5月13日,海上保安庁は「海上保安レポート2024」を発刊した。 今年は「海をかけるひと」をテーマに,特集で海上保安官という「ひと」に着目し,海上保安庁の任務・体制や海上保安業務の紹介に加えて,海上保安官の1日の仕事内容,現場などで活躍する海上保安官の声を多く盛り込み,海上保安官の仕事紹介に多くの誌面を割く構成となっている。発行は日経印刷株式会社で定価は税込みで1,540円。
海上保安庁は,5月11~21日にかけて,外国海上保安機関に対する海上保安能力向上支援の専従部門である海上保安庁MCT(Mobile Cooperation Team)所属の職員4名をマーシャル諸島共和国に派遣し,同国海上保安機関職員に対して能力向上支援を行なった。 この活動では,救助資機材を活用した複数人の漂流者救助訓練や実践的なロープ・ワーク訓練,海上保安庁による安全運航チェック体制の紹介と安全運航チェック・リストを参考にした船艇点検研修が実施された。なお,この活動は公益財団法人日本財団・笹川平和財団の支援のもと行なわれている。
5月9日,渡邉海上保安監は,米国コースト・ガード太平洋方面司令官と日米韓海上保安機関連携にかかる意向確認書の署名をカリフォルニア州アラメダの米コースト・ガード太平洋方面基地にて実施した。 本意向確認書は昨年8月の米国キャンプ・デービッドで開催された日米韓首脳会談で発表された日米韓首脳共同声明「キャンプ・デービッドの精神」に基づくもので,3カ国の海上保安機関が連携協力し、アジア・大洋州の国々に対して、海上保安能力向上を支援する意向を記している。 この署名の前に,渡邉海上保安監とティアンソン太平洋方面司令官による日米連携の進捗確認と意見交換を目的とする会談が行なわれている。
去る4月25日,第6管区海上保安本部は宇和島湾を測量した明治時代の海図の複製品2点を宇和島市に寄贈した。今回の複製海図贈呈は,宇和島海上保安署創設60周年を記念し,地域との更なる連携を目指すために実施された。この海図は宇和島市立歴史資料館にて開催される特別展「海図で見る宇和島の歴史」で6月23日まで公開される。
4月22日,練習船“こじま”が船艇初級幹部向けの遠洋航海のため呉を出航した。本年度の航海は4月22~7月25日の95日間で総航程約19,200海里,サンフランシスコ,ホノルル,グアム,コロール,シンガポールの寄港を予定している。出航式典では海上保安大学校応援団によるエールなど同大学校在校生らによる盛大な見送りが行なわれた。 なお,本航海に実習生として参加するのは,海上保安大本科70期を中心とした42名(うち女子10名)。この後,本船は5月10日にサンフランシスコに到着した。
海上保安庁は2月18~3月9日の間,外国海上保安機関に対する海上保安能力向上支援の専従部門である海上保安庁MCT(Mobile Cooperation Team)や機動防除隊(National Strike Team)所属の職員,刑事課職員,門司海上保安部(第7管区)所属の巡視船“きくち”(PM-26)乗組員,海上保安学校門司分校教官など6名をフィリピンへ派遣した。この支援は日本政府が推進する「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現を目的として行なわれたものである。 同支援では,同国コースト・ガード職員に対して,初動捜査および指紋採取・証拠保全などの鑑識技能に関する講習や実技指導を実施した。
3月28日,海上保安庁は飛行機2機の除籍を行なった。除籍されたのは北九州航空研修センター所属であったSA-395あまつばめ5号(セスナ172型)と羽田航空基地所属であったMA-722みずなぎ1号(ボンバル300型)。 前者は2023年4月18日に大分県宇佐市で訓練飛行中に不時着したもので,後者は本年1月2日に能登半島への救援物資を輸送する任務中に羽田空港で日本航空の旅客機と衝突し全損したもの。
3月25日,灯台見回り船“げんうん”(LM-206)が解役された。本船は平成7年度計画により若松造船で建造された“はくうん”型の9番船で,平成8年3月に就役した。配属先は徳山海上保安部(第6管区)。公称船型は23メートル型。総トン数50トン。
4月15日,巡視船“しきしま”(PLH-31)が解役された。平成元年度(1989年度)補正計画で石川島播磨重工東京工場にて建造され,平成4年4月に就役した。当初はプルトニウム海上輸送の護衛用だったが,これは1回のみの実施になり,その後は海外派遣や南西方面での領海警備などの任務に従事した。なお,本船の解役式典は非公開で実施された。 公称船型はヘリコプター2機搭載型。配属先は就役時が横浜(第3管区)で,後に鹿児島海上保安部(第10管区)へ転属した。総トン数7,175トン,主兵装35ミリ連装機銃2基。
3月14日,巡視船“あまみ”(PL-204)が三菱重工マリタイムシステムズ玉野本社工場で進水した。本船は令和3年度補正計画で建造された“みやこ”型の4番船で,公称船型は3,500トン型。総トン数約3,500トン,兵装40ミリ単装機銃2基。
3月13日,“れいめい”型巡視船4番船の命名・進水式が三菱重工下関造船所江浦工場にて行なわれた。船名は“しきしま”(PLH-31)と命名された。これまで本型は夜明けに関連する言葉を命名してきたが,本船は4月15日に解役された日本の古称である同名の巡視船の船名を引き継ぐことになった。 本船は令和3年度補正計画で建造され,公称船型はヘリコプター2機搭載型。総トン数7,300トン,主兵装40ミリ単装機銃2基,搭載機ヘリコプター1機。
3月19日,巡視艇“まびかぜ”(CL-207)が就役した。配属先は水島海上保安部(第6管区)。本船は令和5年(2023年)度計画により,長崎造船で建造された“ひめぎく”型の201番艇で,3月4日に解役された “にいかぜ”(CL-69)の代船である。公称船型は20メートル型。総トン数23トン。
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