海上自衛隊は中東への情報収集活動のための部隊派遣に伴い,1月30日,横須賀に停泊中の護衛艦“たかなみ”で図上演習を実施した。主要参加部隊は自衛艦隊,護衛艦隊,第2護衛隊群,第6護衛隊,“たかなみ”で,主要訓練項目は,各級指揮官の情勢判断,部隊運用・情報伝達の要領など。
2月4日,練習艦“しまゆき”“せとゆき”から成る外洋練習航海部隊が江田内を出港した。同部隊には第53期一般幹部候補生課程(部内過程)卒業者を含む約420名が乗艦しており,訪問国(寄港地)はアメリカ(グアム)で,3月16日に帰投の予定。なお当初寄港予定であったマーシャル諸島(マジュロおよびクェゼリン),ミクロネシア(パリキール)は,キャンセルとなった。
海上自衛隊は日米豪共同訓練(コープ・ノース20)に参加のため,US-2救難飛行艇1機をグアム方面に派遣している。期間は1月31日~3月6日の予定で,場所はグアム島アンダーセン空軍基地および周辺海空域。訓練項目は捜索救難訓練で,本訓練には航空自衛隊も参加の予定。
2月1~10日,海上自衛隊は伊勢湾で,令和元年度(2019年度)機雷戦訓練(伊勢湾)および掃海特別訓練を実施した。訓練目的は機雷戦能力の維持および向上,米海軍とのさらなる連携強化である。参加部隊は海上自衛隊が艦艇20隻(掃海母艦1隻,掃海艦艇16隻,掃海管制艇2隻,輸送艦1隻),航空機2機(MCH-101掃海・輸送ヘリコプター)。米海軍が水中処分員約10名。主要訓練項目は訓練機雷を使用しての機雷敷設訓練,掃海および潜水訓練で,陸上自衛隊の水陸両用車3両による測定支援も行なわれた。
1月22~27日,米海軍の潜水艦母艦エモリーS.ランドEmory S. Land AS-39が呉を訪問した。これに対し海上自衛隊は第1潜水隊群をホスト部隊の任に充てて,入港中の各種支援に当たるとともに,交歓行事等を行なった。
1月21日,第2航空群第2航空隊所属のP-3C哨戒機2機が,スリランカ西方海空域で,スリランカ海軍所属のミサイル艇スラニミラSuranimila,高速警備艇FAC-21と共同訓練を実施した。訓練目的は戦術技量の向上およびスリランカ海軍との相互理解の深化で,主な訓練項目は捜索救難訓練。
海上自衛隊は米海軍が主催する固定翼哨戒機多国間共同訓練(シードラゴン2020)に参加のため,P-3C哨戒機1機をグアム方面に派遣した。目的は戦術技量の向上と参加国海軍との連携強化および相互理解の促進,訓練期間は1月20~31日,訓練海空域はグアム島周辺,訓練項目は対潜戦訓練。
中国から世界中に感染拡大中の新型コロナウイルスへの対応として,2月6日,自衛隊は防衛省がチャーターしている民間フェリー“はくおう”(17,345 総トン)を,支援のため横須賀から横浜に回航した。さらに複数の感染者が確認された,横浜港に停泊中のクルーズ客船ダイヤモンド・プリンセスDiamond Princessに,医療支援のため医官等を派遣した。
2月2日,中東海域における日本関係船舶の安全確保のため,第2護衛隊群第6護衛隊の護衛艦“たかなみ”が,横須賀を出港した。今後,同艦は2月下旬から,すでに同任務でジブチに派遣されているP-3C哨戒機2機(ソマリア沖海賊対処行動航空部隊と兼任)とともに,オマーン湾やアラビア海北部等(ホルムズ海峡は含まれない)で,情報収集活動等に従事する。これらが収集した情報は日本関係船舶の運営会社等に提供され,「センチネル」作戦に従事するアメリカを中心とする有志連合の艦艇にも共有される。
米国防省は2月4日,オハイオOhio級戦略原潜のSLBMに,爆発力を抑えた小型 核を搭載,これを実戦配備したと発表した。小型核は敵国の軍事施設などに対 象を絞って限定攻撃する能力に優れ,従来型の核兵器より使用のハードルが低 いとされる。
マーティン・ルーサー・キング牧師記念日に当たる1月20日,フォードFord 級空母の4番艦(CVN-81)をドリス・ミラー(Doris Miller)と命名すると, トーマスB.モドレイ米海軍長官代行が発表した。アフリカ系アメリカ人が空母 の艦名になるのも,水兵が空母の艦名になるのも,今回が初めてのこと。
米海軍水上艦部隊の司令官,リチャード・ブラウン中将が,沿海域戦闘艦 (LCS)にレーザー兵器を搭載する考えを明らかにした。対象はフリーダム Freedom級5番艦のリトルロックLittle Rock LCS-9になる模様。
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