4月21日,巡視船“おおすみ”(PL-202)が三菱重工マリタイムシステムズ玉野本社工場で竣工した。本船は平成30年度(2018年度)第2次補正計画による“みやこ”型の2番船で,総トン数は3,500トン。尖閣諸島近海をはじめとした領海警備と大規模災害派遣の両方に対応可能な設計がなされている。配属先は鹿児島海上保安部で,5月1日に同地に到着した。
4月6日,新たに鹿児島海上保安部(第10管区)に配備されるヘリコプター搭載型巡視船(PLH)に搭載予定の回転翼航空機スーパーピューマ225 4機に対し,愛称を募集すると発表した。締切は5月8日で,愛称の基準は,熊本県,宮崎県および鹿児島県にふさわしい鳥の名前,ひらがな6文字以内,飛べない鳥は不可,海保で既使用の航空機愛称は不可,などである。詳細は第10管区海上保安本部のWebサイト(https://www.kaiho.mlit.go.jp/10kanku/)を参照されたい。
3月30日,沖縄県尖閣諸島のわが国領海に中国海警局の公船4隻が侵入した。これら4隻は,4月1日夜に1隻が,同2日夜に残り3隻が領海から出域している。この領海侵入は, 80時間36分にわたって行なわれ,平成24年に尖閣諸島を国有化後,最長となった。これら中国公船4隻は,付近で操業を行なう日本漁船3隻を追ってわが国領海に侵入したものであった。
3月31日,国土交通省は,「令和5年度海上保安庁関係予算配分概要」を公表した。同年度船舶交通安全基盤整備事業予算2,050.2億円の配分方針は,①防災・減災,国土強靱化の推進,②航路標識の適切な維持管理,③巡視船等基地の整備,④巡視艇の代替整備の事業などに重点をおいて振り分けるものである。
3月21日,巡視艇“ささかぜ”(CL-60)が解役された。平成7年1月31日に就役した“ひめぎく”型の50番艇で,最終配属先は気仙沼海上保安署(第2管区)であった。本艇は,平成23年3月11日,東日本大震災において大津波からの被災を免れ,捜索・救助活動で大きな活躍をしたことが特筆される。
3月22日,墨田川造船で新造巡視艇“ささかぜ”(CL-204)が就役した。令和3年(2021年度)度補正計画による“ひめぎく”型(元すずかぜ型)の198番艇で,公称船型は20メートル型。3月21日に解役された“ささかぜ”(CL-60,次掲)の代替として,気仙沼海上保安署(第2管区)に配属となった。
2月22日,午後4時41分,鹿児島県臥蛇島西方約80キロのわが国排他的経済水域内の海上において,中国漁船の船長(中国人)を,「排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律」違反(無許可操業)の容疑で現行犯逮捕した。対処した巡視船は“とから”(PM-21),“たかちほ”(PS-17)など3隻で,最初にこの漁船を発見したのは固定翼航空機MA-952であった。なお,漁船は珊瑚の密漁をしていたものと思われる。
2月14日および16日,巡視艇3隻が相次いで解役された。船名や解役日などは以下のとおり。 ▷平成5年度(1993年度)計画による“ひめぎく”型巡視艇“しやちかぜ”(CL-38)が2月14日に解役となった。平成6年1月25日就役。最終配属先は名古屋海上保安部(第4管区)。 ▷平成5年度第1次補正計画による“ひめぎく”型巡視艇“きくかぜ”(CL-42)が2月14日に解役となった。平成6年3月24日就役。最終配属先は神戸海上保安部(第5管区)。 ▷平成5年度第3次補正計画による“ひめぎく”型巡視艇“みねかぜ”(CL-63)が2月16日に解役となった。平成7年1月27日就役。最終配属先は五島海上保安署(第7管区)
2月21日,三菱重工下関造船所江浦工場で,新造ヘリコプター2機搭載型巡視船“ゆみはり”(PLH-44)が進水した。本船は,令和元年度補正計画による“しゅんこう”型の3番船で,公称船型はヘリコプター2機搭載型。就役は令和5年度の予定。
3月3日,新造巡視艇“なるかぜ”(CL-205)が長崎造船で竣工した。本艇は令和4年度計画による“ひめぎく”型巡視艇(元すずかぜ型)の199番艇で,公称船型は20メートル型。配属先は五島海上保安署(第7管区)。
3月1日,墨田川造船で新造巡視艇“きくかぜ”(CL-14)が就役した。本艇は令和3年度補正計画による“はやかぜ”型の4番艇で,公称船型は18メートル型。配属先は神戸海上保安部(第5管区)。
3月1日,墨田川造船で新造巡視艇“しゃちかぜ”(CL-13)が就役した。本艇は令和3年度(2021年度)補正計画による“はやかぜ”型の3番艇で,公称船型は18メートル型。配属先は名古屋海上保安部(第4管区)。
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