ネーバル・グループはアラブ首長国連邦に,2019年に受注していたゴーウイ ンドGowind型コルベットのうち1番艦のバニ・ヤスBani Yasを納入,10月21日 にロリアンで引渡式典を挙行した。その2日後に同艦はロリアンを出航して現 地に回航,11月29日に就役した。続く2番艦アル・エマラトAl Emaratは2022 年5月13日に進水して艤装を進めており,近く公試に入る見込み。
イラン国内の報道によると,イラン海軍はカスピを担当する北部艦隊に,巡 航ミサイルの搭載が可能とされる駆逐艦ディラマンDeilamaを配備した。2018 年に嵐に遭い,浸水・沈没したダマーヴァンドDamavandの代艦。ただし駆逐艦 と称するものの,排水量1,400トン,全長95メートル,幅11メートルと小型。 イラン側の報道では,艦艇や航空機など100を超えるターゲットを探知する能 力がある,ということになっている。
米国防安全保障協力局(DSCA:Defense Security Cooperation Agency)は 11月14日,韓国向けにSM-6ブロックⅠをFMS(Foreign Military Sales)経由 で輸出する件について国務省の承認が降りたと発表した。SM-6ブロックⅠ38 発,Mk41垂直発射システム(VLS)用のMk21キャニスター,関連業務などで構 成,総額は6億5,000万ドル。搭載するのはKDX-Ⅲことセジョン・デワンSejong Daewang級で,2025~35年に所要の改修を実施する計画。
ノルウェー国防省が,2035年の完成を目指して新型対艦ミサイルの開発に着 手すると表明した。現用のNSM(Naval Strike Missile)は2000年代初頭の開 発で,さらに能力が高いミサイルが必要との認識を示している。ノルウェーで はコングスベルク・ディフェンス&エアロスペースが窓口になるが,ドイツも 参画することになっている。 新型ミサイルは,従来はFNSM(Future Naval Strike Missile)と呼ばれて いたが,今後は3SM(Super Sonic Strike Missile),またはティルフィング (Tyrfing)という名称になる。この頭文字略語から,新型ミサイルは超音速 で飛翔すると読める。
スウェーデン軍国防資材局(FMV)は11月15日,カールスクローナで,新造 した情報収集艦アルテミスArtemisをスウェーデン海軍に引き渡した。これは オリオンOrionの代艦で,同艦よりも操艦性や居住性を向上するとともに,電 磁的ノイズを減らしたとされる。排水量3,000トン,全長76.4メートル,幅14 メートル,ディーゼル・エレクトリック主機で990kWの発電機4基を搭載,アジ マス・スラスター2基で速力14ノットを発揮する。
ナバンティアは11月30日,スペイン海軍向けS-80型潜水艦の1番艦イサーク ・ペラルIsaac Peralを納入したことを明らかにした。
11月24日にフィンカンティエーリのリヴァ・トリゴソ造船所で,イタリア海 軍向けFREMMリゲイトの9番艦スパルタコ・シェルガットSpartaco Schergatが 進水した。この後はラ・スペチア造船所で艤装を実施して,2025年に納入の予 定。同じ名前の艦が2019年1月26日に進水していたが,これはエジプト海軍向 けに切り替えられて早期引渡しを図り,アル・ガララAl Galalaとして就役し た。そのため,改めて同名の艦を建造し直した。
フランス海軍のFREMMフリゲイトのうち,防空型FREMM-DAの2番艦ロレーヌ Lorraineが,11月13日に正式に就役となった。これで同海軍向けFREMMフリゲ イトは全艦が就役した。このうち6隻が汎用型,2隻が防空型。
11月28日に,ロシア海軍太平洋艦隊向けの改キロKilo型(636.3型)潜水艦 モジャイスクMozhaiskが就役した。636.3型全体では11隻目。太平洋艦隊向け としては,ペトロパブロフスク・カムチャッキーPetropavlovsk-Kamchatsky, ヴォルホフVolkhov,マガダンMagadan,ウファUfaに続く5隻目。建造所は他の 同型艦と同じアドミラルティ造船所。
ロシア海軍のボレイBorey型(955A型)戦略原潜インペラトール・アレクサ ンドルⅢ世Imperator AleksandrⅢが11月5日,R-30ブラヴァSLBMの試射を実 施した。ロシア海軍における通例どおりに,今回も白海から発射してカムチャ ッカ半島付近の射場に着弾させた。
米海軍は11月3日,新型エアクッション揚陸艇SSC(Ship to Shore Connector)の9番艇LCAC-108を領収した。建造所はテクストロン・システム ズで,さらにLCAC-109~120を建造中。 ハンチントン・インガルス(HII)のインガルス造船所は米海軍シー・シス テムズ・コマンド(NAVSEA)から,LHA(R)ことアメリカAmerica級強襲揚陸 艦のフライトⅠLHA-10に関する先行調達契約を1億3,000万ドルで受注した。 また,同社で建造しているアメリカ級の3番艦ブーゲンヴィルBougainville LHA-8の進水式が,12月2日に挙行された。スポンサーは第19代統合参謀本部 議長と第36代海兵隊司令官を務めたジョセフ・ダンフォード退役海兵隊大将の 夫人,エリン・ダンフォード氏。 このほか11月14日にオースタルUSAで,ナヴァホNavajo級航洋救難曳船の6番 艦ビリー・フランクJr. Billy Frank Jr. T-ATS-11の起工式が行なわれた。艦 名は朝鮮戦争に出征した海兵隊員にちなむ。
11月13日,ハンチントン・インガルス(HII)のインガルス造船所で,アー レイ・バークArleigh Burke級駆逐艦,サッド・コクランThad Cochran DDG-135の建造工程がスタートした。艦名はミシシッピ州選出の上院議員にち なんでいる。 カルロス・デル・トロ米海軍長官は11月15日,,アーレイ・バーク級の91番 艦(DDG-141)について,アーネストE.エヴァンスErnest E. Evansと命名する と発表した。1944年10月25日に発生したサマール沖海戦において,駆逐艦ジョ ンストンJohnston DD-557の艦長を務めたエヴァンス中佐にちなむ命名。中佐 は,沈没した艦とともに戦死,後に議会名誉勲章が遺贈された。ネイティブ・ アメリカンの議会名誉勲章受章は,同中佐が初めてのこと。また,第2次大戦 において議会名誉勲章を受章した駆逐艦長は,エヴァンス中佐を含めて2名の み。 ジェネラル・ダイナミクス傘下のバス鉄工所では,駆逐艦ジョン・バシロン John
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