4月5日,第43次派遣海賊対処行動水上部隊の護衛艦“すずつき”が,定係港の佐世保に帰投した。
4月11日,防衛省はスタンド・オフ防衛能力に関する事業について,三菱重工との契約成立を公表した。 ▷12式地対艦誘導弾能力向上型(地発型)の量産。4月3日契約,事業費1,734億円,2025年度までに開発完了,令和8および9年度に納入。主たる用途は対艦で,対地攻撃も可能。 ▷12式地対艦誘導弾能力向上型(地発型・艦発型・空発型)の開発。4月7日契約,事業費269億円,令和9年度に開発完了。艦発型は防衛力整備計画に記載のとおり,DDGのみならず,ほかの水上艦にも搭載見込みで,既存艦艇へのバックフィットも可能となるが,対象については今後検討を行なう。FFMも搭載検討対象である。主たる用途は対艦で,対地攻撃も可能。 ▷島嶼防衛用高速滑空弾の開発。4月6日契約,事業費1,194億円,令和7年度に開発完了,早期装備型の量産品納入は令和8および9年度。弾頭は面的制圧を意図した榴弾で,地対地用途。これのみ超音速である。 ▷潜水艦発射型誘導弾の開発。4月7
3月15日,海上自衛隊は,“むらさめ”型および“たかなみ”型汎用護衛艦(DD)に多機能レーダーを搭載するための技術評価を行なう事業者を募集する公告を出した。 海上自衛隊は“むらさめ”型と“たかなみ”型を就役から40年程度運用する構想を持っており,その一環として搭載レーダーの多機能化が検討されているようだ。 両型の計画時はFCS-3多機能レーダーの開発が完了しておらず,また重量的にも多機能レーダーの採用を見送っていた経緯がある。現在,“もがみ”型FFMが搭載するOPY-2多機能レーダーなどは小型化・低コスト化が大きく進んだとされており,今後の動向が注目される。
防衛装備庁は,3月13日,「潜水艦用垂直誘導弾発射システムに関する技術検討役務」の事業者を募集する公告を行なった。 本件は海上自衛隊潜水艦に,長射程ミサイルをVLSに搭載することについて,技術的な検討を行なうもの。入札は4月17日,納期は令和6年3月29日である。
4月1日,開発隊群の組織改編が行なわれ,それまで同群の隷下にあった指揮通信開発隊と艦艇開発隊が廃止され,新たに海上システム開発隊と技術評価開発隊が編成された。また従来,艦艇開発隊に所属していた試験艦“あすか”は,技術評価開発隊の所属となった。
4月6日午後3時56分頃,沖縄県の宮古島付近を飛行中の陸上自衛隊のUH-60JA多用途ヘリコプターがレーダーから消失し,その後の捜索で海面に浮遊している同機のものとされる無人の救命筏や残骸などが発見された。 遭難時,同機には陸自第8師団長坂本雄一陸将ほか9名が搭乗しており,何らかの原因により海面に墜落したと思われる。 4月24日現在,潜水艦救難艦“ちはや”をはじめとする陸海空自衛隊の艦艇・航空機・人員,海上保安庁の巡視船艇などが捜索に従事したが,遭難者10名のうち,坂本陸将をはじめ5名の死亡が確認された。
各種報道によると,有事の際,防衛大臣が海上保安庁を指揮下におく統制要領の概要が明らかとなった。 これは昨年12月に策定された,いわゆる「安保3文書」と「海上保安能力強化に関する方針」に基づくもの。 防衛大臣が指揮する対象は,海保の組織全体ではなくトップの同長官に限定し,武力攻撃事態等の有事において,海自は防衛行動に専念し,海保は同長官の指揮の下,海上での捜索・救難,国民保護などの後方支援を担当する方針とされる。 海保の軍事組織としての機能を否定した海保法25条に沿った内容とみられる。策定時期は明らかではないが,今後海自と海保は武力攻撃事態を念頭においた初の共同訓練を実施予定という。
去る3月30日,統合幕僚長に吉田圭秀陸将が就任した。吉田陸将は東京大学を卒業後,昭和61年(1986年)に陸上自衛隊に入隊,北部方面総監,陸上総隊司令官などを経て令和3年から陸上幕僚長を務めていたもので,防大出身者以外の統幕長就任は今回が初めてのこと。
4月10日,第64次南極地域観測支援協力を終えた砕氷艦“しらせ”が,横須賀に帰投した。
4月3〜4日,東シナ海で,日米韓共同訓練が実施された。参加部隊は海上自衛隊が護衛艦“うみぎり”,米海軍が空母1隻,駆逐艦2隻,韓国海軍が駆逐艦3隻,補給艦1隻。訓練項目は対潜戦,捜索救難訓練,PHOTOEXなど。
3月11日,幹部候補生学校を卒業した第75期飛行幹部候補生課程修了者40名は,3月11日〜4月24日の日程で,護衛艦“きりさめ”に乗艦して令和4年度外洋練習航海(飛行)を実施している。訪問国(寄港地)はカンボジア(シアヌークヴィル),マレーシア(ポート・クラン),ブルネイ(ムアラ)。
3月11日,練習艦“かしま”“はたかぜ”から成る近海練習航海部隊が江田内を出港した。両艦には第73期一般幹部候補生課程を修了した170名が分乗している。江田内出港後の日程は以下のとおり。 ▷大阪(3月14~17日),▷屋久島(同18〜19日),▷佐世保(同21~23日),▷宮古・石垣(同29~31日),▷那覇(4月1~4日),▷鹿児島(同6~8日),▷大湊(同12~14日),▷小樽(同15~17日),▷舞鶴(同19~21日),▷呉(同23日~5月8日),▷三机(同8日),▷横須賀(同10〜24日)。
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