3月24日,陸海空三自衛隊の共同部隊として,呉地区に自衛隊海上輸送群が,約100名態勢で新編された。同群は,平時は離島などへの業務輸送に従事し,有事には南西諸島方面等への陸上自衛隊兵力の機動展開や,国民保護のための輸送業務を行なう。初代群司令は陸上自衛隊の馬場公世1佐で,“にほんばれ”の就役に合わせて,4月6日に呉で発足式が挙行された。 編成の内訳は,群司令部が約10名,LSVを配属予定の第1海上輸送隊が約50名,LCUが所属する第2海上輸送隊が約40名で,さらに今年度末頃には160名態勢に拡大される。群司令部,各隊司令部の所在地はいずれも呉だが,第2海上輸送隊は本年度末頃,神戸の海上自衛隊阪神基地に移転する計画とされる。同群は当面の戦力として,LSV1隻(ようこう)とLCU1隻(にほんばれ)を運用し,さらに本年度末頃にLCU2隻が加わる。これら4隻を含め,9年度末までにLSV2隻,LCU4隻,より小型の機動舟艇4隻の計10隻の整備が進められている。
令和7年(2025年)3月24日,陸海空自衛隊の実動部隊を一元的に指揮する常設組織として,統合作戦司令部が防衛省のある市ヶ谷地区に200名規模で新編された。初代司令官は南雲憲一郎空将で,統幕長および陸海空幕長と同じく,米軍の大将(四つ星)に相当するポストとなった。これは米軍の中将(三つ星)に相当する,陸上総隊司令官,自衛艦隊司令官,航空総隊司令官などよりも一格上であることを示したもの。 統合作戦司令部の設置は,令和4年12月に策定された安保3文書で明記されていたもので,有事や大規模災害派遣等の際,防衛大臣の補佐等に忙殺される統幕長に代わり,統合作戦司令官が一元的に陸海空部隊の指揮を行なうことで,意思決定の迅速化や各種事態への対処能力の強化等が期待される。
令和7年(2025年)3月14日,“おやしお”型潜水艦の5番艦“いそしお”が練習潜水艦に種別変更され,これに伴い艦番号もSS-594からTSS-3611に改められた。
令和7年(2025年)4月6日,令和4年度計画による新型輸送艦“にほんばれ”(艦番号LCU-4151)が就役した。配属先は陸海空三自衛隊の共同部隊である自衛隊海上輸送群(後掲記事参照)第2輸送隊で,定係港は呉。本艦は4年度の陸上自衛隊予算により整備された「小型級船舶(LCU)」の1番艦で,建造所は内海造船瀬戸田工場。建造費41億2,500万円。基準排水量2,400トン,全長80メートル,吃水3メートル,速力15ノット,乗員約30名。 艦首にバウ・ドア,その内側にバウ・ランプを備え,さらにその後方に車両甲板(貨物倉)が配置されている。島嶼部等の水深の浅い港湾に車両や物資の輸送が可能で,ある程度のビーチング能力を持つとされる。ちなみに艦長は当面の措置として海上自衛官(1等海尉)が務めるが,乗員の9割は陸上自衛官で,残る1割が海上自衛官である。なお,内海造船では同じく4年度の陸上自衛隊予算により,「中型級船舶(LSV)」の1
令和7年(2025年)2月14日,令和6年度外洋練習航海(部内)が江田内を出港した。派遣期間は同日~4月1日で,派遣艦艇は護衛艦“ありあけ”“はまぎり”,部隊指揮官は第1練習隊司令柳原誠1佐。部隊には第58期一般幹部候補生課程(部内課程)卒業生を含む約450名が分乗しており,訪問国(寄港地)はフィリピン(マニラ),マレーシア(ポート・クラン),タイ(レムチャバン)である。
令和7年(2025年)3月3日,海上自衛隊は沖縄南方海域で海上保安庁と共同訓練を実施した。参加部隊は,海上自衛隊が第13護衛隊の護衛艦“じんつう”で,海上保安庁が第11管区海上保安本部の巡視船“りゅうきゅう”(PLH-09),“やえやま”(PL-203)。訓練項目は総合的な対処・連携強化に係る訓練として,①情報共有訓練,②護衛艦と巡視船の運動要領等に関する訓練を実施した。
令和7年(2025年)2月10日~3月3日,海上自衛隊は以下のとおり各国海軍と共同訓練および親善訓練を実施した。 ▷日米仏共同訓練「パシフィック・ステラー」(2月10~18日):フィリピン東方海空域で実施。参加部隊は,海上自衛隊が護衛艦“かが”,“あきづき”,P-3C哨戒機,米海軍が原子力空母カール・ヴィンソンCarl Vinson CVN-70,巡洋艦プリンストンPrinceton CG-59,駆逐艦スタレットSterett DDG-104,ウィリアムP. ローレンスWilliam P. Lawrence DDG-110,P-8A哨戒機,フランス海軍が原子力空母シャルル・ドゴールCharles de Gaulle,駆逐艦フォルバンForbin,プロヴァンスProvence,アルザスAlsace,補給艦ジャック・シュヴァリエJacques Chevallier,アトランティック哨戒機であった。訓練項目は各種戦術訓練(対空戦,対潜戦,LINKEX,クロスデッキなど)およびPHOTOEX。 ▷インドネシア海軍主催多国間共同訓練「
令和7年(2025年)3月12日,掃海艇“なおしま”が呉で除籍された。本艇は,平成9年度(1997年度)計画によりNKK鶴見工場で,“すがしま”型の4番艇として平成13年3月16日に竣工した。以来除籍まで一貫して掃海艇籍にあり,最終配属先は呉地方隊阪神基地隊第42掃海隊で,定係港は神戸。基準排水量510トン。
令和7年(2025年)3月14日,練習潜水艦“みちしお”が呉で除籍された。本艦は,平成6年度(1994年度)計画による“おやしお”型潜水艦の2番艦として平成11年3月10日に竣工した。長らく作戦用の潜水艦として運用されたが,老齢化に伴い平成29年2月27日,練習潜水艦に種別変更されたもの。 最終配属先は潜水艦隊第11潜水隊で,定係港は呉。基準排水量2,750トン。
令和7年(2025年)3月17日,練習艦“はたかぜ”が呉で除籍された。本艦は,昭和56年度(1981年度)計画による“はたかぜ”型ミサイル護衛艦の1番艦として,昭和61年3月27日に竣工した。その後は護衛隊群の第一線兵力だったが,老齢化に伴い令和2年3月19日,練習艦に種別変更されたもの。 最終配属先は練習艦隊第1練習隊で,定係港は呉。基準排水量4,600トン。
令和7年(2025年)2月17日,令和4年度計画により三菱重工マリタイムシステムズで建造中の“ひびき”型音響測定艦の4番艦が,“びんご”と命名され,進水した。艦名は備後灘に由来する。
令和7年(2025年)3月12日,令和2年度計画による新造掃海艦“のうみ”がジャパン マリンユナイテッド横浜事業所鶴見工場で就役した。本艦は“あわじ”型の4番艦で,GFRP製の船体を持ち,1回限りの使い捨て機雷処分具(EMD:自走式機雷処分用弾薬)を搭載することが特徴。基準排水量690トン。
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