海上自衛隊は,7月15〜19日,パラオ共和国および同周辺海空域で実施されたパシフィック・パートナーシップ2022(PP2022)に,インド太平洋方面派遣(IPD)第2水上部隊の護衛艦“きりさめ”を派遣した。 参加部隊は海自のほか,米海軍が病院船1隻,米コースト・ガードが巡視船1隻,英海軍が哨戒艦1隻,パラオ共和国海上保安局が巡視船1隻。訓練項目は捜索・救難訓練など。 なお,“きりさめ”が8月8日,IPDの一環としてソロモン諸島ホニアラに寄港中,ブラッディリッジ国立記念公園で乗員1名が現地住民に首筋を刺される事件が発生した。“きりさめ”医務室で手当を行ない,命に別状はなかった。
砕氷艦“しらせ”は下記の日程で,令和4年度総合訓練を実施する。 8月29日:横須賀(事前訓練),同30日:横須賀出港,9月2〜5日:室蘭,同9〜12日:長崎,同16〜19日:清水,同22日:横須賀入港。
海上自衛隊は,8月4日〜9月11日,令和4年度第1回米国派遣訓練(潜水艦)に潜水艦“たかしお”を派遣している。訓練海域は日本からグアム島に至る海域で,主要訓練項目は対潜戦など。
7月17〜29日,陸奥湾で,令和4年度機雷戦訓練(陸奥湾)および掃海特別訓練が実施された。 参加部隊は海自が艦艇13隻(掃海母艦1隻,掃海艦2隻,掃海艇10隻),航空機8機(MCH-101掃海・輸送ヘリコプター2機,P-3C 4機,P-1 2機),米海軍が艦艇2隻(掃海艦2隻),航空機2機(MH-53E掃海ヘリコプター2機)。主要訓練項目は訓練機雷を使用しての機雷敷設訓練,機雷掃海,機雷掃討および水中処分員による機雷処分訓練。
7月13日〜8月5日,海上自衛隊は以下の日程で,各国海軍と共同訓練および親善訓練を実施した。 ▷日米共同訓練,7月13日,南西諸島周辺空域で実施。参加部隊は海自がP-3C哨戒機,米海軍がP-8A哨戒機。訓練項目は対水上戦。 ▷日コロンビア親善訓練,7月17日,カリブ海で実施。参加部隊は海自が練習艦“かしま”“しまかぜ”,コロンビア海軍がフリゲイト2隻。訓練項目は戦術運動など。 ▷日米共同訓練,7月23〜24日,太平洋で実施。参加部隊は海自が護衛艦“きりさめ”,米海軍が沿海域戦闘艦1隻,貨物弾薬補給艦1隻。訓練項目は各種戦術訓練(戦術運動,洋上補給など)。 ▷日印共同訓練,7月23日,インド洋で実施。参加部隊は海自が護衛艦“さみだれ”,インド海軍が哨戒艦1隻。訓練項目は,戦術運動,PHOTEXなど。 ▷日米共同訓練,7月25日,日本周辺(太平洋上)で実施。参加部隊は海自が護衛艦“ひゅうが”
7月22日,4,900トン型油槽船の2番船油槽船02号(YOT-02)が竣工し,配属先の海上自衛隊呉基地で引き渡された。 本船は令和元年度(2019年度)計画による油槽船01号型の2番船で,同年度計画による1番船(本年4月22日就役)と同じく新来島波止浜どっくで建造されていたもの。配属先は呉地方隊呉警備隊で,定係港は呉。載貨重量4,900トン。
6月30日,防衛省は令和5年度以降の哨戒艦に係る調達の相手方について,主契約者をジャパン マリンユナイテッド(JMU)に,下請負者を三菱重工に決定した。 このクラスは,平素における警戒監視に効果的に対応することを主任務とし,長期航洋性を持ち,自動化と省人化を図った艦艇である。建造費用は90億円。 JMUが提案した哨戒艦の概要は,基準排水量約1,920トン,全長約95メートル,幅約12メートル,速力約20ノット以上,機関形式はCODLAD(ディーゼル電気・ディーゼル複合推進)方式。前部にバウ・スラスターを備え,アクティブ減揺装置を採用する。公表されたイラストによると,全体的にステルス性を意識したデザインで,前部に30ミリ単装機銃1基,後部に多目的格納庫,多目的クレーン,多目的甲板,艦尾揚収装置などを備える。
7月6日午前5時頃,海上自衛隊は沖ノ鳥島の南南東約45キロを西進するロシア海軍のヴィシュニャVishnya型情報収集艦1隻を確認した。その後,同艦は沖ノ鳥島の接続水域内を西進し,出域後,さらに西進したことが確認されている。これに対し海自は第5航空群(那覇)所属のP-3C哨戒機により,情報収集・警戒監視を行なった。
6月30日,伊豆大島東方沖で,海上自衛隊は海上保安庁と共同訓練を実施した。参加部隊は海自が自衛艦隊司令部,護衛艦“やまぎり”“あまぎり”,SH-60K哨戒ヘリコプター,海保が第3管区海上保安本部,巡視船“あきつしま”“みやこ”,スーパー・ピューマ225ヘリコプター。訓練項目は情報共有訓練,護衛艦と巡視船との運動要領に関する訓練。
6月21〜30日,硫黄島周辺海域で,令和4年度実機雷処分訓練および掃海特別訓練が実施された。参加部隊は海上自衛隊が掃海母艦“ぶんご”,掃海艦“ひらど”,掃海艇“ひらしま”“すがしま”“うくしま”“あいしま”“くろしま”,米海軍が水中処分員等約10名。 主要訓練項目は実機雷を使用しての機雷掃海,機雷掃討,水中処分員による機雷処分。なお訓練期間中の23日午後9時20分頃,補給のため“ぶんご”に横付け作業中の“あいしま”が,“ぶんご”の左舷に接触する事故が発生したが,両艦の乗員に負傷者はなく,浸水や油の流出などもなかった。
6月14日〜7月22日,海上自衛隊は以下の日程で,各国海軍と共同訓練および親善訓練を実施した。 ▷日仏共同訓練(オグリ・ヴェルニー22-3),6月14日,地中海(ツーロン沖)で実施。参加部隊は海自が練習艦“かしま”“しまかぜ”,フランス海軍が駆逐艦1隻。訓練項目は戦術運動など。 ▷日スペイン共同訓練,6月16日,大西洋(ジブラルタル海峡西方)で実施。参加部隊は海自が練習艦“かしま”“しまかぜ”,スペイン海軍がフリゲイト2隻。訓練項目は戦術運動など。 ▷日米共同訓練,6月17〜19日,太平洋で実施。参加部隊は海自が護衛艦“いずも”“たかなみ”,米海軍が駆逐艦1隻,給油艦1隻。訓練項目は各種戦術訓練(防空戦,洋上補給など)。 ▷日英共同訓練,6月20日,大西洋(イギリス海峡)で実施。参加部隊は海自が練習艦“かしま”“しまかぜ”
護衛艦“いずも”を中核とする令和4年度インド太平洋方面派遣(IPD22)部隊等は,6月29日〜8月4日,ハワイ諸島および同周辺海空域で,米海軍主催多国間共同訓練(RIMPAC2022)に参加している。 自衛隊の参加部隊は海自が護衛艦“いずも”“たかなみ”および搭載航空機3機,P-1哨戒機1機,派遣幕僚等約40名,陸自が西部方面隊。訓練項目は各種戦術訓練(各種戦訓練,ミサイル射撃訓練など)およびHA/DR(人道支援/災害救援)訓練。
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