5月7日午後3時半頃,佐賀県加唐島の北約4キロの沖合で,掃海隊群第2掃海隊(定係港佐世保)所属の掃海艇“たかしま”が,2人乗りの小型漁船萬栄丸と衝突した。 この事故によるケガ人等はなく,いずれも損傷は軽微。事故の原因は,現在,海上保安庁などが調査中。
4月6日,開発隊群艦艇開発隊(横須賀)の隷下に,“もがみ”型護衛艦(FFM)の搭載システムの開発および試験を目的としたシステム・インテグレーション・センター(SIC)が新設された。 同センターの施設は令和元年から整備が開始され,去る3月に完成した。
昨年12月,政府は廃案となった陸上配備型迎撃システム(イージス・アショア)に代わる弾道ミサイルの迎撃手段として,新型イージス艦(イージス・システム搭載艦)2隻の整備を閣議決定したが,去る4月9日に海上自衛隊は,この設計作業に向けた情報収集に当たる業者の募集要項を公表した。 これによると,業者の選定条件の一つに「最新の多胴船の設計・製造等の経験を有すること」が含まれており,イージス・アショア代艦の船型の候補に多胴船型が挙がっていることが判明した。 多胴船型は一般的な単胴船型と比べ広い甲板面積が確保でき,かつ動揺性能に優れた特質があり,米海軍のインディペンデンスIndependence級沿海域戦闘艦(三胴船型)やわが国の“ひびき”型音響測定艦(SWATH,双胴船型)などに採用されている。 ダメージ・コントロールなどの点で大型水上戦闘艦にはやや不向きともされるが,洋上で長期に渡って低速でBMD哨戒任務に従事するイージス・アショア代艦の船型としては理にかなったものといえるだろう。また過去に防衛省技術研究本部(当時)は,将来自衛艦を念頭に置いた三胴船の研究を行なっている。 現時点でイージ
5月4日,海上自衛隊は,沖縄周辺の海空域で,「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携を強化するため,フランス海軍と共同訓練を行なった。 参加部隊は海上自衛隊が補給艦“ましゅう”,フランス海軍がフリゲイトのシュルクーフSurcouf。訓練項目は洋上補給。なお,同9日,佐世保にフランス強襲揚陸艦トネルTonnerreとシュルクーフが寄港した。 これら2隻は11〜17日に日米豪と九州地方や東シナ海で共同訓練を実施したほか,東シナ海を含む海域で北朝鮮の瀬取りの警戒監視などに従事している。
5月1日,海上自衛隊,フランス海軍および米海軍は,アデン湾で海賊対処共同訓練を実施した。 参加部隊は海上自衛隊が護衛艦“せとぎり”,フランス海軍が空母シャルル・ドゴールCharles de Gaulle,駆逐艦シュヴァリエ・ポールChevalier Paul,米海軍が駆逐艦マハンMahan DDG-72。主要訓練項目はクロスデッキ等。
4月中,海上自衛隊と米海軍の航空部隊は,以下の日程で共同訓練を行なった。 ▷13〜15日,東シナ海で実施。参加部隊は海上自衛隊がEP-3電子戦データ収集機1機,米海軍がEP-3E電子偵察機1機。訓練項目は情報交換訓練。 ▷20日,相模湾で実施。参加部隊は海上自衛隊がSH-60K哨戒ヘリコプター2機,米海軍がMH-60R多用途ヘリコプター1機。訓練項目は編隊飛行訓練。
4月8日,スマトラ島西方の海空域で,海上自衛隊は「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携を強化するため,日豪加共同訓練に参加した。 参加部隊は海上自衛隊が護衛艦“あけぼの”,オーストラリア海軍がフリゲイトのアンザックAnzac,補給艦シリウスSirius,カナダ海軍がフリゲイトのカルガリーCalgary。訓練項目は各種戦術訓練。
4月22日,統合幕僚監部は令和3年度(2021年度)統合訓練の概要を公表した。内容は以下のとおり。 ▷統合演習:自衛隊統合演習(実動演習,令和3年11月下旬の約2週間),日米共同統合演習(指揮所演習,4年1〜2月の約2週間),自衛隊統合防災演習(3年5月の約4日間)。 ▷作戦別統合訓練:日米共同統合防空・ミサイル防衛訓練(4年2月下旬の約5日間),統合水陸両用作戦訓練(3年7~11月,訓練準備に約5日間,本訓練に約2週間),離島統合防災訓練(3年11月上旬の約2日間),日米共同統合防災訓練(4年2月の約2日間),在外邦人等保護措置訓練(3年12月の約5日間)。
米アザマラは3月19日,同社4隻目の船名をアザマラ・オンワードAzamara Onwardと発表した。プリンセス・クルーズのパシフィック・プリンセスPacific Princess(30,277総トン,船客定員702人,1999年竣工)を購入し,3月15日に引き渡された。イタリアのチビタベッキアでアザマラ仕様に改装される。ロイアル・カリビアン・グループ傘下だったアザマラは,1月に米投資会社シカモア・パートナーズへブランドと配下船3隻とともに2億1,000万ドルで売却される契約が結ばれ,3月19日に手続きを完了した。
米オーシャニア・クルーズは3月16日,新造船名をヴィスタVistaと発表した。約67,000総トン,船客1,200人規模で,伊フィンカンティエーリ造船所で建造され,2023年のデビュー予定。新タイプ,「アルーラ・クラス」の1番船である。船内のCG画像が一部公表されているが,客室などの詳細は今後順次発表するという。2隻の建造が決まっており,2番船は2025年に竣工する予定。
4月27日、海上保安大学校の練習船(巡視船)「こじま」が、航海実習に向けて定係港の呉をあとにした。新型コロナの状況に依然変わりがないことから、昨年に続き日付変更線までの往復と、日本周辺海域での実習になる予定で、8月上旬には呉に帰投する。
群発地震への警戒が続く鹿児島県トカラ列島に所属する臥蛇島(がじゃじま、屋久島の南西約80キロ)の北西端には灯台が設置され、東シナ海を航行する船舶の道しるべとなっているが、同灯台は昨年9月の台風に起因する落雷により消灯、その後も荒天などにより復旧が遅れ、去る3月16日、ようやく再点灯した。 鹿児島海上保安部は、交通部の職員が島に上陸し、灯台を復旧させるまでの動画を先頃海上保安庁のツイッターにアップしたが、切り立った断崖上の草地、植物に覆われた廃墟の中にたたずむ灯台のドローン映像は、さながら天空の城の遺構を見下ろしているかのようで興味深い。 かつては有人の島だった臥蛇島は1970年に全島民が移住して無人の島となったが、戦前の1940年に灯台が点灯、戦災により一時期消灯するも1955年から運用が再開された。被災前はドーム状の天蓋を備えたクラシカルな姿をしていたが、復旧後は円筒形の構造物となり、燈器も現在はLED化されている。 https://twitter.com/JCG_koho/status/1381888308221931522
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