サンクト・ペテルブルグのヤンター造船所で建造した海洋観測艦エフゲニイ ・ゴリグレザンEvgeny Gorigledzhanが,バルト海で試験航海を開始した。計 画名称は02670型といい,露国防省の深海調査部門向け。 同じサンクト・ペテルブルグのアドミラルティ造船所では3月末に,キロ Kilo型(636.3型)潜水艦ウファUfa(B-588)が進水した。636.3型の9隻目 で,太平洋艦隊への配備を予定している。
中国海軍の052D型駆逐艦,湛江Zhanjiangと焦作Jiaozuoが就役した。前者は 2020年8月に退役した051G型(旅大Luda型)の襲名で,艦番号も同じ「165」を 割り当てられたとの情報がある。建造所は湛江が大連船舶重工集団,焦作が江 南造船で,配備先はいずれも南海艦隊。
RGM/UGM-109トマホークのうち,E型(ブロックⅣ)の製造は,2018会計年度 発注のロット15分100発で完了した。一方,既存のブロックⅣについては,想 定寿命30年の中途にさしかかっている初期調達分から順次,ブロックⅤに改修 する作業が進んでいる。 主体となるのは,NAV/COMM(航法/通信)関連機器の更新。まず,SDLT (Satellite Data Link Terminal)衛星通信端末機を,L3ハリス・テクノロジ ーズ製のISBS(Integrated Single Box Solution)に更新するとともに,UHF 通信アンテナも更新,さらに1個を追加する。GPS(Global Positioning System)受信機も,耐妨害機能を強化したAGR5(A Military-code anti-jam GPS Receiver)
3月25日にハンチントン・インガルス社のインガルス造船所で,アーレイ・ バークArleigh Burke級フライトⅢの一番手,ジャックH.ルーカスJack H. Lucas DDG-125の命名式が行なわれた。スピーチは海軍作戦部長のマイケル・ グリッドレイ大将らが行ない,スポンサーはルビー・ルーカス氏とキャサリー ンB.レイノルズ氏が連名で務めている。
米海軍作戦部長のマイク・ギルディ大将がUSNIニュースの取材に対して,ズ ムウォルトZumwalt級駆逐艦を対象とする極超音速ミサイルCPS(Conventional Prompt Strike)の搭載について発言した。同艦には十分なスペースがあると の理由で,155ミリ艦載砲AGS(Advanced Gun System)は撤去せず,両舷に1セ ットずつ,CPS発射筒MAC(Multiple All-up-round Canister)を追加搭載する との内容。
米ザ・リッツカールトン・ヨット・コレクションは3月17日,仏アトランティーク造船所にクルーズ客船2隻を発注し,追加オプション契約も結んだと発表した。1番船イルマIlmaが2024年春引渡し,2番船ルミナーラLuminaraが2025年春の引渡し予定。46,750総トン,船客456人規模,100平方メートルを超えるスイートルームを備え,二元燃料機関とポッド推進システムを採用し,LNGを主燃料とする。同社はクルーズ事業参入にあたり24,000総トン級をスペインに発注し,今夏に就航の見込みだが,今回の発注分は約2倍に大型化する。 (THE RITZ-CARLTON YACHT COLLECTION)
オーストラリア政府は3月15日,新型コロナウイルス対策として2020年3月から実施してきた国際クルーズ客船のオーストラリア入出港禁止措置を,4月17日以降は再延長しないと発表した。乗客のワクチン接種や入港前の健康チェックなどを運航船社に求めた上で,18日からの入出港を認める。これを受けてP&Oクルーズ・オーストラリアはパシフィック・エクスプローラーPacific Explorerの運航を5月31日シドニー発から,米プリンセス・クルーズはコーラル・プリンセスCoral Princessを6月16日ブリスベーン発から再開すると発表した。また,米疾病対策センター(CDC)は3月30日,発出している旅行危険度に関してクルーズ旅行の危険度表示を取り止め,乗船前のワクチン接種などの推奨事項の提示のみとした。2月に危険度レベルを最高位の4から3に,3月に入って3から2に引き下げていた。
日本財団が推進している無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」の最後の実証実験として,去る3月14日,群馬県八ッ場あがつま湖で水陸両用船「八ッ場にゃがてん号」(11総トン,全長11.83メートル)の無人運航実験が行なわれ,航行に成功した。ITbookホールディングスや埼玉工業大学など5団体が参加する「八ッ場スマートモビリティ」コンソーシアムが実施したもので,同湖を約2キロ,約30分無人運航した。画像はその模様と運転席のアップ。搭載した光ファイバージャイロ(航路追従),可視光カメラ,LiDAR(Laser Imaging Detection and Ranging。レーザー画像検出と測距),ソナー(障害物自動検知と回避)の複数センサー情報を,船用に改良した車載用自動運転OS「Autoware」に集約し無人運航技術を実現,船舶と車両の自動切替えシステムも開発した。水陸両用船による無人運航の実証は世界初である。「MEGURI2040」プロジェクトは今年1~3月に5つのコンソーシアムで6隻が実証実験を行ない,成功裏に終了。日本財団では実験結果を分析し,各コンソーシアムの強みを生かして技術
米プリンセス・クルーズは3月14日,ダイヤモンド・プリンセスDiamond Princessの2022年日本発着クルーズの中止を発表した。6月14日発から11月21日発まで21本が組まれていた。なお,2月3日付けで4月28日発から6月9日発までの8本の中止を発表しており,2022年は全コースがキャンセルされた。同社では港へのアクセスや海外渡航制限解除の見通しが不透明である点などを挙げ,中止に至ったとしている。2023年の日本発着については,3月15日発から実施できるように調整を進めているという。 (PRINCESS CRUISES)
米カーニバル・クルーズ・ライン(CCL)が創業50周年を迎え,各地で記念行事が行なわれた。3月11日の営業運航開始日には,最初の出港地となったマイアミに停泊中のカーニバル・コンクェストCarnival Conquestで記念パーティーを開催した。前日には創業時の最初の寄港地となったバハマのナッソーで式典を開いている。特別クルーズも行なわれ,第1弾として2月20日にカーニバル・ミラクルCarnival Miracleがロング・ビーチを出港,3月発までの各船で記念イベントなどを行なった。また特別クルーズ実施中の配下船がメキシコのコスメル近海やバハマ沖などに集結し,50周年を祝った。同社は1972年に創業,3月11日に旧カナディアン・パシフィックの北大西洋横断客船エンプレス・オブ・カナダEmpress of Canadaを改造したマルディグラMardi Grasでクルーズを開始した。 写真は記念セレモニーで,ケーキにナイフを入れるクリスティーン・ダフィCCL社長(中央)と,親会社カーニバル・コーポレーションのミッキー・アリソン会長(左)。下はコスメル近海に集結した7隻。 (CCL)
米ヴァイキング・クルーズのミシシッピ川クルーズ用新船ヴァイキング・ミシシッピViking Mississippiが,去る3月7日,ルイジアナ州ホーマのラシップ造船所で進水した。来たる6月からニュー・オーリンズ(ルイジアナ州)~セント・ポール(ミネソタ州)間のクルーズに就航する予定。長さ137.2メートル,幅22.8メートル,主機ディーゼル・エレクトリックで,船客定員は386名,乗員148名。5層のデッキに広さ25~95平方メートルの客室193室のほか,レストランやラウンジなどの公室を備え,インフィニティ・プールも設ける。外洋クルーズ船で馴染みの北欧デザインを採用するという。客室は全室専用ベランダまたはフレンチバルコニー付きである。 (VIKING RIVER CRUISES)
JR九州高速船は3月3日,博多~門司航路を開設してクイーンビートルによる国内間輸送を始めると発表した。日韓航路の旅客輸送の全面休止が続く中,パナマ船籍から日本船籍への変更が3月中に完了するのに伴い,国内2港間のみの営業運航が可能となった。その第1段として博多~門司を開始する。3月に発表された運航日は4月10日,24日,30日,5月8日,15日,29日,6月5日,12日,25日で,博多港発9:00,門司港着11:45,門司港発16:00,博多港着18:45の1日1往復。博多は国際ターミナル(中央埠頭),門司は門司港レトロ観光物産館(門司11号岸壁)に発着する。料金はスタンダードクラス6,600円,ビジネスクラス9,100円である。 (JR九州高速船)
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