防衛装備庁は,3月13日,「潜水艦用垂直誘導弾発射システムに関する技術検討役務」の事業者を募集する公告を行なった。 本件は海上自衛隊潜水艦に,長射程ミサイルをVLSに搭載することについて,技術的な検討を行なうもの。入札は4月17日,納期は令和6年3月29日である。
4月1日,開発隊群の組織改編が行なわれ,それまで同群の隷下にあった指揮通信開発隊と艦艇開発隊が廃止され,新たに海上システム開発隊と技術評価開発隊が編成された。また従来,艦艇開発隊に所属していた試験艦“あすか”は,技術評価開発隊の所属となった。
4月6日午後3時56分頃,沖縄県の宮古島付近を飛行中の陸上自衛隊のUH-60JA多用途ヘリコプターがレーダーから消失し,その後の捜索で海面に浮遊している同機のものとされる無人の救命筏や残骸などが発見された。 遭難時,同機には陸自第8師団長坂本雄一陸将ほか9名が搭乗しており,何らかの原因により海面に墜落したと思われる。 4月24日現在,潜水艦救難艦“ちはや”をはじめとする陸海空自衛隊の艦艇・航空機・人員,海上保安庁の巡視船艇などが捜索に従事したが,遭難者10名のうち,坂本陸将をはじめ5名の死亡が確認された。
各種報道によると,有事の際,防衛大臣が海上保安庁を指揮下におく統制要領の概要が明らかとなった。 これは昨年12月に策定された,いわゆる「安保3文書」と「海上保安能力強化に関する方針」に基づくもの。 防衛大臣が指揮する対象は,海保の組織全体ではなくトップの同長官に限定し,武力攻撃事態等の有事において,海自は防衛行動に専念し,海保は同長官の指揮の下,海上での捜索・救難,国民保護などの後方支援を担当する方針とされる。 海保の軍事組織としての機能を否定した海保法25条に沿った内容とみられる。策定時期は明らかではないが,今後海自と海保は武力攻撃事態を念頭においた初の共同訓練を実施予定という。
去る3月30日,統合幕僚長に吉田圭秀陸将が就任した。吉田陸将は東京大学を卒業後,昭和61年(1986年)に陸上自衛隊に入隊,北部方面総監,陸上総隊司令官などを経て令和3年から陸上幕僚長を務めていたもので,防大出身者以外の統幕長就任は今回が初めてのこと。
4月10日,第64次南極地域観測支援協力を終えた砕氷艦“しらせ”が,横須賀に帰投した。
4月3〜4日,東シナ海で,日米韓共同訓練が実施された。参加部隊は海上自衛隊が護衛艦“うみぎり”,米海軍が空母1隻,駆逐艦2隻,韓国海軍が駆逐艦3隻,補給艦1隻。訓練項目は対潜戦,捜索救難訓練,PHOTOEXなど。
3月11日,幹部候補生学校を卒業した第75期飛行幹部候補生課程修了者40名は,3月11日〜4月24日の日程で,護衛艦“きりさめ”に乗艦して令和4年度外洋練習航海(飛行)を実施している。訪問国(寄港地)はカンボジア(シアヌークヴィル),マレーシア(ポート・クラン),ブルネイ(ムアラ)。
3月11日,練習艦“かしま”“はたかぜ”から成る近海練習航海部隊が江田内を出港した。両艦には第73期一般幹部候補生課程を修了した170名が分乗している。江田内出港後の日程は以下のとおり。 ▷大阪(3月14~17日),▷屋久島(同18〜19日),▷佐世保(同21~23日),▷宮古・石垣(同29~31日),▷那覇(4月1~4日),▷鹿児島(同6~8日),▷大湊(同12~14日),▷小樽(同15~17日),▷舞鶴(同19~21日),▷呉(同23日~5月8日),▷三机(同8日),▷横須賀(同10〜24日)。
3月28日〜4月5日,外洋練習航海(飛行)部隊(下掲記事参照)の護衛艦“きりさめ”は,以下の日程で,2カ国と親善訓練を実施した。 ▷3月28〜30日,シアヌークヴィル港およびリアム海軍基地で実施。参加部隊は海自が“きりさめ”,カンボジア海軍がリアム海軍基地所属隊員。訓練実施項目は航海演習,エンジン整備の実演展示。 ▷4月5日,マラッカ海峡周辺の海空域で実施。参加部隊は海自が“きりさめ”,マレーシア海軍がフリゲイト1隻。訓練項目は戦術運動,PHOTOEXなど。
3月23日〜4月6日,海上自衛隊は米海軍と以下の共同訓練を実施した。 ▷3月23〜26日,太平洋から東シナ海で実施。参加部隊は海自が護衛艦“いせ”,陸自が西部方面隊,米海軍が空母1隻,駆逐艦2隻。訓練項目は各種戦術訓練(対潜戦,対空戦,対水上戦),PHOTOEXなど。 ▷3月24〜25日,南シナ海で実施。参加部隊は海自が護衛艦“きりさめ”,米海軍が駆逐艦2隻,訓練項目は各種戦術訓練(対水上戦,LINKEX),PHOTOEXなど。 ▷4月4〜6日,東シナ海から太平洋で実施。参加部隊は海自が護衛艦“うみぎり”,米海軍が空母1隻,巡洋艦1隻,駆逐艦2隻。訓練項目は各種戦術訓練(LINKEX,クロスデッキ)など。
3月13〜30日,グアム島周辺海空域で実施された令和4年度(2022年度)米海軍主催固定翼哨戒機多国間共同訓練(シードラゴン2023)に,第1航空群第1航空隊のP-1哨戒機1機を派遣した。訓練項目は対潜戦。参加国は日本,アメリカ,カナダ,インド,韓国であった。なお,海自のP-1哨戒機は,敵潜水艦を模した訓練標的を対潜魚雷で攻撃する競技において,優勝している。
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