9月23日、海上保安庁の大型ジェット機ガルフVと米コースト・ガードのカッター「バーソルフ」が、北海道東方の公海上で合同訓練を実施した。北太平洋における大規模流し網漁船の監視共同パトロールを念頭に、情報の伝達手順と方法の確認が目的であった。 なお、日米コースト・ガートの合同訓練は今年4回目となり、近く5回目も予定されているが、今年2月に小笠原で「あきつしま」と「キンボール」が行った大型船同士の訓練は2008年以来のものであったことを考えると、対中国牽制の一環として両機関の連携強化も重視されていることがうかがわれる。
「産経新聞」によると、今年2月に高知県足摺岬沖で発生した貨物船「オーシャン・アルテミス」と海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」の衝突事故について、第五管区海上保安本部は、過失傷害の疑いで潜水艦の元艦長を書類送検するという。 本件について海上保安庁からはまだ広報はないが、近く公表されるようだ。
8月11日朝、青森県八戸港の防波堤外側で座礁した木材チップ船クリムゾン・ポラリスCrimson Polaris(39,910総トン)は、その後船体が断裂し、燃料油などが流出していることを伝えたが、幸いな事に油の流出は後部船体からの数百トンのみに留まっている。 後部船体からは現在もわずかな油の漏洩が認められるが、前部船体は8月27日、曳船によって八戸港内に戻され、着岸した前部船体の周囲にはオイルフェンスが二重に張られ、残った燃料油などの回収が進められている。 またほぼ水没した後部船体には標識灯が設置され、巡視船艇や航空機、民間オーシャンタグによる監視が続けられているほか、流出油および漂着油の監視および除去作業も続けられている。
海上保安庁が製作する海図には、和文と英文が並記されたものと、英文のみで色調の異なるものがあるが、両者を統合させた新しいシリーズの海図第1号が、8月27日、リリースされた。なお現行の海図は、来年度以降、順次新しい海図に置き換えられる。
海上保安庁は昨夜26日、令和4年度概算要求を公表した。 新規要求の船艇と航空機などは次のとおり。 まず「戦略的海上保安体制の構築」で、3500トン型(みやこ型)巡視船3隻、1500トン型(くにさき型)巡視船1隻、大型無人機1機とその支援設備、中型(陸上基地用)ヘリコプター1機の整備と、海上保安学校の老朽化した施設と教育機材の更新を目指す。なお巡視船とヘリコプターは増強で、無人機はリース。 「国民の安全・安心を守る業務基盤の充実・強化」では、砕氷巡視船「そうや」の代替船とその搭載機、小型巡視艇2隻、ドローン対策資機材を要求している。「そうや」代船は運用海域の特性を勘案して、極端な大型化はしないようだ。小型巡視艇は18メートル型CL。
別稿で報じたように、今秋11月、「れいめい」型ヘリ巡「あさづき」が就役するが、同船が搭載するスーパーピューマ225型の愛称募集が始まった。 申し込み方法は「メール」または「郵便はがき」で、①愛称、②愛称の由来、③住所、④氏名、⑤年齢、⑥電話番号、⑦職業ないし学校名と学年を記載する。 宛先は、 ★メール jcg-11kankukoho0515@mlit.go.jp ★はがき 〒900-8547 那覇市港町2-11-1 第十一管区海上保安本部 船舶技術部管理課 愛称募集係 ★〆切 9月30日(はがきは当日消印有効) なお①沖縄にふさわしい鳥の名前で、②ひらがな6文字程度以内、③ヤンバルクイナなど飛べない鳥はNGとの条件があるので留意されたい。
「れいめい」型巡視船の3番船「あさづき」の就役予定が、このほど明らかになった。 就役日は来たる11月12日で、配属地は石垣海上保安部。 あわせて搭載機の愛称募集についても広報された。(別稿参照)
13日午前6時20分頃、小笠原諸島の南硫黄島のすぐ近くにある海底火山・福徳岡ノ島が大噴火しているのを、気象衛星「ひまわり」が捉えた。気象庁からの通報により海上保安庁も観測機を派遣したが、到着した13日午後3時頃は噴火の真っ最中で、噴煙は6000メートル以上にも達していることから、接近しての観測はできなかった。 その後15日に再び観測機を派遣すると、新島が形成されており、午後0時50分頃、再び噴火も始めた。福徳岡ノ島が海上の島となったのは35年振り。 福徳岡ノ場|海域火山データベース|海上保安庁 海洋情報部 (mlit.go.jp) 一方、14日午前6時頃、同じく気象衛星の観測により、西之島も再び噴火が確認されたが、海保機が到着した時は噴火は確認できなかった。
昨日(11日)朝、青森県八戸港の防波堤外側で座礁した木材チップ船クリムゾン・ポラリスCrimson Polaris(39,910総トン、パナマ船籍、日本郵船運航)の船体が破断し、燃料油などの流出が始まっていることが、今朝(12日)4時過ぎ、監視中の巡視船により確認された。 公表された現地の映像によると、船体は船橋構造の少し前で断裂、前部船体は船首を、後部船体は船尾を上にして傾斜し、周囲には油が広がっており、昨年7月にモーリシャス沖で座礁後船体が断裂した撒積船ワカシオWakashio(101,932総トン)と同様の状態になっている。
平成29年度(2017年度)補正予算の「れいめい」型3番船「あさづき」(PLH-35)が、7月30日から海上公試を始めた。建造所は三菱重工下関造船所で、問題がなければこの秋にも竣工すると思われる。
兵庫県明石市の海岸では、他のマリンレジャー客のすぐ近くを高速で通過する水上バイク(複数)が何度も目撃され、動画にも撮られているが、この繰り返される危険行為に対し、明石市の泉市長は8月10日、運転者(容疑者不詳)を殺人未遂などで刑事告発した。告発状は同日、同海域を所掌する第五管区の海上保安本部に提出された。 なお、危険運転をする水上バイクについては海上保安庁にも通報があり、その都度海保も巡視艇などを派遣しているほか緊急パトロールも実施しており、明石市は監視カメラの設置も検討している。
横浜海上防災基地内にある海上保安資料館・横浜館が、8月2日から当面の間、休館となった。理由は「諸般の事情」とされているが、コロナ禍を勘案したものであることは明らか。 同館は赤レンガパークに隣接しており、内部には引き上げられた北朝鮮の工作船が保存展示されていることから、横浜の観光名所のひとつにもなっている。 なお呉の大学校構内にある本館も、今年4月26日以降休館が続いている。
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