海上保安庁は令和2年度(2020年度)第3次補正予算で教育訓練業務に就く大型巡視船の整備に着手するが、このほどその公式CGがリリースされた。同CGは25日発売の「世界の艦船」3月号に掲載しているので、参照されたい。
今月25日発売の「世界の艦船」3月号「海上保安庁ニュース」に、新潟海上保安部のヘリ巡「えちご」が、東南アジア周辺海域の海賊対策およびフィリピン・コースト・ガードとの連携訓練のため、1月6日、ほぼ1カ月の無寄港航海に向けて新潟を出港した旨を記したところ、1月19日付けで派遣を延期するとの広報文がリリースされた。 延期の理由は乗船者の中に新型コロナ・ウイルスの感染者が2名確認されたためで、同船は急遽沖縄の那覇に寄港、両名は陸上の施設に搬送された。ちなみに1名は発熱と嗅覚障害が起きているが、もう1名は無症状とのことで、他の乗船者は全員陰性だった。また「えちご」の今後の動向については、現在検討中である。 なお「えちご」に代わり、那覇航空基地のファルコン2000型が1月25日派遣されることになり、フィリピン周辺海域の哨戒を行なうほか、同国コースト・ガードと連携訓練を実施する。
第一管区の海氷情報センターは1月9日、今季初の航空機による海氷観測を実施し、オホーツク海を南下中の流氷が網走の北約90キロまで接近していることを確認した。同センターによると、昨年より少し早い数字とのこと。なお過去30年の統計によると、流氷が北海道の陸岸で初視認できる平均的な日は、1月下旬(網走で24日頃、紋別で28日頃)になる。
昨年10月、文化審議会から現役の灯台4基を重要文化財に指定する旨の答申が文部科学大臣になされたが、12月23日付けの官報に本件の告示が掲載され、千葉県銚子市の犬吠埼灯台、山口県下関市の六連島灯台と角島灯台、福岡県北九州市の部埼灯台は正式にわが国の重要文化財となった。
気象庁は12月18日、西之島の活動が低下したとして、警戒範囲を火口から半径1.5キロに縮小したが、これを受けて海上保安庁も航行警報の警戒範囲を1.4浬から0.9浬に縮小した。基準点は火口なので、島の北から東にかけての警戒ラインは陸上になるが、沿岸部の海底状況が不明で(溶岩の流出で浅くなっている可能性がある)、急速に冷却された海岸部の溶岩は崩れやすいことから、警戒範囲外であっても船舶の接近は推奨されていない。今年6月から大規模な噴火を続けていた西之島は、8月下旬以降ようやく活動が沈静化したものの、11月に撮影された熱画像では火口内は高温の状態が続き、噴気も確認されているので、噴火が再開する可能性があるとして気象庁は注意を呼びかけている(西之島は2013年の噴火以降も、3度沈静化と噴火を繰り返している)。
12月15日付けで、令和2年度(2020年度)第3次補正予算の概要が明らかになり、海上保安庁は新たに船艇13隻、ヘリコプター6機を整備するが、その中には大型練習船が含まれている。同船は、現在教育業務に従事する「こじま」「みうら」の代替ではなく増強で、船型も2隻を大幅に凌ぐ5,500トン級が検討されている(「こじま」「みうら」ともに3,000トン級)。また「こじま」「みうら」ともに正式な船種は巡視船で、3次補正の「大型練習船」も現時点では便宜的な呼称だが、同船の建造を契機に「練習船」という船種を設けることも考えられているようだ。
「れいめい」型PLHの3番船「あさづき」(PLH-35)が、12月15日、三菱重工下関造船所で進水した。竣工は2021年度内。
国際海事機関(IMO)は、人工衛星を利用した救難信号の受信システムであるコスパス・サーサット・システムの近代化を進めているが、海上保安庁は12月8日付けで、新システムの本格運用を開始した。従来の方式は、4機の低軌道衛星LEOSAR(気象衛星)に搭載された機器を使用するため、衛星の位置によっては救難信号を受信できないこともあったが、40機以上の中軌道衛星MEOSAR(測位衛星)を利用する新システムは、常時複数の衛星が信号を受信できる態勢にある。
今月25日発売の「世界の艦船」2月号では、去る10月に延命工事を終えて現場に復帰した第五管区のPLH「せっつ」(神戸海上保安部所属)のディテールを、改装部分に焦点を当てて紹介するが、その五管本部広報室は、今年6月から「海保の元気飯」と題して所属船艇自慢の「船飯」を動画で紹介しており、先頃その最新版(通算4隻目)が公開された。今回登場するのは、堺海上保安部の消防巡視艇「みのお」の「利休ランチ」。同船の訓練の模様に続き、調理の様子が料理番組風に紹介されている。 https://www.youtube.com/watch?v=6BnyeEztLVg ちなみに第1回は、田辺海上保安部の巡視船「みなべ」の「サンマ寿司」。 https://www.youtube.com/watch?v=yfqRT04_4hY
来たる2月、鹿児島海上保安部に配属される新造PLH「あかつき」の搭載機の愛称が、「あおわし」に決まった。https://www.kaiho.mlit.go.jp/10kanku/event/pdf/20201130%20koukuukinoaisyoukettei.pdf
羽田航空基地の所属機が、西之島の観測を1カ月振りに実施した。フライトに同乗した東工大理学院の野上教授(火山流体研究センター)によると、火口内は高温の状態が続いており、火口底や火口内壁などから噴気が認められるので、噴火活動が再び活発化している可能性があるという。また島の周辺にはこれまでにない規模で変色域が広がっていることから、火山性熱水や高温の火山ガスの湧出・放出が続いていると推測される。*海保機が11月24日に撮影した西之島の全景。/content/images/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/2020nishinoshima/20201124photo/photo1_20201124m.jpg
第六管区の広島航空基地に、今年度シコルスキー76D型ヘリコプターが1機配属になるが、六管本部では同機の愛称募集を開始した。〆切は12月10日まで。詳細は下記を参照されたい。https://www.kaiho.mlit.go.jp/06kanku/newspdf/R2_aisyoubosyu.pdf
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