9月5日〜10月13日,海上自衛隊は以下の日程で,各国と共同訓練および親善訓練などを行なった。 ▷日米加共同訓練(ノーブル・スティングレイ),9月5〜6日,沖縄南方海空域で実施。参加部隊は海自が護衛艦“いずも”“さみだれ”(IPD23第1水上部隊),潜水艦(IPD23潜水艦部隊),米海軍が駆逐艦1隻,カナダ海軍がフリゲイト1隻,訓練項目は各種戦術訓練(対潜戦など),PHOTOEX。 ▷日米コロンビア親善訓練,9月8日,コロンビアのカルタヘナ周辺海空域で実施。参加部隊は海自が練習艦“かしま”“はたかぜ”,米海軍が沿海域戦闘艦1隻,コロンビア海軍が哨戒艦1隻,AS365ヘリコプター。訓練項目は戦術運動,PHOTOEX,クロスデッキ。 ▷日米共同訓練(ILEX23-5),9月19日,米サンディエゴ沖で実施。参加部隊は海自が練習艦“かしま”“はたかぜ”,米海軍が給油艦1隻。訓練項目は洋上補給。
10月17日,令和2年度計画による“たいげい”型潜水艦の4番艦“らいげい”が,川崎重工神戸工場で進水した。本艦は3年3月26日に起工されていたもので,就役は7年3月の予定。基準排水量3,000トン。
9月26日,令和3年度(2021年度)計画による“もがみ”型護衛艦の7番艦“によど”が,三菱重工長崎造船所で進水した。本艦は4年6月30日に起工されていたもので,就役は6年12月の予定。基準排水量3,900トン。艦名は愛媛県と高知県を流れる仁淀川に由来するもので,海上自衛隊の艦艇としては,“ちくご”型護衛艦の7番艦に次いで2代目となる。
9月28日に台湾・高雄の台湾国際造船(CSBC)で,蔡英文総統を向かえて同 国で初めてとなる国産潜水艦・海鯤Haikungの進水式が行なわれた。この1番 艦は2024年の引渡しを予定しており,最終的には8隻を揃える計画。排水量は 約2,700トン前後,全長は約70メートル,幅は約8メートルの通常動力艦で,艦 尾にはX舵に加えて水平のフィンを備えている。
ティッセンクルップ・マリン・システムズ(TKMS)で9月12日に,212CD型 潜水艦の1番艦の建造を開始した。同社は2019年から2億5,000万ユーロの設備 投資を実施しており,それによって完成した新しい建造建屋も稼動を開始し た。
フィンカンティエーリは9月27日にリヴァ・トリゴソ造船所で,イタリア海 軍向けPPA(Pattugliatore Polivalente d'Altura)ことパオロ・タオン・デ ィ・レヴェルPaolo Thaon di Revel級哨戒艦の3番艦,ライモンド・モンテク ッコリRaimondo Montecuccoliを納入した。同艦は「Light+」型の一番手。
英国防省の装備部門DE&S(Defence Equipment and Support)は9月16日,バ ブコックのロシス造船所で英海軍向け31型フリゲイトの2番艦アクティブ Activeを起工したことを明らかにした。なお,鋼材の切出しは8カ月前から始 まっていた。
英国防省は10月1日,英海軍向けの次世代攻撃原潜について,詳細設計・先 行調達(D2L2:Detailed Design and Long Leads)フェーズの契約を40億ポン ドで発注した。担当はBAEシステムズ,ロールイ・ロイス,バブコックの3 社。この新型攻撃原潜が,オーストラリアが導入する本命の攻撃原潜 SSN-AUKUSのベースにもなる。
9月27日にロシアのアムール造船所で,ロシア海軍向けカラクールト Karakurt級(22800型)コルベット2隻が進水した。艦名はルジェフRzhevとウ ドムリャUdomlya。
9月20日にハンチントン・インガルス(HII)のインガルス造船所で,アメリ カAmerica級強襲揚陸艦ファルージャFallujah LHA-9の起工式が行なわれた。 ウエル・ドックが復活するフライト1の2番艦,通算4番艦となる。 またオースタルUSAは米海軍シー・システムズ・コマンド(NAVSEA)から, 新型汎用揚陸艇LCU-1700級のオプション契約分9隻を9,154万ドルで受注した。 満載排水量428トン,全長139フィート,全幅31フィート,500馬力のディーゼ ル主機2基とコルトノズル・プロペラの組合せで,最大速力11ノット,航続距 離1,200浬/8ノット。M1A1戦車2両または兵員350名,人員400名,貨物170トン (187米トン)の搭載が可能,機銃4挺を装備できる。
9月22日にカリフォルニア州サンディエゴで,タイコンデロガTiconderoga 級巡洋艦の5番艦バンカーヒルBunker Hill CG-52の退役式典が挙行された。同 艦は本級の現役最古参で,就役期間は37年間。横須賀に前方展開していた時期 もある。これに先立ち,9月1日にレイク・シャンプレーンLake Champlain CG-57が,9月15日にサン・ジャシントSan Jacinto CG-56が退役している。 また10月に始まる2024会計年度には,シャイローShiloh CG-67,カウペンス Cowpens CG-63,アンティータムAntietam CG-54,レイテ・ガルフLeyte Gulf CG-55の退役が予定されている。
先月号の本欄で報じたアーレイ・バークArleigh Burke級駆逐艦10隻の多年 度建造契約について,契約総額が確定した。145億8,082万ドルで10隻を建造す るが,2社への配分は以下のようになる。 ○ジェネラル・ダイナミクス社バス鉄工所(GDBIW):2023・2024・2026各会 計年度に1隻ずつ,合計3隻。 ○ハンチントン・インガルス(HII)インガルス造船所:2023会計年度に2 隻,2024会計年度に1隻,2025会計年度に2隻,2026会計年度に1隻,2027会 計年度に1隻,合計7隻。
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