英海軍は,空母プリンス・オブ・ウェールズPrince of Walesを米東海岸方 面に派遣するディプロイメント“Westlant 22”を計画,同艦は8月27日にポー ツマス基地を出航した。ところがその直後に,右舷機の推進軸まわりにトラブ ルが発生しため調査したところ,推進軸の結合部のほか,舵にも損傷が見つか った。そのため,修理を実施することになり,ディプロイメントは不可能との 判断になった。そこで代わりに,1番艦のクイーン・エリザベスQueen Elizabethを出す話が決まり,先月号で既報のように,同艦は9月7日にポーツ マスを出航してアメリカに向かった。プリンス・オブ・ウェールズは今回のデ ィプロイメントに際して,F-35Bの艦上運用に必要な資格認定を実施する予定 だったが,これもキャンセルになった。
10月11日,海上自衛隊は令和4年度国際観艦式に伴う付帯イベント,フリートウィークの内容を公開した。概要は以下のとおり。 ▷広報イベント:11月3~5日,横浜赤レンガパーク。 ▷演奏会:11月4日,横須賀芸術劇場。 ▷艦艇一般公開: ①横須賀で10月29日および30日,護衛艦“いずも”“ひゅうが”“あさひ”(いずれも0900~1600時)。 ②木更津で10月29日および30日,護衛艦“もがみ”“くまの”(いずれも0900~1600時)。 ③横浜新港で11月3日,潜水艦(0900~1600時),護衛艦“しらぬい” (0900~1600時),11月5日,潜水艦(0900~1445時),護衛艦“しらぬい” (0900~1445時)。 ④横浜大桟橋で11月3日,“いずも” (0900~1600時)
10月5日,IPD22(令和4年インド太平洋方面)派遣第1水上部隊の護衛艦“いずも”“たかなみ”が海上自衛隊横須賀基地に帰投した。
10月12日,日本海で海上自衛隊と海上保安庁が共同訓練を実施した。 参加部隊は,海自が護衛艦“せとぎり”,ミサイル艇“うみたか”,SH-60K哨戒ヘリコプターで,海上保安庁が第8管区海上保安本部,巡視船“きそ”“あさま”“ほたか”,巡視艇“あおい”。訓練項目は,重要施設等に向かう不審船を想定した共同追跡・監視訓練,停船措置訓練,情報共有訓練であった。
8月30日~12月26日,海上自衛隊は以下のとおり各国海軍と訓練を実施している。 ▷日米共同訓練(輸送特別訓練),9月16~19日,日本周辺(太平洋上)および沼津海浜訓練場で実施。参加部隊は海自が輸送艦“くにさき”,LCAC2隻で,米海軍が強襲揚陸艦トリポリTripoli LHA-7,ドック型揚陸艦ラシュモアRushmore LSD-47,LCUなど。訓練内容はビーチング訓練,捜索救難訓練など。 ▷日米加共同訓練(ノーブル・レイブン22),8月30日~9月7日,グアム周辺~南シナ海で実施。参加部隊は,海自が護衛艦“いずも”“たかなみ”,米海軍が駆逐艦1隻および補給艦2隻,カナダ海軍がフリゲイト,バンクーバーVancouver。訓練内容は各種戦術訓練など。 ▷EU海上部隊(フランス海軍)との海賊対処共同訓練,9月11日,アラビア海北部で実施。参加部隊は海自が護衛艦“はるさめ”,EU海上部隊がフリゲイト1隻。訓練項目は近接運動,クロスデッキなど。
10月12日,新造潜水艦じんげいが三菱重工神戸造船所で進水した。本艦は令和元年度(2019年度)計画による“たいげい”型の3番艦で,リチウム・イオン電池を搭載し,高い水中行動能力を持つことが特徴。基準排水量3,000トン。
9月28日,第8管区海上保安本部とNTT西日本は,災害対処訓練を実施した。 この訓練は,今年3月締結の「災害時における相互協力に関する協定」に基づくもので,災害時に通信が途絶えた離島などにおいて応急通信を確保するため,機材や人員を境海上保安部所属の巡視艇“やえざくら”(CL-110)で搬送する訓練を実施した。
海上保安庁と赤十字が相次いで大規模地震対応の合同訓練を実施した。 9月27日,日本赤十字社兵庫県支部と舞鶴海上保安部(8管)所属の巡視船“みうら”(PL-22)が,舞鶴医療センター附属看護学校の協力により合同訓練を実施した。さらに同28日,日本赤十字社宮城県支部と宮城海上保安部(2管)所属の巡視船“ざおう”(PLH-05)が,多賀城高等学校災害科学科の生徒らとともに,合同訓練を実施している。 これらの訓練は南海トラフ大地震などの大規模地震発生時に備え,医療災害時応急救護体制を確立するためのものであった。
9月12日,東京霞が関において,日印海上保安機関の長官級会談を実施した。海上保安庁からは石井昌平長官が,インドのコースト・ガードからはビレンドラー・シン・パタニア長官が出席し,両機関の連携,協力の強化に向けていくことで一致した。この会談は,令和2年1月にインドで開催されて以来2年振り。会談後,両長官は横浜機動防除基地と羽田航空基地を視察した。
9月26日,巡視船“さろま”(PS-02)が解役となった。本船は昭和63年度(1988年度)計画による“しんざん”型(公称船型は180トン型)の2番船として日立神奈川で平成元年(1989年)11月24日に竣工し,32年間の任務を終えて現役を退いた。最終配属先は根室海上保安部。
9月20日,新造巡視船“ちとせ”(PM-59)が,海上保安庁に引き渡された。本船は令和元年度(2019年度)補正計画の500トン型巡視船(かとり型)で,本型の9番船である。建造所はジャパン マリンユナイテッド横浜事業所。配属先は留萌海上保安部。650総トン。
鎌倉時代の元寇で襲来した船のイカリの引揚げ作業が,10月1,2日に長崎県松浦市沖で行なわれた。同市の離島,鷹島沖約200メートル,水深約20メートルの海底で2011年に元寇船が発見され,周辺は日本初の海底遺跡「鷹島神崎遺跡」として国史跡に指定された。今回,海底遺跡のそばで確認された木製錨の木材部分が1日に,石部分が2日に引き揚げられた。木材部分は長さ約175センチ,幅約25センチ,石部分は長さ約230センチ,最大幅約50センチ。同市立埋蔵文化財センターで同8日から一般公開が始まった。松浦市ではイカリに続き,船体の引揚げも目指すという。 (松浦市立埋蔵文化財センターのfacebookより)
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