11月3〜6日,インド東方海空域(ベンガル湾)で,日米印豪共同訓練(マラバー2020)の前段が実施された。 参加兵力は海上自衛隊が護衛艦“おおなみ”,米海軍が駆逐艦ジョンS.マッケーン,インド海軍が駆逐艦ランヴィジェイRanvijay,フリゲイトのシヴァリクShivalik,補給艦シャクティShakti,潜水艦シンドゥライSindhuraj,P-8I哨戒機など,オーストラリア海軍がフリゲイトのバララトBallarat。主要訓練項目は対潜戦訓練,対空戦訓練,対水上射撃訓練など。
10月21日,津軽海峡東方海空域で,海上自衛隊と米海軍の哨戒機が共同訓練を実施した。参加部隊は海上自衛隊がP-3C1機,米海軍がP-8A1機。主要訓練項目は対潜戦および情報交換訓練であった。
10月19〜20日,南シナ海で日米豪共同訓練が行なわれた。参加部隊は海上自衛隊が護衛艦“きりさめ”,米海軍が駆逐艦ジョンS.マッケーン,オーストラリア海軍がフリゲイトのアルンタArunta。訓練項目は各種戦術訓練。
9月7日〜10月17日,令和2年度(2020年度)インド太平洋方面派遣訓練に従事した護衛艦“かが”と“いかづち”は,10月12日,南シナ海で米海軍の駆逐艦ジョンS.マッケーンJohn S. McCain DDG-56,給油艦ティペカノーTippecanoe T-AO-199と戦術訓練などの共同訓練を行なった。
自衛隊と米軍は,10月26日〜11月5日,日本周辺海空域,自衛隊施設および在日米軍施設,種子島および臥蛇島で,令和2年度日米共同統合演習(実動演習)「キーン・ソード21/02FTX」を実施した。 主要訓練項目は水陸両用戦,陸上作戦,海上作戦,航空作戦,統合後方補給,サイバー攻撃等対処,統合電子戦,宇宙状況監視。 演習参加部隊は,自衛隊が統幕,陸海空幕,情報本部,陸上自衛隊(陸上総隊,各方面隊など),海上自衛隊(自衛艦隊,各地方隊など),航空自衛隊(航空総隊,航空支援集団など),米軍がインド太平洋軍,太平洋陸軍,太平洋艦隊,太平洋空軍,太平洋海兵隊,在日米軍などで,その他一部の訓練にカナダ軍艦艇が参加した。演習参加規模は自衛隊が人員約37,000名,艦艇約20隻,航空機約170機,米軍が人員約9,000名,カナダ軍が艦艇1隻。
11月16日,護衛艦隊第13護衛隊所属の護衛艦“あさゆき”(定係港佐世保)が除籍された。本艦は同型12隻から成る“はつゆき”型の11番艦として,昭和62年(1987年)2月に就役したもの。今回の措置で護衛艦籍に残る本型は“まつゆき”(9番艦)のみとなる。
11月19日,三井E&S造船玉野艦船工場で,平成30年度(2018年度)計画で建造中の3,900トン型護衛艦(30FFM)の2番艦“くまの”が進水した。30FFMは新時代の海上自衛隊を象徴する多機能水上戦闘艦で,護衛艦でありながら対機雷戦能力を持つのが特徴。同年度計画により三菱重工長崎造船所で建造の1番艦より先の進水となった。就役は令和4年(2022年)3月の予定。 基準排水量3,900トン,全長133メートル,速力30ノット以上。兵装は17式SSM4連装発射筒2基,シーRAM近接防御SAM11連装発射機1基,127ミリ単装砲1基,3連装魚雷発射管2基,掃討具一式および簡易型機雷敷設装置一式。
7月30日,ジャパン マリンユナイテッド(JMU)は,防衛省から「新たな艦艇に関する調査研究」を受託した。研究内容はDDH,輸送艦および掃海母艦の機能を併せ持つ艦(いわゆる強襲揚陸艦に相当する艦と考えられる)についてとされ,契約額は 108万9千円であった。
9月16日,菅新内閣の発足に伴い,第21代防衛大臣に自民党の岸信夫衆議院議員が就任した。同氏は山口県出身,昭和34年4月1日生まれ(61歳),衆議院議員当選3回,参議院議員当選2回。福田改造内閣と麻生内閣で防衛大臣政務官,第2次および第3次安倍内閣で外務副大臣,衆議院安全保障委員長などを歴任している。
10月1日付けで海上自衛隊は,以下の組織改編を行なった。 ▷艦隊情報群の新編:上記海上作戦センター内に艦隊情報群が新編され,情報業務群が廃止された。艦隊情報群(約230名)には作戦情報隊,電磁情報隊が置かれ,情報業務群隷下にあった作戦情報支援隊,電子情報支援隊,基礎情報支援隊は廃止された。 ▷水上戦術開発指導隊の新編:海上訓練指導隊群隷下の誘導武器教育訓練隊を廃止し,新たに水上戦術開発指導隊を編成。 ▷水陸両用戦・機雷戦戦術支援隊を新編:掃海隊群隷下の掃海業務支援隊を廃止し,新たに水陸両用戦・機雷戦戦術支援隊を編成。同隊は従来の掃海業務支援に加え,水陸両用戦に関する戦術開発や機雷戦能力を持つ3,900トン型護衛艦(FFM)乗員の教育訓練なども担当する。 ▷第101掃海隊を解隊。 ▷対潜資料隊の海洋科を気象海洋情報科に,気象科を気象海洋予報科に改編。 ▷印刷補給隊を東京業務隊に統合。 ▷第31航空群隷下の第81航空隊と第91航空隊を,第81航空隊に統合。
10月1日,海上自衛隊横須賀基地の船越地区に新たに完成した海上作戦センターで,運用開始の記念式典が行なわれた。同センターには自衛艦隊司令部のほか,護衛艦隊,潜水艦隊,掃海隊群,海洋業務・対潜支援群,艦隊情報群の各司令部が集約的に配置されている。
海上自衛隊は,10月2日〜11月15日の日程で,敷設艦“むろと”を,令和2年度グアム島方面派遣訓練(敷設艦)に派遣している。訓練海域はグアム島周辺の海空域で,訓練項目は電纜敷設訓練。
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