商船三井は去る12月12日,90型(9万重量トン型)の次世代石炭船「イーネックス」(EeneX)を大島造船所に2隻発注したと発表した。このタイプは,国内電力会社向けの石炭輸送の安全・安定輸送と経済性を両立させる最適船型を追求し,大島造船所と共同で設計したもので,セミボックスシェイプ型の貨物倉とダブルハル構造を採用,バラスト水兼用ホールドを廃止したのが特徴。「EeneX」とは,開発キーワードとなった様々な「E」(Efficient:効率性,Ease:安全性,Ecological:環境,Economical:経済性,Evolve:進化)と相乗効果を表す“X”を組み合わせ,世界のエネルギー(“ene”)普及に貢献するとの思いを込めた。約89,900重量トン,全長約235メートル,幅約38メートル,深さ約20.05メートル。今回発注した2隻はそれぞれ電源開発および北陸電力向けの海外炭輸送に従事する予定。 (商船三井)
モナコのシルバーシー・クルーズの新船シルバー・オリジンSilver Originが,12月30日にオランダのデ・ホープ造船所で進水した。5,800総トン,船客100人規模のガラパゴス諸島クルーズ専用の客船で,現有のシルバー・ガラパゴスSilver Galapagos(4,203総トン,船客100人,1990年竣工,元ルネッサンス・スリーRenaissance Three)を代替する。特定海域専用の新造船は同社初となる。2020年3月に竣工し,8月から営業航海のスケジュールを組んでいる。 (SHIPYARD DE HOOP)
英米両国が沈没客船タイタニックTitanic(46,329総トン,1912年竣工・沈没)を保護する条約を批准し,1月に発効したと米CNNが伝えた。イギリスは2003年に条約への署名を済ませたが,アメリカが昨年末まで批准しなかったため発効が遅れていたという。英運輸省の高官は,船体への立入りなどを許可するかどうかの決定権が認められるとの認識を示し,船体の保護へ向けた前進になると述べている。2019年に14年振りに行なわれた有人調査では,船体の一部が崩れ始めているのが確認されるなど,腐食の進行が明らかになっている。 (NOAA/IFE/URI)
常石造船開発の撒積船TESS(Tsuneishi Economical Standard Ship)シリーズ500隻目のサリタSaritaが,2019年11月15日,常石造船のフィリピン造船拠点ツネイシ・ヘビー・インダストリーズ(セブ)で竣工した。このシリーズは1番船TESS40が1984年に竣工して以来,30余年にわたって建造されてきた同社を代表するブランド。名称が示すとおり燃費性能に優れた経済性と使い勝手の良い汎用性を両立し,バリエーションとしてTESS45,TESS52,TESS58などを増やしてきた。通算500隻目となった本船は,同シリーズの「TESS64エアロライン」の一隻で,流線形状の船首を備え,従来タイプより風圧抵抗を約10パーセント低減したほか,燃焼効率を向上するFAIS(Fresh Air Intake System)や電子制御エンジンの採用により,TESS58に比べて燃費効率が約20パーセント向上している。主要目は約36,000総トン,63,700重量トン,長さ200メートル未満,幅32.26メートル,深さ18.6メートル,主機MAN-B&W 6S50ME-B9.5
2月6日、ファルコン2000型ジェット機MAJ-574号機が海上保安庁に引き渡された。配属先は那覇航空基地。 同機の就役に伴い、同航空基地のファルコン900型LAJ-570号機が解役となった。
2月7日、「ひめぎく」型巡視艇「もじかぜ」(26総トン)が竣工した。配属先は門司海上保安部。
1月29日、「はやぐも」型巡視艇「あさぎり」(100総トン)が竣工した。配属先は福井海上保安署。
新型の大型測量船「平洋」(4000総トン)が、1月29日、海上保安庁に引き渡された。本庁の直轄船で、東京のお台場ないし千葉の船橋を拠点とする。
公試中のトラブルにより竣工が遅れていた新型PLH「しゅんこう」(6000総トン)が、2月4日、正式に海上保安庁に引き渡された。配属先は鹿児島海上保安部。なお搭載するスーパーピューマ225型2機は、昨年末一足早く就役している。
昨年12月、小笠原諸島の西之島は1年半振りに噴火活動を始めたが、1月17日に羽田航空基地の航空機が行なった観測によると、同島の火山活動は一段と活発になっていることが分かった。火砕丘の中央火口からはマグマが地表の浅いところまで上昇していることを示す有色の噴煙が連続的に吹き上がり、その高度は1,800メートルにまで達しているほか、火口から島の北東部海岸へ続く溶岩流も確認されている。https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/r2/k2020120/k200120-1.pdf
12月16日昼,東シナ海の公海上(上海の南東約290キロ)で,第1航空隊所属のP-1哨戒機(鹿屋)が,北朝鮮船籍のタンカー,ナムサン8Namsan 8と船籍不明の小型船が瀬取り行為をしているのを確認した。この2隻は翌17日午前にも同海域で瀬取り行為を行なっているのを,第8護衛隊所属の護衛艦“しまかぜ”(佐世保)が確認している。なおこのナムサン8は国連安保理北朝鮮制裁委員会から,資産凍結・入港禁止の対象に指定された船舶である。
1月11日,第38次海賊対処行動航空隊のP-3C哨戒機2機が那覇航空基地を出発した。なお,この航空部隊から中東海域における日本関係船舶の安全確保のための情報収集任務に従事する予定である。 また1月24日,第37次海賊対処行動航空隊のP-3C哨戒機2機が八戸基地に帰投の予定。
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