12月15日,令和元年度(2019年度)計画による“もがみ”型護衛艦の3番艦“のしろ”が,三菱重工長崎造船所で就役した。なお本年度内(3月頃)には同じく令和元年度計画による4番艦“みくま”も就役の予定である。基準排水量3,900トン。配属先は護衛艦隊直轄第13護衛隊(定係港は佐世保)。
各種報道によると,防衛省で検討中のイージス・システム搭載艦について,当初計画の基準排水量約20,000トンから“まや”型イージス護衛艦(基準排水量8,200トン)と同程度へと艦の規模を縮小する方向で検討が進められているという。 これは日本海における弾道ミサイル対処だけでなく,多用途性を付与し,沖縄近海などで他の護衛艦部隊との協同運用も考慮したものとされる。このため,全長約210メートル,幅約40メートルの高速発揮に不利な船型から,より機動性を重視した“まや”型と同規模の船型への変更を考えているという。 なお,この船型縮小案でも防衛上必要な能力を確保できるとされ,さらにトマホークSLCMの搭載も検討中とされる。 本型が搭載する多機能レーダーはSPY-7(V)1であるが,アンテナ直径は当初計画のまま(SPY-1Dの約1.5倍)でいくのか,SPY-1Dと同程度に縮小するのかは明らかではない。 イージス・システム搭載艦は「“まや”型DDGのSPY-7搭載版」という印象であるが,本型の自衛隊における運用構想はいまひとつ明確ではなく,今後の動向に注目したい。
各種報道によると,防衛省は反撃能力の一環として,アメリカのトマホークSLCMの導入を検討中である。海自のイージス艦を改修のうえ,VLSに搭載,発射する構想とされる。
11月11日,第64次南極地域観測協力のため,砕氷艦“しらせ”が東京を出港した。行動期間は11月11日~翌年4月10日。南極における支援の内容は,艦上観測支援,野外観測支援,基地設営支援。
10月13日および19日,海上自衛隊と海上保安庁は以下のとおり共同訓練を実施した。 ▷10月13日,日本海で重要施設に向かう不審船を想定した対処訓練。参加部隊は,海自が大湊地方総監部,護衛艦“しらぬい”,海保が2管本部,巡視船艇4隻,固定翼航空機。 ▷10月19日,東シナ海で重要施設に向かう不審船を想定した対処訓練。参加部隊は,海自が佐世保地方総監部,護衛艦“さわぎり”,ミサイル艇“おおたか”,SH-60K哨戒ヘリコプター,海保が7管本部,巡視船3隻。
10月11日~11月28日,海上自衛隊は以下のとおり各国と共同訓練を実施している。 ▷10月11~18日,スールー海で米豪比主催共同訓練(Exercise SAMASAMA/LUMBAS 2022)に参加した。参加部隊は,海自が護衛艦“きりさめ”,US-2救難飛行艇,米海軍が駆逐艦1隻,対潜哨戒機,豪海軍が駆逐艦1隻,補給艦1隻,フィリピン海軍がフリゲイト1隻,固定翼機,フランス海軍が固定翼機,英海軍が哨戒艦1隻。主な訓練項目は捜索救難訓練,洋上補給。 ▷10月19~21日,南シナ海で日米共同訓練(ノーブル・フュージョン22)を実施。参加部隊は,海自が護衛艦“きりさめ”,米海軍が沿海域戦闘艦1隻。訓練項目は各種戦術訓練。 ▷10月26~27日,日本周辺の太平洋上で日米共同訓練を実施。参加部隊は,海自がP-1哨戒機,米海軍がP-8A対潜哨戒機。訓練項目は情報交換訓練,対潜戦訓練。
11月6日,海上自衛隊創設70周年を記念して,令和4年度国際観艦式が相模湾で挙行された。参加規模は,海自が艦艇20隻,航空機6機,陸自が航空機5機,車両等(輸送艦に搭載),空自が航空機17機,海保が巡視船1隻,外国海軍が艦艇12カ国18隻,航空機が2カ国6機であった。 なお,10月29日~11月13日をフリートウィークと称し,艦艇一般公開などのイベントが催された。11月7および8日には,横浜で第18回西太平洋海軍シンポジウム(WPNS)が27カ国の参加によって開催されている。
11月8日,令和4年度(2022年度)補正予算案が閣議決定された。防衛省計上の同年度第2次補正予算額は,4,464億円である,その主な内容は,災害への対処能力の強化に96億円,インフラ基盤の強化に259億円,生活・勤務環境の改善に77億円,自衛隊等の変化する安全保障環境への対応に3,248億円である。
試し読みはコチラ 単品でご購入はこちら <目次内容> 【表紙】 竣工当日の新型護衛艦「もがみ」 【カラー写真頁】 《横須賀でネームシップを取材! 》カラーで見る「もがみ」型FFM 「IPD22」水上部隊が各国海軍と共同訓練 沼津海浜訓練場で日米特別輸送訓練 練習艦「かしま」「しまかぜ」が近海練習航海に出発! 異色のステルス軍艦 米駆逐艦「ズムウォルト」初来日! 北朝鮮を睨んで! 日米韓が日本海で共同訓練 英空母「クイーン・エリザベス」 ニューヨークへ! 女王の逝去を悼む英軍艦たち 独立/海軍創設200周年記念 ブラジル海軍のリオ・デ・ジャネイロ沖国際観艦式 ノルウェー最大かつ最古の現役帆船「スターツロード・レムクル」初来日! プリンセス・クルーズの新型客船「サン・プリンセス」のイメージ バルト海のLNG燃料クルーズ・フェリー「ヴァイキング・グローリー」拝見 ニュース・フラッシュ
10月11日,海上自衛隊は令和4年度国際観艦式に伴う付帯イベント,フリートウィークの内容を公開した。概要は以下のとおり。 ▷広報イベント:11月3~5日,横浜赤レンガパーク。 ▷演奏会:11月4日,横須賀芸術劇場。 ▷艦艇一般公開: ①横須賀で10月29日および30日,護衛艦“いずも”“ひゅうが”“あさひ”(いずれも0900~1600時)。 ②木更津で10月29日および30日,護衛艦“もがみ”“くまの”(いずれも0900~1600時)。 ③横浜新港で11月3日,潜水艦(0900~1600時),護衛艦“しらぬい” (0900~1600時),11月5日,潜水艦(0900~1445時),護衛艦“しらぬい” (0900~1445時)。 ④横浜大桟橋で11月3日,“いずも” (0900~1600時)
10月5日,IPD22(令和4年インド太平洋方面)派遣第1水上部隊の護衛艦“いずも”“たかなみ”が海上自衛隊横須賀基地に帰投した。
10月12日,日本海で海上自衛隊と海上保安庁が共同訓練を実施した。 参加部隊は,海自が護衛艦“せとぎり”,ミサイル艇“うみたか”,SH-60K哨戒ヘリコプターで,海上保安庁が第8管区海上保安本部,巡視船“きそ”“あさま”“ほたか”,巡視艇“あおい”。訓練項目は,重要施設等に向かう不審船を想定した共同追跡・監視訓練,停船措置訓練,情報共有訓練であった。
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