1月25日,巡視艇“はやなみ”(PC-130)が就役した。本艇は令和3年度補正計画による“はやぐも”型の26番艇で,公称船型は30メートル型。1月9日に解役された“はやなみ”(PC-11)の代替として,門司海上保安部(第7管区)に配属となった。
1月17日,海上保安庁は令和5年の密輸・密航の取締り状況や同庁摘発の薬物事犯の状況を公表した。薬物密輸は関係機関と合同で摘発したものを含め4件であり,銃器の密輸事案は回転式拳銃の弾倉が1件で,どの事案も海上貨物に隠匿されていたものであった。 また,これらの事案以外に,外国船員による薬物の不法所持も7件摘発されている。
第10管区海上保安本部は,1月 15 日より令和6年度(2024年度)に,同管区で31年ぶりに就役予定である小型測量船の船名を公募した。この小型測量船は令和4年度補正計画による“はましお”型測量船の2番船。応募期間は1月 16 日から2月14日。 なお,船名の応募要件として,既存の海保船艇名や外国の国家機関所属の船舶などに使用されておらず,測量船が就役する鹿児島や調査を行なう南九州をイメージする言葉の後に「しお」または「ひびき」を組み合わせたものとしている。
海上保安庁は,1月13~28日までの間,外国海上保安機関に対する海上保安能力向上支援の専従部門海上保安庁MCT(Mobile Cooperation Team)所属の職員など4名をミクロネシア連邦とマーシャル諸島共和国に派遣し,現地海上保安当局職員への能力向上支援を実施した。 MCTによる両国への能力向上支援は今回が初で,救助資器材を用いた海面漂流者救助訓練や国際法に関する講義が行なわれた。 現地では代表団とミクロネシア連邦大統領との面会やアメリカとオーストラリアの政府関係者との今後の連携についての意見交換もなされた。
12月26日,巡視船“やしま”(PLH-22)は東南アジア周辺海域での海賊対策のため博多港を出港した。同派遣では,インドのコースト・ガードや日本に関係する船舶との合同訓練が予定されている。本船は,2024年1月29日に帰港の予定となっている。
12月22日,海上保安庁は、無操縦者航空機(RPAS)の運用拠点を現在の海上自衛隊八戸飛行場から北九州空港に移転することを決定した。 これは,尖閣諸島周辺の領海警備を含めたわが国周辺海域での情勢などを踏まえ、地域特性や業務ニーズ等を総合的に勘案した結果であり,北九州での運用開始は令和7年度を予定している。
1月2日,午後6時頃,羽田空港C滑走路上で,着陸直後の日本航空JL516便(エアバスA350型)と離陸待ちの海上保安庁の中型固定翼機MA-722みずなぎ1号(ボンバルディア式DHC-8+315型。羽田航空基地所属)が衝突し,いずれも炎上した。日航機は乗員乗客367名全員が脱出に成功したが,海保機の乗員6名のうち,機長を除く5名が死亡した。 海保機は能登半島地震の被災地への救援物資を搭載し,被災地方面へ向かう直前であった。この事故に関し,現在事故の原因調査などが進められている。 また,同4日午後6時頃,同空港の駐機スポットで海保の大型ジェット飛行機LAJ-501うみわし2号(ガルフV型,同基地所属)が日航子会社の委託先企業が運行するハイリフト・トラックに接触され,翼端を損傷した。同機の復帰時期は未定。これらの事故を受け,海保は11日,羽田航空基地の運用を停止した。
海上保安庁は1月1日に発災した令和6年能登半島地震への対応として,同10日現在,以下のような活動を実施している。 ・巡視船“ざおう”(PLH-05),“だいせん”(PLH-10),“のと”(PL-75),“さど”(PL-76), “やひこ”(PL-04)による七尾港での自衛隊などの給水車への給水支援。 ・巡視船“やひこ”による警察・消防職員や北陸電力社員の海上輸送。 ・測量船昭洋(HL-01)の搭載艇マンボウIIによる珠洲市飯田港内での測量活動。 ・巡視船しきしま(PLH-31)搭載機のうみたか2号(MH806)による物資(食料・飲料水・毛布など)の輸送。 ・新潟航空基地所属のヘリコプターによる石川県珠洲市への簡易トイレ4,000個輸送。 ・被災自治体の県庁・市役所などへのリエゾン職員派遣。
12月中,以下のとおり中型回転翼機が就役した。 ▷スーパーピューマ225型:MH-698おおたか1号,2023.12.1,鹿児島海上保安部,巡視船あさなぎ(PLH-43)搭載 ▷スーパーピューマ225型:MH-699おおたか2号,2023.12.19,鹿児島海上保安部,巡視船あさなぎ搭載 ▷スーパーピューマ225型:MH-700ゆみわし1号,2023.12.19,鹿児島海上保安部,巡視船ゆみはり(PLH-44)搭載 ▷アグスタ139型:MH-980くまたか,2023.12.22,函館航空基地 ▷スーパーピューマ225型:MH-701ゆみわし2号,2023.12.27,鹿児島海上保安部,巡視船ゆみはり搭載
1月中,以下のとおり巡視船の異動があった。 ▷巡視船“まつうら”,PM-33,2024.1.13,唐津海上保安部→佐世保海上保安部 ▷巡視船“いらぶ”→“いまり”,PL-87,2024.1.19,石垣海上保安部→唐津海上保安部 今回の異動は,巡視船“あまみ”が解役されたことにともない,佐世保海上保安部の巡視船を補充するために実施されたものである。
12月14日,監視取締艇“ぱるさあ”(SS-45)が解役された。平成8年(1996年)3月に就役した“ぽおらすたあ”型の10番艇で,配属先は就役から解役まで古仁屋海上保安署であった。なお,古仁屋には新たに12月14日に就役した同名の監視取締艇“ぱるさあ”(SS-12)が配属された。
1月9日,巡視艇“はやなみ”(PC-11)が解役された。平成5年(1993年)3月に就役した“はやなみ”型の1番艇で,配属先は就役から解役まで門司海上保安部であった
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