2月6日午前10時頃(日本時間),トルコ南部を震源として発生した大規模な地震により,被災した地域で救援活動を実施するため,同国政府からの要請に基づいてわが国は国際緊急援助隊救助チームを派遣することを決定した。 第1陣は18名で,このうち14名が海上保安庁職員である。この第1陣は,同日午後10時50分,羽田からイスタンブールに向けて出発した。 その後第2陣も出発しているほか,13日には航空自衛隊のB-777特別輸送機1機が現地で活動を行なう医療チーム用の医療機材等の輸送のため,千歳基地を飛び立った。
1月18日午前6時34分,巡視船“えちご”(PLH-08)が,新潟県柏崎市椎谷鼻沖の浅瀬で座礁し,航行不能となった。本船は20日に離礁し,いったん曳航されて新潟港に着岸したあと,2月5日,修理のためJMU舞鶴事業所に到着した。損傷は船底の広い範囲におよびスクリュー・プロペラも損傷している。
令和4年11月25日~5年2月22日,以下のとおり船艇の異動があった。記載は船名(→新船名),番号,異動年月日,旧配属先→新配属先の順である。 ▷巡視艇“しろかぜ”,CL-156,4.11.25,宮崎海上保安部→日向海上保安署 ▷巡視艇“なつづき”,PC-113,4.12.9,宮古島海上保安部→徳山海上保安部 ▷巡視船“みずき”,PS-11,4.12.13,石垣海上保安部→那覇海上保安部 ▷巡視船“のばる”,PS-16,4.12.13,那覇海上保安部→宮古島海上保安部 ▷巡視船“わかさ”→“のと”,PL-75,5.1.14,舞鶴海上保安部→
2月9日,令和2年度第3次補正予算による新造巡視船“はてるま”(PL-94)が三菱重工マリタイムシステムズ(旧三井玉野)で進水した。本船は,“くにさき”型(元くにがみ型)の22番船で,公称船型は1,000トン型。就役は令和5年度の予定。
1月26日,令和2年度第3次補正計画による新型巡視艇“たかつき”(PC-129)が墨田川造船で竣工した。本艇は, “はやぐも”型(元はまゆき型,元かがゆき型)の25番艇で,配属先は宇和島海上保安部(第6管区)。
2月13日,令和元年度(2019年度)補正予算による新造巡視船“わかさ”(PL-93)がジャパン マリンユナイテッド(JMU)横浜事業所磯子工場で就役した。本船は,“くにさき”型(元くにがみ型)の21番船で,公称船型は1,000トン型。配属先は舞鶴海上保安部(第8管区)。
12月19日,伊豆大島東方の海空域で,海上保安庁との共同訓練が行なわれた。参加部隊は海上自衛隊が自衛艦隊司令部,護衛艦“たかなみ”“てるづき”,海上保安庁が第3管区海上保安本部,巡視船“しきね”,回転翼機。訓練項目は,①情報共有訓練,②護衛艦および巡視船の運動要領等に関する訓練。
12月23日,政府は令和5年度海上保安庁関係予算案を閣議決定した。 海上保安庁関係予算の総額は2,431億円で,対前年度比1.09倍である。新安保戦略を踏まえた海上保安能力の強化に1,113億円,国民の安全・安心を守る業務基盤の充実に81億円が充当されている。 巡視船,航空機の整備などの概要は以下のとおり。 ◆新たな脅威に備えた高次的な尖閣領海警備能力 ▷新規 ・ヘリコプター搭載型巡視船1隻:0.03億円 (PLH型で増強分。4年度補正着手) ・大型巡視船2隻:0.03億円 (PL型で増強分。4年度補正着手) ▷継続 ・ヘリコプター搭載型巡視船2隻:87.8億円 ・大型巡視船6隻:81.4億円 ・巡視船搭載ヘリコプター4機:25.3億円 ◆新技術等を活用した隙のない広域海洋監視能力 ▷新規 ・中型ヘリコプター3機:0億円(増強分。4年度補正着手) ▷継続 ・無操縦者航空機(UAV)
政府は12月16日,「海上保安能力強化に関する方針」を関係閣僚会議で決定した。これは厳しさを増すわが国周辺海域を取り巻く情勢を踏まえて,海上保安能力の強化の基本的な考え方を示したものである。 強化すべき能力は以下のとおり6つが挙げられている。 ①新たな脅威に備えた高次的な尖閣領海警備能力(巡視船の整備等)。 ②新技術等を活用した隙のない広域海洋監視能力(無人航空機の活用等)。 ③大規模・重大事案同時発生に対応できる強靭な事案対処能力(テロ対応能力等)。 ④戦略的な国内外の関係機関との連携・支援能力(防衛省・自衛隊や各国海上保安機関との連携)。 ⑤海洋権益確保に資する優位性を持った海洋調査能力(測量船や測量機器等の整備・高機能化,データの管理・分析等)。 ⑥強固な業務基盤能力(人材確保・育成,サイバーセキュリティ対策等)。 これらを実現するため,令和9年度(2027年度)には海保の当初予算額を,4年度の水準(2,231億円)からおおむね1,000億円程度増額することも明記された。
11月15日,中国海警所属の公船4隻が尖閣諸島周辺海域の接続水域に出現し,さらに同25日,これら4隻は同諸島の領海に侵入した。このうち1隻の海警2204は,76ミリ単装砲を搭載する718B型(ジャオジュンZhaojun型,満載排水量1,750トン)と見られる。尖閣諸島の接続水域および領海で,同砲搭載中国公船を確認するのはこれが初めてのこと。
12月2日に成立した海保所管の令和4年度補正予算の概要については2023年1月号で紹介したが,同予算で増強分として新造される練習船の特徴が明らかになった。 事業名は「ヘリコプター搭載型巡視船(練習船)」で,総事業費は186億円(同補正予算では55億円を計上),引渡しは令和8年度の予定である。ヘリコプター搭載施設および同甲板を有し,兵装として40ミリおよび20ミリ機銃を装備する。 総トン数は現時点では明らかではないが,公表されたイメージ写真に約6,000総トンのヘリコプター巡視船“みずほ”(PLH-41)が用いられていることや総事業費の金額から,相応の大型船となる見込みである。本船は高い実習能力に加え,海上保安業務の遂行に必要な船体性能(耐航性,長期行動能力など),昼夜を問わない広域的な監視採証能力,制圧能力,意思伝達能力,情報処理能力などを備えるとされ,学生や海上保安官に対して,より実践に近い実習・訓練を行なうことができる能力を持つという。 なお,これとは別に,同補正予算案では増強分として「ヘリコプター搭載型巡視船(PLH型)」(6,000トン型)1隻(総事業費203億円,令和8
12月5日,巡視船“くろかみ”(PM-96)が解役された。本船は,“あまみ”型の2番船“まつうら”として平成5年度第1次補正計画により日立神奈川で建造され,7年11月24日に竣工した。最終配属先は徳山海上保安部(第6管区)。公称船型は350トン型で,総トン数は249トン。
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