1月31日午後5時半頃,航空自衛隊小松基地所属のF-15DJ戦闘機1機が同基地西北西5キロの日本海上でレーダーから消失し,その後の捜索により水平尾翼など機体の一部が回収された。 海上自衛隊は捜索に護衛艦“ひゅうが”“みょうこう”や潜水艦救難艦“ちはや”などを投入し,ソナーや無人潜水艇で海底の捜索を行なっているが,3月2日現在,垂直尾翼やエンジン,フライト・レコーダーなどの機体の主要部が発見されており,パイロット2名の遺体も収容済みである。
1月17〜22日,沖縄南方の海空域で日米共同訓練が実施された。 参加部隊は海上自衛隊が護衛艦“ひゅうが”,米海軍が空母カール・ヴィンソンCarl Vinson CVN-70,エイブラハム・リンカーンAbraham Lincoln CVN-72,巡洋艦レイク・シャンプレーンLake Champlain CG-57,モービル・ベイMobile Bay CG-53,駆逐艦チャフィーChafee DDG-90,グリッドレイGridley DDG-101,スプルーアンスSpruance DDG-111,強襲揚陸艦アメリカAmerica LHA-6,エセックスEssex LHD-2,ドック型揚陸艦パール・ハーバーPearl Harbor LSD-52。訓練項目は各種戦術訓練。
2月2〜18日,グアム島のアンダーセン米空軍基地およびその周辺海空域で,日米豪共同訓練が実施され,海上自衛隊からはUS-2救難飛行艇1機が参加した。訓練項目は捜索救難訓練。
2月4〜7日,東シナ海および西太平洋で日米共同訓練が実施された。 参加部隊は海上自衛隊が護衛艦“こんごう”,P-3C哨戒機で,米海軍がエイブラハム・リンカーンAbraham Lincoln CVN-72,巡洋艦モービル・ベイMobile Bay CG-53,駆逐艦スプルーアンスSpruance DDG-111,デューイDewey DDG-105,強襲揚陸艦アメリカAmerica LHA-6,エセックスEssex LHD-2,ドック型輸送揚陸艦グリーン・ベイGreen Bay LPD-20,ドック型揚陸艦アシュランドAshland LSD-48,パール・ハーバーPearl Harbor LSD-52,掃海艦ウォーリアWarrior MCM-10,遠征用海上基地艦ミゲル・キースMiguel Keith ESB-5,P-8対潜哨戒機。訓練項目は各種戦術訓練。
掃海母艦“うらが”を旗艦とする令和3年度インド太平洋・中東方面派遣(IMED21)部隊は,1〜2月,以下の日程で各国と訓練を行なった。 ▷日バングラデシュ親善訓練,1月10〜11日,チッタゴン周辺の海空域で実施。参加部隊は海自が掃海母艦“うらが”,掃海艦“ひらど”。バングラデシュ海軍がフリゲイト1隻,ミサイル艇1隻。訓練項目は戦術運動など。 ▷日印共同訓練,1月13日,ベンガル湾で実施。参加部隊は海自が掃海母艦“うらが”,掃海艦“ひらど”。インド海軍がフリゲイト1隻,コルベット1隻。訓練項目は各種戦術訓練。 ▷米国主催国際海上訓練(IMX/CE22),1月31日〜2月17日,訓練海域はバーレーン周辺。主要訓練項目は機雷敷設戦および対機雷戦。
1月28日〜2月1日,関東南方の海空域で,海上自衛隊と米海軍による対潜特別訓練が実施された。参加部隊は海上自衛隊が護衛艦“たかなみ”,潜水艦,P-1哨戒機,米海軍が駆逐艦フィッツジェラルドFitzgerald DDG-62,P-8A哨戒機。主要訓練項目は対潜戦。
1月29日,第40次派遣海賊対処行動水上部隊の護衛艦“ゆうだち”と,ドイツ海軍フリゲイトのバイエルンBayernが,アデン湾で日独共同訓練を実施した。主要訓練項目は,クロスデッキ,戦術運動,近接運動。
2月1〜10日,伊勢湾で,令和3年度機雷戦訓練(伊勢湾)および掃海特別訓練(日米共同訓練)が実施された。参加部隊は海上自衛隊が艦艇15隻(掃海母艦1隻,掃海艦2隻,掃海艇12隻),航空機1〜3機(MCH-101掃海・輸送ヘリコプター1〜3機),米海軍がUUV操作員約5名。主要訓練項目は機雷敷設戦および対機雷戦。
1月27日〜2月3日,自衛隊と米インド太平洋軍は,令和3年度日米共同統合演習(指揮所演習)を行なった。
2月10〜11日,和歌山県および訓練参加部隊等の所在地ならびに関東,東海,近畿,中国,四国および九州地方周辺の海空域で,南海トラフ地震を想定した令和3年度日米共同統合防災訓練が実施された。 主要訓練項目は①災害対処に係る在日米軍との共同連携,②災害対処に係る主要部隊等間の連携,③災害対処に係る関係地方公共団体その他の関係機関との連携。訓練概要は指揮幕僚活動,ヘリ映像伝送機等による情報収集・被害状況の把握,和歌山県が実施する防災訓練との連携(航空機による情報収集・被害状況の把握,航空機による救援物資の輸送,米軍との共同訓練〈救援物資の輸送〉)。
2月4日,海上自衛隊は来たる11月に,約20年振りとなる国際観艦式を挙行すると公表した。これは海上自衛隊創設70周年を記念した行事の一つとして実施されるもので,同日から海上自衛隊の公式ホームページ上では観艦式のロゴマーク募集(期間は3月6日まで)も行なわれている。
1月15日,南太平洋の島国トンガで,大規模な海底火山の噴火が発生した。噴火の規模は過去100年間で最大級のものとされ,約8,000キロ離れたわが国でも津波による被害が発生した。 これを受けて20日,岸防衛大臣から自衛隊にトンガ王国における国際緊急援助活動の実施が命じられ,同日,トンガ王国国際緊急援助空輸隊として航空自衛隊のC-130輸送機2機が小牧基地を発し,22,23日にはC-2輸送機各1機が美保基地を出発した。続く24日には,トンガ王国国際緊急援助活動統合任務部隊として,陸上自衛隊のCH-47輸送ヘリコプター2機を搭載した輸送艦“おおすみ”が呉を出港した。“おおすみ”は2月8日にトンガ沖に到着している。 3月2日現在,任務を終えた“おおすみ”は帰国の途上にある。
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