1月10日午後0時10分頃,ジャパン マリンユナイテッド因島事業所を出港し,伊予灘を公試運転中の護衛艦“いなづま”が,周防大島沖センガイ瀬付近で座礁,航行不能となった。 海上自衛隊の潜水員の調査によると,艦首底のバウ・ソナー(当該部分の吃水は約8メートル),左右のスクリュー・プロペラ,右舷側の舵などが損傷しており,プロペラの作動油の流出も確認されている。その後,15日午前7時52分頃から曳航が始まり,同日午後5時15分頃因島沖に到着,16日に同事業所に入った。
12月26日,防衛省は特定秘密を漏洩したとして,海上自衛隊幹部学校所属の井上高志1佐を懲戒免職処分とした。同1佐は情報業務群司令を務めていた令和2年3月,元海将のOBの依頼により情勢説明を行なった際,内容の一部に特定秘密が含まれていたとされる。 なお本件に関連し,防衛省は当時,自衛艦隊司令部情報主任幕僚だった50代の1佐を注意義務違反で停職5日の処分とし,さらに当時の自衛艦隊司令官と海幕長(いずれもすでに退職)を,指揮監督義務違反で減給2カ月(6分の1)相当,戒告相当の処分とし,それを自主返納するよう求めた。
12月13日,防衛省は複数の部下に対しパワハラを繰り返したとして,50代の1等海佐を2階級降格,その上司である海将補を1階級降格の懲戒処分とした。これにより同日付けで該当の1佐は3佐となり,海将補は1佐の定年に達したため退職となった。防衛省が隊員の降格処分を行なったのは,今回で5例目,海上自衛隊では初めて。
12月19日,伊豆大島東方の海空域で,海上保安庁との共同訓練が行なわれた。参加部隊は海上自衛隊が自衛艦隊司令部,護衛艦“たかなみ”“てるづき”,海上保安庁が第3管区海上保安本部,巡視船“しきね”,回転翼機。訓練項目は,①情報共有訓練,②護衛艦および巡視船の運動要領等に関する訓練。
12月19日,硫黄島南方からグアム東方に至る海空域で,日米共同訓練が実施された。参加部隊は海上自衛隊がP-1哨戒機,米海軍が空母ニミッツNimitz CVN-68,P-8A対潜哨戒機,F/A-18戦闘攻撃機,E-2D早期警戒機,E/A-18G電子戦機,米空軍がB-52爆撃機。訓練項目は対水上戦。
試し読みはコチラ 単品でご購入はこちら <目次内容> 【表紙】 新型潜水艦「たいげい」のセイル 【カラー写真頁】 〈横須賀で実艦取材!〉 カラーで見る 新型潜水艦「たいげい」 FFMの3番艦 新造護衛艦「のしろ」就役! 「みやこ」型の3番船 巡視船「やえやま」進水! 島嶼防衛に注力! 令和4年度日米共同統合演習 日本のホストで実施! 「マラバール2022」演習 米最新空母「ジェラルドR.フォード」 初の海外展開を終えノーフォークに帰投 国際観艦式参加艦艇とともに実施 海自主催の多国間共同訓練 観艦式前後に乗艦取材 護衛艦「あさひ」と「もがみ」の体験航海 4年ぶりに実施! 第7管区海上保安本部の展示総合訓練 FDIの1番艦! 仏新型DDG「アミラル・ロナルク」進水
11月25日,防衛省防衛研究所は,「中国安全保障レポート2023」を公表した。2023年版のテーマは「認知領域とグレーゾーン事態の掌握を目指す中国」で,中国の影響力工作やグレーゾーン事態における行動がどのようなものか,またこれらの活動の強化の背景にあるものは何か,ということを論じた。また,海警や海上民兵の動向についても解説している。
11月29日,日米共同情報分析組織の運用開始式典が米軍横田基地で行なわれた。この組織は日米の情報収集アセットが収集した情報を共同で分析するためのもので,情報収集および警戒監視分野などでの両国の協力の深化と抑止力・対処力の強化が期待される。
海上自衛隊は,11月16および19日,ハワイの米海軍ミサイル試験施設(PMRF)において,護衛艦“まや”“はぐろ”によるスタンダードSM-3ミサイルの発射試験に成功した。 これらは2隻の装備認定試験(CSSQT)の一環として実施されたもので,“まや”はSM-3ブロックIIA(写真)を,“はぐろ”は同SM-3ブロックIBを1発ずつ発射し,大気圏外において弾道ミサイル標的を撃墜した。わが国のイージス艦がSM-3ブロックIIAを発射したのは今回が初めてのこと。 なお,”はぐろ”はSM-3と合わせてSM-2ブロックIIIB SAMも発射し,IAMD(Integrated Air and Missile Defense)の試験を成功させたほか,21日にはEOR(Engage on Remote)機能を用いたミサイルの実発射を伴わない追尾試験も実施した。
11月19日〜12月8日,海上自衛隊は以下のとおり,各国と共同訓練を実施した。 ▷日米豪共同訓練。11月19〜20日,関東南方から四国南方の海空域で実施。参加部隊は海自が護衛艦“せとぎり”,米海軍が空母1隻,巡洋艦1隻,駆逐艦1隻。オーストラリア海軍が補給艦1隻。訓練項目は各種戦術訓練(対空戦,対水上戦,洋上補給など)。 ▷日米共同訓練。11月21日,相模湾で実施。参加部隊は海自が護衛艦“やまぎり”,米陸軍がUH-60L多用途ヘリコプター2機。訓練項目は発着艦訓練。 ▷日フィリピン親善訓練。11月26日,フィリピンのスービック周辺で実施。参加部隊は海自が護衛艦“はるさめ”,フィリピン海軍が哨戒艦1隻。訓練項目は戦術運動など。 ▷対潜特別訓練。12月6日,関東南方の海空域で実施。参加部隊は海自が護衛艦“いずも”,P-1哨戒機,潜水艦,米海軍がP-8A哨戒機,MH-60R多用途ヘリコプター。主要訓練項目は対潜戦。
11月10〜19日,自衛隊と米軍は,南西諸島周辺などわが国周辺の海空域等において,令和4年度日米共同統合演習(実動演習,Keen Sword 23)を実施した。本演習はグレーゾーンから武力攻撃事態における一連の状況を想定したもので,イギリス,カナダ,オーストラリア も加わった。 主な参加部隊は日本が艦艇約20隻,航空機約 250機,アメリカが艦艇約 10隻,航空機約 120機,イギリスが艦艇1隻,カナダが艦艇2隻,航空機1機,オーストラリアが艦艇1隻,航空機1機。今回の演習には第5世代戦闘機であるF-35,陸上自衛隊のV-22等の新規装備品や日米の宇宙作戦部隊,米陸軍のマルチドメイン任務部隊が参加し,水陸両用作戦や陸海空に係る作戦,統合後方補給,宇宙,サイバーおよび電磁波に関する領域と従来の領域の連携に係る訓練を行なった。
12月21日,令和2年度計画による“もがみ”型護衛艦の6番艦”あがの”が三菱重工長崎造船所で進水した。基準排水量3,900トン。
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