仏ポナンが新型クルーズ客船の開発を進めている。風力推進を含む非化石燃料を組み合わせ,航海中に環境負荷をかけない新世代のエコ・デザイン客船を目指しており,2022年中に技術仕様を固め,次いで入札による造船所選定を経て2025年中の就航を目標とする。ポナンは環境対策に積極的に関与し,温室効果ガス削減の取組みでは,LNG燃料とバッテリーを組み合わせた世界初のハイブリッド電気推進砕氷客船ル・コマンダン・シャルコーLe Commandant Charcotを昨年就航させた。 (PONANT)
キプロスに本拠を置くスワン・ヘレニックの探検クルーズ船SHヴェガ SH Vegaが,去る7月20日,ノルウェーのトロムソから北極圏へのクルーズでデビューした。10,617総トン,全長113メートル,船客152人,ディーゼル電気推進を採用し,航海速力14.5ノット,極圏航海のためポーラークラス5(PC5)を取得している。フィンランドのヘルシンキ造船所で,今年5月に竣工した。昨年12月竣工のSHミネルヴァSH Minervaの姉妹船。 (SWAN HELLENIC)
伊フィンカンティエーリ造船所は7月11日,ラグジュアリー・タイプのクルーズ客船の受注内定を公表した。オプション2隻を含めた3隻で,発注先は国際的な顧客とだけしか明らかにしていない。納期は2025年末とされる。受注額は3隻で約12億ユーロとされ,契約は発注先が融資を受けられることを条件としている。 (FINCANTIERI)
第1次大戦と第2次大戦を経験している米戦艦テキサスTexas BB-35は退役 後,記念艦としてテキサス州ヒューストン東方のサン・ジャシント州立公園 で,係留展示されていたが船体の老朽化で漏水がひどくなっていた。そこでテ キサス州は,3,500万ドルの修理費用を支出すると決定。これを受けて,テキ サスは8月31日に曳航されて現地を出発,同じテキサス州のガルヴェストンに 向かった。浮ドックに入れて修理した後は,より多くの訪問者を迎えられる場 所に移転して再公開する構想。
ブラジル海軍向けスコルペヌScorpene型潜水艦の1番艦リアシュエロ Riachueloが,9月1日に就役した。当初は2017年の就役を計画していたが,実 際には5年遅れとなった。同級は2番艦ウマイタHumaitaが試験航海中,3番艦ト ネレロToneleroと4番艦アンゴスツラAngosturaが建造中。
韓国政府は8月30日,2023年度の国防予算要求を明らかにした。これには文 在寅前大統領の肝いりで推進していたF-35B搭載の軽空母計画CVXの関連予算が 含まれていない。
9月2日にコーチン造船所(CSL:Cochin Shipyard Ltd.)において,ナレン ドラ・モディ(Narendra Modi)首相を迎えて,インド国産空母ヴィクラント Vikrantの就役式典が挙行された。
ウクライナのヴォロジミール・ゼレンスキー大統領が8月18日,同国海軍に 配備するMILGEM型(アダAda級)コルベットの1番艦について,艦名をヘーチマ ン・イヴァン・マゼーパHetman Ivan Mazepaとする,と発表した。この艦名 は,独立したコサック国家の実現に尽力したイヴァン・マゼーパ(1639~ 1709)にちなむもので,ウクライナの歴史的英雄を艦名とすることになる。
ポーランド海軍が,コルモランKormoranⅡ型(258型)掃海艦の2番艦アルバ トロスAlbatrosを8月12日に領収した。2017年11月に就役したネームシップに 続くもの。3番艦メワMewaも2020年12月に進水しており,艤装工程を経て試験 航海を実施しており,本年11月の引渡しを予定している。
8月31日にバロー・イン・ファーネスで,英アステュートAstute級攻撃原潜 の5番艦アンソンAnsonの就役式典が行なわれた。初代艦長はデビッド・クロス ビー海軍中佐が務める。
8月4日にノーフォーク海軍基地で,タイコンデロガTiconderoga級巡洋艦ヴェ ラ・ガルフVella Gulf CG-72の退役式典が行なわれた。米海軍では今年,同級 5隻を退役させる計画だが,そのうちの一番手。
7月20日に,FFG(X)ことコンステレーションConstellation級フリゲイトに 関する建造対応審査(PRR:Production Readiness Review)が完了。これを受 けて8月31日にフィンカンティエーリ・マリネット・マリーン造船所で,1番艦 コンステレーションFFG-62の建造工程がスタートした。まず,鋼材の切出しか ら作業を始めている。
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