-7(V)1多機能レーダーの開発および製造社である米ロッキード・マーチンは,わが国のイージス・システム搭載艦(ASEV)用のSPY-7(V)1のアンテナ4面(1隻分)を予定どおり納入したとのプレス・リリースを公表した。 SPY-7(V)1はアメリカがアラスカへの配備を進める長距離識別レーダー(LRDR)をベースに開発したもので,従来のSPY-1の5倍の追尾能力を持ち,ロフテッド軌道や同時複数発射された弾道ミサイル等への対処に威力を発揮することが期待される。わが国は令和6年度計画でASEV2隻を整備中で,引き続き2番艦用アンテナの調達も進められている。なお,先月号カラー頁等で既報のように,5月22日,ロッキード・マーチンと富士通は,SPY-7(V)1の交換用電源部品を,日本国内の富士通の工場で製造することで合意に達したと発表している。
2025年6月9日〜7月4日,海上自衛隊は各国と以下の訓練を実施した。 ▷日ソロモン共同訓練,6月9〜13日,ソロモン諸島のホニアラ地域で実施。参加部隊は海自がIPD25派遣立入検査隊,ソロモン諸島海上警察が海上警察職員。訓練項目は立入検査訓練および舟艇整備訓練。 ▷日マレーシア共同訓練,6月10日,南シナ海で実施。参加部隊は海自が護衛艦“はるさめ”,マレーシア海軍が哨戒艦1隻。訓練項目は海賊対処訓練,戦術運動およびPHOTOEX。なお6月8〜10日,“はるさめ”はマレーシアのクアンタンに寄港した。 ▷日チリ親善訓練,6月18日,大阪湾から紀伊水道に至る海域で実施。参加部隊は海自が掃海艇“あおしま”,チリ海軍が帆走練習艦1隻。訓練項目は通信訓練。 ▷日ナウル共同訓練,6月30日〜7月4日,ナウルのヤレン地域で実施。参加部隊は海自がIPD25派遣立入検査隊,ナウル警察海洋部が警察海洋部職員。訓練項目は立入検査訓練および舟艇整備訓練。
海上自衛隊は,2025年6〜7月,海上保安庁と以下の共同訓練を実施した。 ▷6月10日,若狭湾で実施。参加部隊は海自が舞鶴地方総監部,護衛艦“せとぎり”,ミサイル艇“はやぶさ”。海保が第8管区海上保安本部,巡視船“ほたか”“だいせん”,MA728固定翼機。訓練項目は総合的な対処・連携強化に係る訓練として,①情報共有訓練,護衛艦と巡視船の運動要領等に関する訓練。 ▷7月3日,佐渡島東方の海空域で実施。参加部隊は海自が舞鶴地方総監部,護衛艦“あがの”,海保が第9管区海上保安本部,巡視船“ひだ”“はくさん”“のりくら”,巡視艇“たつぎり”,MA863固定翼機。訓練項目は重要施設等に向かう不審船対処を想定し,①情報共有訓練,②共同追跡・監視訓練,③停船措置訓練。
海上自衛隊は,2025年7月14〜29日,陸奥湾で,令和7年度機雷戦訓練(陸奥湾)および掃海特別訓練(日米共同訓練)を実施している。参加部隊は海自が艦艇10隻(掃海母艦2隻,掃海艦2隻,掃海艇6隻,航空機7機(P-1およびP-3C哨戒機5機,MCH-101掃海・輸送ヘリコプター2機),水中処分員,水中無人機。米海軍が艦艇1隻(掃海艦1隻),航空機2機(MH-53E掃海ヘリコプター2機),水中処分員,水中無人機。主要訓練項目は機雷戦(機雷敷設,機雷掃海,機雷掃討および水中処分)。
■新造護衛艦「たつた」進水 2025年7月2日,令和5年度計画による新造護衛艦 “たつた”が,建造所の三菱重工長崎造船所で進水した。本艦は“もがみ”型護衛艦の11番艦(FFM-11)で,6年7月3日に起工されていたもので,竣工は8年12月の予定。艦名は奈良県を流れる竜田(龍田)川に由来し,海上自衛隊としては初代,日本海軍から数えると3代目(初代は水雷砲艦,2代目は軽巡)。基準排水量は“ゆうべつ”と同じ3,900トン。
防衛省は2025年6月9日,東シナ海から太平洋にかけて行動中の中国空母遼寧Liaoningが複数の艦艇を伴い,小笠原諸島とグアムを結ぶ第2列島線を初めて越えたと発表した。 遼寧は5月25〜26日に東シナ海で艦載機の発着艦等を繰り返し,その後27日に沖縄県久米島と宮古島の間の宮古海峡を抜け太平洋に進出した。6月7日には南鳥島の南西約300キロのわが国EEZ内を航行し,8日に硫黄島東方の海域で,再び艦載機の発着艦等を繰り返した。 また6月7日には,空母山東Shandongを含む複数の艦艇が,宮古島の南東約550キロの海域を航行しているのが確認された。山東は9日,艦載戦闘機および艦載ヘリコプターの発着艦を実施している。 中国空母2隻がほぼ同時にわが国近海に出現するのは初めてのことである。
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