掃海艇“すがしま”の除籍により,3月15日に以下の艦艇の異動が行なわれた。 ▷掃海艇“はつしま” 掃海隊群第1掃海隊(横須賀)→舞鶴地方隊第44掃海隊(舞鶴) 3.15
3月15日,平成7年度計画による“すがしま”型のネームシップが除籍された。最終配属先は舞鶴地方隊第44掃海隊であった。基準排水量510トン。“すがしま”型は平成3年のペルシャ湾派遣掃海の教訓に基づいて計画された機雷掃討を重視したタイプの艇で,NAUTIS-M機雷戦情報処理装置,PAP104機雷処分具など外国製の対機雷戦システムを採用したことが最大の特徴。
3月17日,“おやしお”型練習潜水艦の“おやしお”が除籍された。本艦は平成5年度計画による“おやしお”型潜水艦のネームシップとして10年3月16日に就役し,27年3月6日に練習潜水艦に種別変更されたもの。最終配属先は潜水艦隊第1練習潜水隊(定係港呉)。“おやしお”型はそれまでの涙滴型に替えて葉巻型船型を採用した画期的なタイプで,潜水艦22隻体制への拡充のため,本艦を含め全艦が艦齢延伸化の対象となった。
3月20日,平成30年度(2018年度)計画による“たいげい”型潜水艦の2番艦“はくげい”が,川崎重工神戸工場で就役した。配属先は第1潜水隊群第1潜水隊。基準排水量3,000トン。
3月7日,令和元年度(2019年度)計画による“もがみ”型護衛艦の4番艦“みくま”が,三菱重工長崎造船所で就役した。配属先は護衛艦隊直轄第13護衛隊で,定係港は佐世保。なお同年度計画による3番艦“のしろ”は昨年12月15日に就役している。基準排水量3,900トン。
郵船クルーズは3月9日,飛鳥Ⅱの2023年4~6月のクルーズ・スケジュールを発表した。4月14日から6月11日まで,横浜,神戸,博多を起点に16本を実施する。ゴールデンウイークには10日間の日程で九州・沖縄をゆったり巡るほか,人気の“A-styleクルーズ”,都市間の移動型クルーズなど,多彩なコースが組まれている。4月のクルーズでは旬の食材を使った「春の日ディナー」などを提供し,クルーズごとに寄港地の食材を見て知って味わう「飛鳥 食めぐり」などの企画も用意した。 また同日,2024年世界一周クルーズの実施を発表した。4月5日に横浜を出港し,神戸を経由してアジア,中東,地中海,ヨーロッパ,北米大陸,カリブ海を回り,7月13日横浜,14日神戸に帰着する100日間の日程で,16カ国,20港を巡る。ランドツアーによる景勝地や世界遺産の訪問,寄港地のうち4港で1泊在港して観光するほか,飛鳥Ⅱ後継船を建造中の独マイヤー・ヴェルフトを訪れるツアーも計画されている。料金はワールド特別割引適用で550万円から。販売開始は2023年3月29日を予定している。 (郵船クルーズ)
米プリンセス・クルーズは3月1日,2024年日本発着クルーズの詳細を発表した。ダイヤモンド・プリンセスDiamond Princess(115,906総トン,船客定員2,706人,2004年竣工)が3月18日発から8月25日発まで,横浜発着で17本を実施する。本州一周コース,北海道と鹿児島寄港の日本南北探訪クルーズ,沖縄・台湾を回る南国リゾートクルーズ,ねぶた・よさこい・阿波おどりや熊野大花火を楽しむコースなど,8日間から11日間の多彩なコースが組まれている。一般予約は2023年4月6日から受け付ける。 (PRINCESS CRUISES)
ようやくコロナ禍が収まりつつある日本に,コロナ禍以降初めての外国客船として独フェニックス・ライゼン運航のアマデアAmadeaが来日した。外国客船の来訪は実に3年振りで,3月1日の清水を皮切りに,東京(同2~4日),名古屋(同5日),大阪(同6~7日),広島(同8日)ほかを訪れ,さらに韓国寄港後に長崎や沖縄にも立ち寄ってフィリピンに向かった。本船は言わずと知れた元飛鳥で,改装されてはいるが,ほぼ往時のままの姿をとどめている。29,008総トン,船客定員600人,1991年竣工。 (編集部)
商船三井(MOL)は2月28日,世界最大のメタノール・サプライヤーであるカナダのメタネックス社と協業し,メタノール二元燃料船ケイジャン・サンCajun Sun(30,565総トン)で,バイオメタノール燃料による世界初のネット・ゼロ航海を実施したと発表した。本船は2016年の竣工で,MOLがメタネックスの子会社ウォーターフロント・シッピング(MOLも出資)に貸船している。米ルイジアナ州ガイスマーからアントワープまで(1月17日~2月4日),従来型メタノールとCO2排出がマイナスのバイオメタノールを混焼し航行,燃料の製造から消費までのライフ・サイクル・ベースでGHG排出総量がネット・ゼロとなった。これにより舶用燃料としてのメタノールの有用性と,海運界のカーボン・ニュートラルの可能性が示された。 (商船三井)
スウェーデンのデスティネーション・ゴトランドが運航していた高速カーフェリー,ゴトランディアGotlandiaが,このほどギリシアのシージェッツに売却された。同社が自社運航するか転売するかは不明。同船は1998年に仏アルストム・ルルー・ナヴァル社(現ケルシップ社)で竣工したモノハル型高速船で,5,632総トン,速力35ノット,船客定員700人,乗用車150台積載。2018年から係船されていた。また,同タイプのゴトランディアⅡ(6,554総トン,船客定員780人,乗用車160台積載,2006年フィンカンティエーリで竣工)については売却または貸船する意向。ゴトランドは3隻の大型カーフェリーを配船し,環境対策を進めており,旧タイプの高速船の出番はほとんどなくなっていた。 (DESTINATION GOTLAND)
韓国釜山と対馬の比田勝を結ぶ航路に,去る2月25日からパンスター・ツシマ・リンクPanstar Tsushima Linkが就航した。本船は韓国の大亜高速海運がコロナ禍前まで同航路で運航したオーシャン・フラワーOcean Flowerの後身。457総トン,全長45.67メートル,幅11.8メートル,深さ4.2メートル,主機MTU 16V4000M70型ディーゼル4基,出力12,620馬力(9,280kW),速力40ノット,船客定員425名。フィリピンのFBMAマリン(現オースタル・フィリピン)で2001年に建造された。運航は大阪~釜山航路などを運営する韓国のパンスター・ラインで,当面は土日のみ1日1往復と月曜に比田勝発片道便のみ運航し,乗客は最大100名に限る。対馬航路参入は同社にとっては初めて。本船の就航により対馬~釜山航路は3年振りの再開となった。なお,もう一社の未来高速もカタマラン高速旅客船ニナNina(553総トン,船客定員440人,2016年竣工)を使って同日から運航を再開した。運航便数はパンスター・ツシマ・リンクと同じで,
MSCクルーズは,2月23日,同社LNG燃料客船の2番船MSCエウリビアMSC Euribiaが,来たる6月8日にコペンハーゲンで命名式を実施すると発表した。デンマークは海に対する持続可能性への取組みを行なっており,首都デンマークに海洋遺産が豊富にあることから,MSCクルーズの海洋保護に対する取組みを象徴するとして同地が選ばれた。その後同10日キール発の北欧クルーズでデビューする予定。船体にはドイツのグラフィック・アーティスト,A.フレーミヒ氏の手になるフレスコ画「Save the Sea」を描く。繊細で複雑な生態系保護の重要性を示しており,同社の海洋環境保護と保全の取組みを表現した。177,000総トン,全長331.4メートル,幅43.0メートル,主機二元燃料ディーゼル・エレクトリック,船客定員4,827名。「メラヴィリアプラス・クラス」の3番船だが,本船では現時点で最もクリーンなLNG燃料に加え,「バルト海標準」の先進廃水処理システムや廃棄物管理システム,高効率エネルギー・システム,陸上給電システムなど,最先端環境技術を備えている。 (MSC CRUISES)
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